第5体験目 工場見学に行ってみよう
いつも現ナマの体験にお付き合いいただき、ありがとうございます。
現ナマの体験も、今回で5回目になるのですが、実は現ナマは今までの体験を通して、思う所があるのです。
それは第2回目の体験。コンビニ体験でのことです。
現ナマはコンビニでホットスナックを買った時に、過去の記憶が蘇りました。
完全に忘れていた幼い頃の思い出です。
過去を振り返らない現ナマですので、過ぎ去ったことは気にしません。記憶中枢が仕事をしていないので、すっかり忘れていたのですが、コンビニ体験により、小学生時代(もしかしたら中学生だったかも?)の社会科見学のことを思い出したのです。
悔しい思い出でした。
なぜ忘れていたのでしょう。どうしようもない悔しさのため、心に蓋をして封印していたのでしょう。その思いが再燃してしまったのです。
社会科見学で経験した歯痒い思いを、思い出してしまったのです。
あの時の社会科見学では、コースが幾つかに分かれており、コース内容を確認して、自分で好きなコースを選ぶことができました。
皆様は薄々分かっているとは思いますが、現ナマは卑しい少女でした。食いしん坊さんなのです。そのためコースの中にパン工場のあるコースを迷うことなく選びました。
他のコースには目もくれませんでした。
もちろんお土産にパンを貰えるのを期待してのことです。パンを貰うこと以外、何も考えてはいませんでした。
希望はすんなりと通り、念願のパン工場の社会科見学を体験することができました。
見学終了時には、一人一個ずつパンを貰うことができたのです。
貰ったパンのことは、しっかりと憶えております。銀チョコパンでした。ウマウマでした。
ただ、見学させていただいた工場内のことは、一欠けらたりとも憶えてはいませんし、パン工場以外にも立ち寄ったはずなのですが、まるで記憶にはありません。
帰りに寄ったサービスエリアでホットスナックを買って食べたことは憶えております。とても美味しかったです。
次の日、自分達の体験を皆で報告し合ったのですが、色々なコースがありましたから、自分の選んだコースが一番良かったと皆思っていました。マウントの取り合いです。
現ナマもパンを貰ったことを声高らかに言いましたとも。
男子に人気のあったコンピュータ制御の会社では、ゴツイ正方形の鉄の塊をお土産に貰って、男子がテンション高く喜んでいましたが、現ナマの心にはヒットしませんでした。貯金箱なのか何なのか知りませんが、食べることも出来ないのに、何がいいのか分かりません。訪問先名を多分聞きましたが、耳を通り抜けるどころか、耳に入ることすらなかったです。
そして衝撃が走りました。マヨネーズ工場に行った子達です。
どうやら工場長様(?)が、我が校の卒業生とのことで、見学の生徒達を、とても歓迎してくれたらしいのです。
そして、大量のお土産を持たせてくれていました。
でっかいマヨネーズに新作のお試しマヨネーズ。マスコットのお人形etc.etc.
なんてうらやましい。
でっかいマヨネーズですよ。スーパーで売っている普通サイズのやつです。
パンが欲しくてパン工場見学を自ら希望した現ナマですが、マヨネーズ工場に行った子達が、うらやましくて、うらやましくて。妬んでしまったのです。
現ナマもマヨネーズが欲しかった。あの隠すところなく全身肌色のマスコットちゃんが欲しかった。
いくら悔やんでも、もう社会科見学は終わってしまっているのです。
『それ行け、現ナマちゃん!!』の体験を通して、そんな幼い頃のいじましい現ナマの本性がまたも顔を出してしまいました。
マヨネーズが欲しい。
そう、現ナマはマヨネーズの工場に行きたい。そしてマヨネーズを貰いたい!
何で貰うことを当たり前みたいに思い込んでいるのか、あさましさ全開ですが、どうしてもマヨネーズ工場に行きたい。行きたいという思いが強く湧き上がってくるのです。
買えばいいとの突っ込みは、現ナマの耳にも心にも届きません。
第5回の『それ行け、現ナマちゃん!!』です。体験しようではないですか。
早速ググります。
学生ではない大人です。工場見学を受け入れてくれるのか……。
なんと、マヨネーズ工場は門戸を開いてくれていたのです!
それも無料!! なんて太っ腹なのでしょう!!
早速申し込みを……。で、止まりました。
そう、どこの工場もですが、広い敷地を確保するために、ほぼ田舎にあります。
チャリ族の現ナマが行けるような場所にはないのです。
もちろんマヨネーズ工場もそうです。それも我が県ではなくて、お隣の県にあります。
さて、どうやって行けばいいのか。
チャリでどんなに頑張っても、片道2時間以上はかかるでしょう。体力も根性も無い現ナマには無理というものです。
しかし、マヨネーズ……、もとい工場見学を止めるという選択はない。
どうにか足の確保に動きました。
現ナマは一人暮らしなのですが、同市内に実家があります。実家は田舎なだけあって、ちゃんと自家用車があります。
「ねっえーん、工場見学ってぇ、すっごっく楽しそうなんだけどぉ、一緒に行かなぁい」
ちょっとクネクネしながら頼んでみました。
もの凄く怪訝な表情をされましたが、現ナマを放置すると、面倒くさいと思ったのか、了承してもらえました。
それでは、工場見学に行ってきます!!




