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タイムアウト三話

ツリーハウスの中に入り、作戦を考えることにした。

ツリーハウスの中には小さめのソファ一つと大きなホワイトボードがあった。

「ここは自由に使っていいよ」

「わかったわ」

「じゃあ作戦を考えよう。前回はどんなことをしたのか?」

「前回は、殺された所から遠い場所で遊ぶ約束をしたら、来る途中で殺されちゃって」

「そうかそうか」

「相槌を打つだけじゃなくてなんか言いなさいよ」

「そうだなー じゃあ僕がある人を救った時の経験を語ってあげよう」

「僕が人を救う時に気づいたことがいくつかある。

一つはある程度時間には修正力がある。これがどういうことかというとちょっと過去を変えるくらいだと未来が変化しないんだ。例えば誰かが怪我しそうになっているところを救おうとしてもまた別の原因で怪我をす、みたいな感じだだ」

「なるほど、だから前回失敗したのか」

「そういうことだ」

「まあ、今必要な情報はこんなもんでいいだろう」

「じゃあ作戦を考えよう」

「そこで僕に一ついい案がある:」

「それは?」

「危険をかえりみない覚悟はあるかい」

「もちろん」

「それじゃあ作戦を話す、前に」

「前に?」

「駄菓子屋いこーぜ」

「急にどした」

「このままシリアスな雰囲気だと嫌じゃん」

「いや別に」

「僕はやだ」

「自分勝手だ」

「いいだろ協力してあげてるんだから」

「まあ、いいですよ、時間だけはあるんだから」

「じゃー行こう」

___________________________

駄菓子屋にて

「おばちゃんこんにちわー」

「はい、こんにちわ」

「駄菓子買おーぜ」

「はいはい、影森って意外と少年みたいな性格してるだね」

「そうだ、それが悪いか」

「別に悪くはないけどさ、学校の噂でミステリアスで大人びた人だと思っていたからね」

「誰だそんなかすりもしていない噂を流しているのは、僕を知ってるやつは噂と180度くらい違うってわかるのに」

「あんた友達いるの?」

「いないよ」

「だからだよ」

「ひとの悪口を言うのは良くないと思うの」

「悪口じゃないでしょ」

「正論はよくない。てかそんなことより駄菓子買おーぜ」

「はいはい」

私と影森は一通り駄菓子を買って駄菓子屋のベンチに座った。

「そういえば影森がずっと首にかけている懐中時計ってどうしたの?」

「自分でもあまり記憶にないんだけど、この能力を使う前にもらったと思う」

「自分でもわからないんだ」

「うん、ただとても大事なものということだけは覚えてるんだ」

「影森の謎で言ったらその能力も謎だよね」

「この能力は正確には僕のじゃない」

「そうなの?」

「そう、父親から引き継いだ能力なんだ」

「どういうこと?」

「僕さ、一回交通事故にあいかけたんだがそのときに父親が助けてくれてさそん時に能力もらってさ」

「じゃあ、お父さんは……」

「全然バリバリ元気に生きてるよ」

「影森、死んだみたいな言い方するから一瞬ドキッとしたじゃない」

「ごめんて、まぁだから能力の出どころもよくわからないんだよね」

「あなた意外と知らないこと多いんだね」

「そーなんだよ、なんでだろな」

「私に聞いても分かるわけないでしょ」

「それもそうか」

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