彼は決して諦めない
じわりと血が広がっていき、充嗣の視界が黒く染められていった。
フローリングはやけに暖かい、充嗣は自身の血に抱かれながら生気を失っていく。死というのは存外穏やかで、それ程恐ろしいものでもない事を、充嗣は初めて知った。
死ぬと分かった瞬間、充嗣の頭の中を占めたのはBANKERの事だった。トリは逃げられただろうか、アジンは無事だろうか、チトゥイリは怒るだろうか、マルドゥックは悲しむだろうか。
それに、今回はヴィクトリアに依頼内容を話さないで来てしまった、突然帰って来なくなったら心配させてしまう。
なんて、充嗣は自身の死後の世界に想いを馳せた。我ながら何と未練がましいと分かっているが、止められなかった。彼ら彼女らは、こんな自分に有り余る幸せをくれた人たちだから。
充嗣が半ば失った意識の中で仲間の事を想っていると、耳元からノイズ混じりの声が聞こえて来た。それは剥がれたプラスチックの中から聞こえてくる、充嗣は超えに聞き覚えがあった。
《ド――すま―な――絶――行―必ず―助―――充――死―な―わた――ッ!》
マルドゥックの声だった、壊れた筈の無線機から彼の懸命な声が聞こえてくる。故障の為かノイズが酷い、しかしノイズ越しにでも分かる、こんなに焦燥したマルドゥックの声は初めて聞いた、心の底から焦っている、どうすれば良いのか分からない、そんな声だった。
彼は怒鳴る事はあっても、本当の意味でBANKERクルーに焦燥を見せた事など一度も無かった。そんな彼の焦燥、何を言っているのかハッキリ聞き取ることは出来ないが、付き合いの長い充嗣は彼の焦燥を感覚で理解していた。
――そうだ、また終わっていない
まだ俺は死んでない。
マルドゥックの声が充嗣に最後の一仕事、その気力を与える。
充嗣はこのまま死を受け入れるつもりだった、けれど彼の声を聞いて最後の力を振り絞る。自分がここで死んで、BANKERが生き残るのであればそれで良い。そして可能ならば、後顧の憂いを断つ、BANKERの為に、マルドゥックの為に――
既に何の感覚も無い体に鞭打って、仰向けになっていた体を腹這いにする。そしてライフルを掴んだまま、片手だけを動かした。上から叩きつけるようにフローリングに手をつける、ペチャリと血が跳ね頬を汚した。そして力を籠め、少しだけ体を前に動かす。
視線の先にはBANKERがバンク・オブ・アメリカ突入時に使用したバン、充嗣はその場所目指して懸命に足掻きを続けた。震える腕を伸ばし、フローリングを掴み、体を引き寄せる。血塗れの手が白いフローリングを汚し、少しずつ体は前進する。
その背を目掛けてハウンド・ドッグの群れが突撃を敢行した、瀕死の充嗣を仕留め、BANKERに一矢報いるのだと殺気立っている。人が波のように押し寄せ、バンク・オブ・アメリカの階段を駆け上がる。そしてその入口へと先頭の隊員が踏み入った瞬間、その側頭部が弾け飛んだ。戦闘ヘルメットを貫通し、頭部を撃ち抜いた弾丸は徹甲弾【Armor-piercing】。フロアの隅に設置されたソレの銃口が火を噴く、ギンッ! と甲高い音がフロアに響いた。
アジンが開発を依頼し、充嗣に託した設置型自動攻撃銃。ソレが最後の最後に、充嗣の時間を稼いだ。まさか銃撃を受けるとは思っていなかったハウンド・ドッグは、先頭の数人が瞬く間に射殺されたのを見て足を止める。機械の正確無比な射撃は脅威だ、それに人間の反射神経とは比較にならない。対象の頭が見えた瞬間、凄まじい反応を見せ弾丸を吐き出す。
隊員はバンク・オブ・アメリカの入り口で足を止めた、目と鼻の先には瀕死の怨敵、目の前に餌をぶら下げられている様な状態。しかし目の前にはたった今屍と成り果てた仲間の姿。
