第32話:VS空からの刺客
聡史達は支度を整えると、すみやかに町をあとにした。
そしてその後ろ姿を、樹の上から眺めていたクオラ。
クオラ「あの時私の通信機を登録した時には、すでに決めてたのかしらね・・・私より年下なのに、その心は強いんだから・・・引き入れる順番間違えたわね・・・でも諦めないわよ・・・聡史君」
一度引き下がることを決めたクオラ。
美那「あっ!」
と、いきなり声をあげる美那。
聡史「早乙女さん?」
美那「樹のエンブレム!!」
その事を主張する美那。
ヘスカ「あの時に得た情報か・・・」
紗江「でも仲間を探すのは・・・」
美那「だって・・・ボクだけ何の力にもなれないのは悔しいもん」
そう告げる美那。
聡史「ヘスカさん・・・」
ヘスカ「その情報が正しいかどうかわからないが、戦力のアップはしといた方がいいだろう・・・海岸だったか・・・海岸だったか・・・少し探してみるのも良いな」
ヘスカも了承した所で、行く道を変更し町の近くにある海岸へと向かった。
しかし、そんな様子を上空から観察する者達がいた。
フォルク「あれが獲物か」
セルフ「そのようですね・・・」
フォルク「すぐさま片付けに向かうぞ」
と、フォルクは自分達を乗せている魔物に指示を出し移動させるのだった。
ヘスカ「とはいえ、詳細な場所まではわからないからな・・・私達のエンブレムが反応してくれればわかりやすいのだが」
そう告げるヘスカ。
美那「ボクは見つけるまで頑張るよ」
かなり意気込んでいる様子の美那。
紗江「ねぇ、何か近付いてきてない?」
ヘスカ「!?」
と、素早く聡史達の前に降り立った魔物達。
聡史「また・・・」
そして聡史は、またその中に人間がいたのを気付いてしまった。
セルフ「フォルク、ここは私に任せてもらいたいが・・・とどめは君に譲るから」
そう言ってきたセルフ。
フォルク「少々楽しみが減るが・・・まぁ、お前の力ならあっという間にかたがつくだろうからな」
と、フォルクの了承を得て魔物から降りるセルフ。
セルフ「私はセルフ・・・訳あって君達と戦う運命となりました」
そう告げたセルフ。
ヘスカ「二人は後方から支援。美那を守りながら戦え・・・こいつからは何か強いものを感じる、気を抜くな」
セルフ「勘が鋭いですね・・・では行かせていただきますよ」
と、セルフの右手の甲が淡い光を放ち紋様が浮かび上がってきたのだった。




