表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/33

第24話:陸帝部隊と予定外の対峙

聡史「えっ・・・」


それを見た第一声がこれである。


紗江・美那「・・・」


紗江と美那は唖然となっていた。


その中でヘスカだけが状況を見極め動き出していた。


ヘスカ「隠れろっ」


小声で三人にそう告げると、三人を物陰に引っ張り込んだ。


聡史(ヘスカさん・・・)


モノトーン「奴等を見つけたら容赦せず始末だ。手土産としてガイラス様に生け捕りで献上するのもいいが・・・」


美那「あそこ・・・」


思わず出ていこうとしたのを止める紗江。


紗江「ダメだよ、今は・・・」


美那「だってあの大きな魔物がいる近く・・・私達を泊めてくれたおじさんとおばさんの家・・・それに近くには大切な畑が・・・」


聡史「ヘスカさん、何とか出来ませんか?」


ヘスカ「完全に相手戦力がわからなければ・・・それに街の人達が人質にされていては手も出せなくなる」


辛そうな表情を見せながら話すヘスカ。


聡史「誰かが引き付けている間なら・・・」


そう言ったものの、聡史自身ロクラスの件がありそれ以上は何も言わなかった。


ヘスカ「そう言うことなら策がある。奴等がガイラスの部下ならば・・・」


紗江「でも、あいつがアストみたいに強かったら・・・」


不安を隠しきれない紗江。


ヘスカ「心配するな。まともに戦うわけじゃない。聡史、ここを頼んだぞ」


そう告げると物陰から出ていったヘスカ。


モノトーン「ぬっ、お前は!」


ヘスカ「陸帝の部隊がわざわざこの街に何用だ?」


モノトーン「ガイラス様にたてつく奴等を始末するために来た。他の奴等は何処だ!」


モノトーンの言葉にヘスカは


ヘスカ「すでにこの街から逃がしたよ。お前達が堂々と居座っているおかげですぐに手を打てたよ」


モノトーン「ぐっ・・・」


ヘスカ「それにな・・・」


そう言いながら剣を抜いていったヘスカ。


ヘスカ「あのガイラス程度の部下は私一人で十分だ」


モノトーン「なっ、何だと!たかが弱き人間が!」


と、前に出てきたモノトーン。


ヘスカの挑発にのり、戦闘を開始したモノトーン。


紗江「敵のボスが引き付けられてるなら・・・」


聡史「裏から回って、他の魔物を倒せば・・・いけるはず」


そう考える聡史。


紗江「美那ちゃんは離れないようについてきてね」


美那「了解です!」


そんな訳で、聡史達はヘスカ達が戦っている裏で行動を開始するのであった。


モノトーンの力ある攻撃に対し、真っ向勝負はしないやり方で戦っているヘスカ。


その間に聡史達は、回りの敵を倒し状況の改善をはかるために動いていた。


聡史「早乙女さんを泊めてくれた人達もすぐに助けたいんだけど・・・」


美那「心配だけど大丈夫だよ。あのお兄ちゃんが一緒なら・・・」


紗江「じゃあ、少しだけやった作戦会議の通りに・・・」


聡史「紗江、無茶しないでね」


紗江「それは聡史もでしょ・・・じゃあ・・・」


紗江の合図と共に最初の家の中に飛び込む聡史と紗江。


遅れてゆっくりと中の様子を伺う美那。


魔物「ぐはっ・・・」


紗江と聡史のコンビネーションで中にいた魔物の撃退に成功した。


美那「みんな大丈夫だよ。ボクの仲間が来てくれたから」


家の中で捕まっていたこの家の住人にそう言う美那。


「美那ちゃん・・・ありがとう」


聡史「素早い水の力だね」


紗江「聡史だって正確な一撃ナイスだよ」


お互いに誉め合う二人。


美那「凄いな・・・ボクはまだ何も出来ないのに」


二人を見て羨ましがる美那。


紗江「それじゃ次に行くよっ」


テンションを上げていく紗江。


だがしかし、紗江達の勢いはある接触により止められてしまった。


聡史「な・・・んで・・・」


紗江「ちょっとどういうつもりよ」


聡史達が次に飛び込んだ家にいたのは、魔物ではなく人間だった。


ガッツ「俺はガッツ。ガイラスから話は聞いてるぜ」


聡史「何で人間が陸帝の味方を・・・」


ガッツ「生き延びる為さ。あんた達だって正直な所、勝てると思ってる訳じゃないだろ?話じゃ他の敵勢力もいるしな」


ガッツにそう言われて、アストとの戦いを思い出す聡史と紗江。


ガッツ「今からでもガイラスに味方すりゃ命は助かるんだ。それに重要な姫って奴もガイラスは手にした。この世界で勝つのはガイラスだ。だから俺は手を貸してるって訳さ」


紗江「信じられない!魔物達がどんな事してるかわかるでしょ。なのに・・・」


ガッツ「大事なのは自分の命だろ。それ以外に何がある」


紗江「・・・っ」


悔しそうな表情を見せる紗江。


聡史「確かにそうかもしれない。けど僕は助けたい。自分が諦めない限り、助け続けたい・・・」


ガッツ「まぁ、簡単に自分の意思が折れるようならここまで来てないな」


と、ガッツは窓から何かを投げ上げた。


次の瞬間それは眩い光を放ったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