死に体の充嗣を見て、堪え切れず勇み飛び出した隊員が一人、しかし踏み込んだ瞬間発砲音が鳴る。設置型自動攻撃銃から発射された徹甲弾は、隊員の顎辺りに着弾し、そのまま顔面を半分捥ぎ取った。顔を半回転させながら地面に崩れ落ちた隊員を目にして、後続の表情が強張る。充嗣はそれを尻目に、ただ前へ前へと進んでいた。
設置型自動攻撃銃というのは便利だ、機械だから疲労も無いし狙いも正確、見えない場所に設置しておけば射手が人かどうかも分からない。BANKERが設置型自動攻撃銃を使用したのは今日が初めてだ、或はフロアの隅にBANKERが隠れているのかもしれない、なんて考える可能性だってある。
迷いは時間を生む、ハウンド・ドッグは暫くの間その場から動く事が出来なかった。フロアの物陰から、踏み入った瞬間に飛んでくる弾丸。そう言えばBANKERの四番、チトゥイリの姿をまだ見ていない。もしかしたら、すぐそこに潜んでいるのではないか? 疑惑はハウンド・ドッグの足を鈍らせる。
しかし、彼らとて指を咥えてただ充嗣を眺めるだけではない。先頭の数人が互いに頷き、ベストポーチの中から破片手榴弾を取り出した。これを投げ込み、炙り出そうと考えたのだ。三人の隊員が同時に動き出し、安全ピンを弾く。そして三人が一斉にフロアに踏み込み、投擲を行った。
内、二人は瞬く間に頭部を撃ち抜かれ、手にあった手榴弾はほんの一メートルか二メートル先に転がった。最後の一人が難を逃れ、大きく振りかぶった状態から破片手榴弾を投擲、そして程なく射殺される。三つの破片手榴弾は一つだけが効果範囲に入り、撃針が信管を叩く。そして起爆、先頭の集団が揃って姿勢を低くし飛来する破片をやり過ごす。
爆発は設置型自動攻撃銃の防御盾――薄く引き伸ばした均質圧延鋼装甲を強かに叩いた。
貫通までには至らなかったものの、最後に投擲された破片手榴弾はフロアの端まで届き起爆、防御盾に覆われていない部分に飛来した破片は防ぎようがない。結果、側面三ヵ所に破片が突き刺さった。
後は無言の制圧開始、ハウンド・ドッグの群れが入口に雪崩れ込み、一斉に設置型自動攻撃銃目掛けて銃口を突きつけた。目の前にあったのは無人殺戮装置、チトゥイリというBANKERを想定していた隊員は僅かに反応が遅れる。人の被弾面積と設置型自動攻撃銃の被弾面積では雲泥の差だ。
狙いをつけてトリガーを引き絞るまでに三発、右端から飛び出した隊員の頭に弾丸が突き刺さった。
充嗣はその光景に脇目もふらず、いや、正確に言うのであれば振る事も出来ず、ただバンを目指して足掻く。もう視界は色を失い、自身以外の事を考える余裕が無かった。背後で鳴る爆発音も、銃声も、今の充嗣には届かない。ただ前へ、最後の仕事を果たす為に。
そうして充嗣は辿り着き、バンの近くに放ってあった青いバッグに手を掛ける。血に塗れた手が青色を掴み、ジワリと青が赤黒く変色した。バンは目と鼻の先、充嗣の胸中に一抹の安堵が齎された。
片腕でバッグを引き寄せ、そのままチャックを開く。中をそっと覗き見て、目的のものに手を伸ばし――バッグが横合いから奪われた。その手は目的のものを手にする事無く、無情にも落ちる。
「往生際が悪い」
声を辿って目線を上げれば、やはり。
バルバトス、どこまでも邪魔をする男だ。充嗣は這いつくばったまま英雄を見上げた、彼は充嗣のすぐ横に立ち、バッグを取り上げ仏頂面を晒している。その表情は何とも表現しがたい苦みに満ちていた。
バルバトスは充嗣に敬意を払っていた。
敵味方以前に一人の兵士として、そのスキルを認めていた。ましてや、充嗣はたった一人でバルバトスに挑み一時的にとは言え凌駕した男だ。そんな男に対し、どうして敬意を払わずにいられよう、ハウンド・ドッグの総力を挙げてもBANKER全員を仕留めるには至らなかった。それも全て、この男がたった一人で押し留めたからだ。
