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第10話:時、繋がる、両世界

新たな手がかりを元に、旅を再開する聡史とヘスカ。


そんな中、リアル世界は・・・。


篠山麻理ことマリーが、難しい表情をしながら何かをやっていた。


マリー「これはまずいかもね・・・」


とそんな所に、消えた子供達の家族と接触していた直哉達が本部に戻ってきた。


真由美「あれ?」


いつも以上に険しい顔のマリーを見て、真由美は不思議に思っていた。


直哉「なんだ、研究が上手くいってないのか?」


ストレートに尋ねる直哉。


マリー「逆よ。私は天才級なんだから・・・ただ・・・」


直哉・宇美・真由美「?」


マリー「研究して出来る限りのデータと異世界の力も集めて・・・軽い実験もやったわ」


良さそうな報告をしているマリーだが、曇った顔のままだった。


真由美「その実験って・・・」


マリー「こっちとあっちの時間軸を同じにする・・・」


宇美「話には聞いていたけど、可能なの?向こうの世界の人がやるなら可能そうだけど」


マリー「協力者がいたからな・・・だが、いくら私でも本番を起動させるのを躊躇う事情があるのよ」


そう説明するマリー。


直哉「協力者の件はまぁ検討つくが・・・確かにそんな派手な事をノーリスクでやれるはずないだろうからな」


そう考える直哉。


マリー「こっちには影響はないわ。つまり・・・あの子達のいる世界で何が起こるか・・・」


真由美「でも、やらなくちゃいけないんですよね・・・」


マリー「戻ってきたときにあの子達が大人になった姿をみたくないならな」


と、マリーはモニターをじっと眺めていた。


すでに全てのプログラムはセットされており、エンターキーを押せば起動できる状態になっていた。


真由美「先輩・・・」


宇美「やるなら早くやらないといけないけど・・・」


と言いながら宇美もキーを押せはしなかった。


真由美「なら!私がやります!」


決断し言い放った真由美。


マリー「・・・覚悟はあるのか・・・と、プログラムした私が言える立場じゃないが」


真由美「大丈夫・・・じゃないかもしれないけど・・・これが私に出来る最初のことです」


そして、迷うことなくエンターキーを押した真由美。


直哉「どうなるんだ?」


マリー「まだ残っていた時空移動の綻びにエネルギーを放つ。あとは・・・結果待ちだがな」


そう告げたマリー。


リアル世界で大きな動きがあり、ネメシス世界はと言うと・・・。


リアル世界での一件直後。


青空だったネメシス世界の空が、黒く染まり始めた。


聡史「ヘスカさん!?」


ヘスカ「何だ、何が起きている」


この事態に警戒するヘスカ。


そして、天に現れた光の塊。


それは破裂すると、全方位に光を解き放った。


すると空は黒色から、オレンジ色へと変化し落ち着いていった。


ヘスカ「ガイラス達が何か仕掛けてきたのか・・・それとも・・・」


聡史「これって・・・夕焼け・・・さっきまで朝だったのに・・・」


ヘスカ「朝からいきなり夕方になったと言うことか?そんな話・・・」


まだ信じられない顔をしているヘスカ。


聡史「こっちの世界じゃこの一ヶ月少々・・・夕焼けは一度もなかった。でもこれは、僕達の世界のと同じだよ」


そう語る聡史。


ヘスカ「しかし、異世界への干渉を出来るのは姫巫女様ぐらいのはず・・・だが、この世界で何かをすればノイトスのように鋭い奴は感じ取れる」


聡史「まだわからないけど・・・きっとこれは良い方向に進んでいるんだと思います。だから僕達も、負けずに進んでいきましょう」


笑顔を見せながらそう語る聡史。


ヘスカ「不安がったり、強くなったり・・・やはり同じ世界の人間だからなのだろうな・・・姉が言っていた彼と同じだ」


聡史「・・・元の世界に戻ったら・・・その人に会ってみたいです。きっとヘスカさんの事だって覚えているはずですよ」


ヘスカ「だといいがな・・・」


そして、まだこの世界に何が起きたのか知らない二人。


しかし、目的に向かうその足は止まることなく進んでいくのであった。

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