意外にもこの世界では、糧の調達には事足りる様です。
テロ事件が多発して
世界各地が不安と不信がどよめく様になると
流人達の暮らしている日本でも人々が無駄に不安視して騒ぎ出しているww
この国では地揺れと言う大地のエネルギーが爆ぜる事で
地震と言う災害をもたらす事があり
他国より揺れなどに強い作りの建物になってはいたが
大型機がビルに突っ込んで来る!
そんな事を想定して対策を取っている建物等は無い!
「そんな事一々気にしますかね?」
「今後はこの国でも十分起こり得る・・・かとw」
「それで・・・対策を取るって言うの?」
「「「「御意」」」」
執事達全員から説得されれば応じる他ない流人
でもどの様に対策を取るのか?
「この建物の周りを?」
「はい」
「幸いにもこの周囲の土地も十文字家と九十九家が所有管理しておりますので」
「再開発と言う名目でビルを四方に建てて結界を張りたいと」
「如何でしょうか?」
「いいけどさぁ・・・結界って人々が理解してくれるかな?」
「理解など必要無いと考えております」
「この国・・・この地では神隠しや
天罰などと言って超常現象として黙認する文化が御座います」
「超常現象?」
「「「「御意」」」」
空に未確認飛行物体が飛んでいても一部が騒ぐだけで
国家が真剣に捜索などは行わず
人が誘拐や拉致されても遺族から捜索願が出されない限り動かない
「捜索願が出ても簡単な操作しか行わず
現物等の物証や事件性が無い限りは本格的に捜査は行わないのです」
つまりビルに衝突しようと突っ込んで来ても
結界で海上に転移する程度なら誰も深刻にならず
幸運=ラッキーと思うだけでその現象を検証したり捜査する事は無いそうだ
ビルを建てる事は認めたがどの様なビルになるのか?
「賃貸のマンションにしたいと」
「出来ましたら1~3階にはテナントを募集したいと」
「www 既に決定しているんだね(汗)」
「「「「御意」」」」
ただ問題があった
新たに建築する資材として素材が足りないのだ!
「素材?」
「はい!」
「魔石を使いたいのですがあいにく・・・」
「魔石なら未だありますが?♪♪」
「それは・・・」
「粉にしてしまうので勿体ない!」
「ゴブリン程度の極小サイズで十分なのですがw」
「今まで重要視しておりませんでしたのでww」
「ごめんw」
ゴミ同然で何処の世界でも無限に存在していると思っていたゴブリンが
この世界には居ないのだww
ゴブリンだけでなく魔石を保有している魔物も存在しないので調達出来ない
流人達が保有している魔石が
超々希少性の高い魔力の強かった魔物ばかりでサイズも特大サイズ!
貴重だったので大切に保管していた物が貯まりに貯まって
次第に使い辛くなってしまい亜空間の置物になってしまっていたww
置物になってしまっていても勿体ないと言う感情があり
使う気が更々ない状況で対応策を考えていたら・・・
「人を?」
「「御意」」
実は新しい発見をしていた!
穢れた大地の土を精製して顆粒状にした後
罪多き人々の血や肉を糧に魔石に似た素材が創れるらしい
「敗戦時この場所には多くの穢れた大地が御座いまして
そこで亡くなった者達の一部から魔石の様な力を発する土が生れていたのです」
「なるほど・・・でもさぁ」
流人が周りを見回すが、穢れた大地がある様には思えないw
「海外に?」
「はい米国領ですが我々が購入して自由に使用可能な島です」
「そうなんだ・・・あるんだ」
米国領だが一般の地図には記載されず秘匿された島
先の世界大戦以降米国が殺戮兵器の試験場として使用していた島で
一般人の立ち入りも全面禁止されている場所だったが
日本が好景気時代に十文字家が米国政府から購入していた
今も立ち入りは禁止され、地図にも記載が認められていない
そんな島なので移動手段が無い・・・が、
流人達は自分達で転移移動が可能
島の地下内部を色々と改装して秘密基地として使用中らしい
「その時に出た土が今も亜空間保存しております」
「それを使えば魔石の代わりは創れますが」
「人ですねw あとは」
いくら罪多き人でも大量に行方不明になれば問題になる(汗)
それにこの国にそれ程の咎人がいるとも思えない
「そうでもございません」
「表向きは聖人君子を気取っていても裏では醜い者達も多数おりますので」
「はい」
「そう言えば宗教で劣悪な戒律を認めていた国があったかと」
「その国でなら数百人程度なら問題ないかと認識しております」
「確か人口が10億以上いたよな?」
「ああ世界第二位の人口を保有していたな」
「そんな国があるんだ」
「流人様は世界を知らなすぎますからな」
「もう少し外に出てもよろしいかと」
「じゃぁ・・・私が調達して来ましょう♪♪」
カースト制度と言う宗教的階級がその人の人生を決定する国がある
移民や他宗教の者達は最下級として扱われ
最下級の人々は前世で大罪を犯した罪人! だから何をしても構わない!
その考えが強く浸透している為に日常的に暴行や差別などの圧力を与え
世界的にも問題視されているが国家が保護しているので改善は無く
旅行などに聞く時は注意する様に政府から通達を受けている。
「何処の世界でも祭司は偉いんですねw」
祭司や王族が上位で何事にも優遇措置がとられ
奴隷が最下位級として扱われて来たが近年では移民者や他宗教者、
無宗教者等を不可触民として
差別を通り越し不満や憎悪の捌け口の対象として扱われていた。
「10億人の内2億人が不可触民ですかw」
流人が初めて訪れた国
その現状は近代的で素晴らしいと思える・・・一面と
家畜以下の扱いを受けている人々が住む廃墟の様な場所があり
格差社会を象徴したかの様な国家だった
「金持ちと貧乏人の格差は米国でも日本でも見て来ましたが
宗教的格差・・・生まれた時からの変えられない格差とはww」
本当に酷い扱いを受けている不可触民達
当初は流人も不可植民から糧を調達するつもりだったが気が変わった!
「これ程の非道を許す神ですか 是非御会いしたいですね♪♪」
少女に集団で暴行している男達!
事が終わると少女を木で殴り続け撲殺していた姿を見て
流人の怒りが爆ぜていた!
「私はね・・・その世界の信仰を尊重して来たんですけどね
あなた方の信仰神には反吐が出るので宣戦布告でもしましょかね」
「「「「「!!(汗)」」」」」
「あ! 言葉通じませんでしたか? そうですよね(笑)」
まるでゴブリン以下の様に思えた人々を蔑みながら生きたまま丸焼きに!
「「「「「ぎゃぁ!」」」」」
「おや? 神の加護は無かった様ですね♪ 残念(笑)」
丸焼きになった死体を回収して確認すると咎人の死体と表示された!
「なるほど、 こういう者達を狩ればいいのですかね♪♪」
どの程度の上級階級だった者達かは分からないが
流人の手によって数百の咎人の死体が回収されていた・・・