或いは同じ陣営として立っていれば、酒を飲み交わすような仲になっていたかもしれない、背中を預ける戦友になっていたかもしれない。この男の能力をもっと別の形で生かせていれば――バルバトスは本気でそう思っていた。
もう殆ど見えなくなった視界の中で、充嗣はバルバトスへと手を伸ばした。しかし、余りにも血を流しすぎた、今の充嗣は何故生きているかも不思議な程に傷付いていたのだ。その手はバルバトスに触れる直前、力尽きたかのようにフローリングに落ちた。
そして充嗣自身の瞳から、そっと光が消えていく。
最後の足掻きが潰え、一人の豪傑が死に至る瞬間だった。
あぁ、やばいな、と。
まるで充嗣は他人事の様に思う。
そして最後に走馬灯を見るより早く、視界が遂に塗りつぶされた。
バルバトスは横たわる充嗣を見つめ、静かに手に持ったTEKの銃口を頭部に向ける。そして引き金に指を掛け、そっと口にした。
「これは唯の感傷だが――君とは、もっと別の形で出会いたかったよ」
英雄の心からの言葉。
その言葉は終ぞ充嗣に届く事はなく。
――乾いた銃声が、フロアに鳴り響いた。
充嗣は死を覚悟していた、自分はこの場で死に至るのだと確信していた。
しかし同時に、今では無いと思った。
マルドゥックの声を聞き、自身の最期の役割を理解する。その役割を果たせずに息絶えるなどと、充嗣にとってはあり得ない。自分の死は、最後の瞬間、その時に至るまでBANKERの為になくてはならない。
故に、静かに『その時』を待つ。充嗣は朦朧とする意識の中で、最後の機会が必ず来ることを知っていた。ゲーム世界でもあり、現実世界でもある、このフィールドで。
充嗣の意識が闇に堕ち、体が死に至る直前。即ちそれは、充嗣のHPが『0』を指した瞬間。
その時、充嗣が持つ唯一の【蘇生スキル】――否、悪足掻きスキルが発動した。
プレイヤーのHPが【0】になり、戦闘不能判定を受けてから十秒か、二十秒か、はたまた三十秒か、ゲームのスキル内容が折れ曲がった世界で、充嗣は最も強い時間を手に入れる。
充嗣の意識が急激に引き戻され、落ち掛けた瞼が一気に開いた。世界は色を取り戻し、先程まで泥沼に沈んでいた思考が冴える。目の前に突き付けられた黒、それはバルバトスの持つTEK。
バルバトスの指がトリガーを引き、シアーが外れるとハンマーを中心として回転運動を行う。回転運動を始めたハンマーは撃針に衝突し、撃針は勢いよく飛び出してカートリッジのプライマーを叩く。そんな射撃への一過程一過程が充嗣にはハッキリ分かった、バルバトスの引き金を引き絞る指がやけに緩やかだったから。
いや、充嗣は気付く。バルバトスの動きが遅いのではない、自分の思考が異常に速いのだと、やけに冴えているのだと。それが過剰分泌される脳内麻薬によるものなのか、或はスキルの恩恵なのかは分からない。
しかし充嗣はその原因を探ろうとは思わなかった、事実をあるがまま受け止め、自身の行動だけに注力した。
充嗣は極限の集中状態の中、バルバトスが射撃を完了する前に動き出した。
突き付けたTEKから放たれた弾丸、目の前で瞬くマズルフラッシュ、それは充嗣が飛び起きる事でフローリングに突き刺さった。金属音と何かが削れる音、そしてバルバトスの驚愕が折り重なる。あの死に体、もはや生気を感じられない瞳、酷い出血に無数の弾痕が残る体、それでこれ以上動くなどと考えられなかった。
飛び起きた充嗣の全身から血が噴き出し、視界がグラリと揺れる。
――これが正真正銘、最後の足掻きだ。
充嗣は独りでに呟き、バルバトスへと掴み掛った。
それは普段の充嗣と比べれば余りにも緩慢な動作だったが、死人としてはあり得ない速さだった。先程まで虫の息で、光を灯さない瞳に穴だらけの体、そんな奴が突然飛び掛かってくるなど誰が想像出来よう?
