タイムアウト五話
私は集合時間が近づき、ツリーハウスに向かった。
「影森ー、来たよ」
外から声をかけても返事がなかった
「また寝てるのかな?』
そう思いツリーハウスの中に入ると影森はいなく、テーブルの上に一つの紙が置いてあった。
そろに書いてある文を読んで声を抑えきれないくらい驚いた
「どう…いう…ことよ」
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手紙の内容
『先に謝っておこう、ごめん内森。今手紙を読んでるくらいの時間ならもう僕は死んでいるだろう。この文を読んでおどろいたかな?
今、内森が思っている質問に答えてあげよう。なんで死んだなんて言ってるかってことをね。
端的に言うと君が救おうとしていた武藤君を代わりに救ったってわけ。
これだけ聞いてもなんでって思うよね。なんで代わり救ったかというと、これには海よりも深く山よりも高い理由があるのだが、それを言う前に僕の過去話をさせてくれ、それよりも理由を教えろって?まあまあ最後には話が繋がるからおちついてくれ。
前に僕も人を救ったって話をしただろ、その時に救ったのが内森だ。嘘って思うかもしれないが本当だ。救う前はまさに親友と呼べるほど仲が良かったんだよ。
まぁ君を救う代償に忘れられちゃったらしいけど。
ここで代わりに救った理由に繋がるのだよ。僕はせっかく何十回も能力を使いやっとの思いで救えた君に死んで欲しくなかったからね。
まぁそれでも疑問に思うことはたくさんあるだろう、だがもうすぐ関係なくなるだろう。
なにせもうすぐ能力をつかうからね。
最後に一言だけ、言い残させてくれ。
「今まで楽しい日々を本当にありがとう」
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手紙を読み終え、いまだにどう言うことか理解できず、考えていると、体が光に包まれた。
「どゆこと?何が起こって……」
少しずつ意識が希釈していていった。
影森が能力を使った時と似ているようで似ていない。
何もかもを忘れそうな勢いで意識を飲み込んでいった、
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数十分前
「いやー内森許してくれるかなー」
てがみを書きながら、そう呟いた。
「作戦決行まであと十分か」
「覚悟は決めた、よし行くぞ」
そう独り言を言い、現場に向かった。
ついた瞬間に武藤が襲われそうになっていた。
「危ない!」
僕はそういい、武藤君を突き飛ばした。
グサッ、そんな擬音が出るほど綺麗僕は刺された。
腹部からは嫌な感覚がどめどなく溢れた。
「よし、事実が変わった」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫に見えるか?」
「いや見えないです」
「めちゃくちゃ冷静じゃん」
「もう、通報もしたし僕にやれることはないからなね」
「僕と真逆だなー、そんなんじゃ僕の代わりは務まらないよ」
「どういうことだ?」
「気にすることじゃないさ」
「そうか」
「じゃあな僕の代理人」
[タイムアウト]