バルバトスも突然の攻勢に反応する事が出来ず、真正面から充嗣に組み付かれる事となった。しかし、根本的な腕力も、重量も、体力も、全てバルバトスが上回っている。今この瞬間仮に充嗣が奇襲に成功したとしても、バルバトスが充嗣に競り負ける事は無い。バルバトスもそんな事は既に理解しており、頭の冷静な部分が慌てるなと叫んでいた、このまま組み合えば自分が勝つと。
だがそれは肉体的な勝負の話。
充嗣はバルバトスに飛びつきながら、その首元に腕を回し、思い切り掴んだソレを顎先に向けた。充嗣の手に持ったソレは地面を這いずりながらも決して手放さなかった一挺のライフル。弾倉は無く、バルバトスに撃ち飛ばされたまま地面の上だ。
けれどゼロではない。
薬室に一発、たった一発だけ残っている。
人を殺すのに、弾丸は二発も必要ない。
「―――!」
バルバトスは最早言葉も出なかった。自分に突き付けられた銃口に、濃密な死の気配を感じたのだ。間に合うか、間に合わないか、そんな刹那にも満たない判断。充嗣の指が引き金に掛かり、バルバトスは全力で顔を逸らした。
バキンッ! と耳元で強烈な金属音。
弾丸が発射され、宙に赤い華が咲いた。
弾丸は、バルバトスの右耳を千切り飛ばした。
全力で顔を逸らした結果、顎先を捉えていた弾丸はバルバトスの右耳を根元から削ぐ程度に収まり、九死に一生を得る。最後の弾丸を撃ち果たした相手に、バルバトスは全力で充嗣を蹴り飛ばした。
腹の辺りに炸裂した前蹴りは、充嗣の体を簡単に吹き飛ばす。体をくの字に折り曲げながら吹き飛んだ充嗣はそのままバン側面に衝突し、ズルズルと座り込んだ。
バルバトスは荒い息を吐き出しながら、耳の根元から流れ出す血を手で抑える。
「ハァ、ハッ」
蹴られた衝撃で充嗣の手から離れたライフルが地面に音を立てて転がる。それを目にしながら、バルバトスは何て奴だと内心で吐き捨てた。死に体だなんてとんでもない、コイツは――
そこでふと、バルバトスは手に違和感を覚える。目線を落とせば、持っていた筈の青いバッグがなくなっていた。いつの間に、そう思考するや否や充嗣の手に視線が流れる。
バッグは彼の手の中にあった。
その中に手を突っ込んだ後、ゆっくりと視線がバルバトスと交差する。
「……今更、どんな銃や刃物を出そうが、もうどうにもならん」
バルバトスは血を拭いながら、淡々とそう口にした。
しかし、充嗣が抜き出した手に握られていたのは銃でも、ましてや刃物でもない。手に握って持てる程度の小さな何か、それは細長く乳白色のセラミック系の樹脂で覆われていた。
丁度握った時、親指の辺りに比較的大きめのボタン、そして中指の辺りに小さなトリガーが見えた。充嗣はそれを三度引き絞り、ボタンに親指をつける。
そのままバルバトスに視線を向けると、充嗣の口元が歪な笑みを浮かべた。
ゾクリと、バルバトスは嫌な予感を覚える。充嗣の不可解な行動がバルバトスの警鐘を鳴らし始めた。
すると充嗣はバルバトスから視線を離さずに、座り込んだままバッグを逆さに持って中身を地面にぶちまけ始めた。口の開いたバッグはその中身をボトボトと地面に落とし、あっと言う間に空になる。
「何を――」
バルバトスは言葉を途中で止め、地面の上に転がったそれらを見る。その視界に映ったモノに、言葉を失くした。
地面に転がる大量のコンポジションC4――プラスチック爆薬。
先端に取り付けられたランプが赤く輝き、全C4が爆破待機状態である事が分かる。それが少なく見積もってニ十個以上、バルバトスは何かを口にしようとして、バンの後部扉に張り付けられたC4を見つけた。
まさか、この男は最初からそのつもりで――?
充嗣は笑みを深くしたまま、手の甲でバンを叩いた。その音は大きくフロアに響く。
これの意味するところは、爆薬はまだ中に積んである。その量はバンク・オブ・アメリカの一階部分を吹き飛ばす程度、簡単に出来る量だ。
積み込まれている爆薬はHNIW――トリニトロトルエンに換算したRE係数は2.04、単純な威力はトリニトロトルエン換算で190%、それがボックス丸々一つ分。
そこらに居るハウンド・ドッグを全滅させて余りある威力。
充嗣はワザとらしく腕を突き出し、親指を押し込む。
足元に転がったプラスチック爆弾が赤いランプを点滅させ、充嗣の口から吐息が漏れた。
バルバトスは咄嗟の判断でTEKを構え、その爆破装置目掛けて引き金を引き絞る。しかし充嗣は直感的に理解する、弾丸が自分の指を吹き飛ばすより早く、自分は起爆を終えるだろう、と。
充嗣は迫りくる死を前に、自分の死後を想った。
こんな現実とゲームが混じり合った世界で死んでしまったらどうなるのだろうとか、BANKERに欠員が出てしまうなとか、ミルは怒るだろうかとか、ロールには悪い事をしてしまったとか、マルドゥックには謝罪したかったとか、ヴィクトリアに寂しい思いをさせてしまうとか、レインは泣いてくれるだろうとか――本当は生きて、もっとBANKERとの未来を歩んでいきたかった、とか。
考え始めると止まらなかった。
けれどもう、それは叶わない夢。
泡と消えた未来。
――だとしても、充嗣に悲壮感は無かった。
彼らの、彼女らの、役に立てるという歓喜だけが残った。
BANKERはこれからも生き続ける。
例え、そこに充嗣は居なくても。
――じゃあな、巳継
充嗣は最後に自分に別れを告げた。この世界の全てを見せてくれた、BANKERと引き合わせてくれた最高の男に。こんな自分の我儘に付き合ってくれた体に。
彼を通し、世界を見て、世界を感じ、世界と共に笑った、十分すぎる、素晴らしい体験だった。
こんなちっぽけな自分には上等すぎる、何と甘美で、綺麗で、暖かい世界か。
――こんな素晴らしい世界を、ありがとう
感謝の言葉など、幾千、幾万積み重ねようとも足りない。
巳継に、ミルに、マルドゥックに、ロールに、レインに、ヴィクトリアに。
充嗣は感謝を捧げた。
そして最後に、命を捧げよう。
マズルフラッシュが視界に瞬く、そして弾丸が自分を貫くよりも早く。
カチリ、と。
全てが終わる音がした。
今回は二話分+αの一挙投稿だったので、明日はお休みを頂ます。
いつも感想、評価をありがとうございます(`・ω・´)
そろそろ終わりが近付いてきましたが、少しでも皆様の楽しめる小説が書けたなら幸いです。




