タイムアウト一話
文才のないガキが描いた物語です。
それでもいいひとはお読みください
それは突然のことだった
ホームルームの時間に担任が震えながら一言
「武藤が死んだ」
と言った
周りも驚愕していた。
その中で私は1番ショック受けたと思う。
なぜなら、武藤は私にとって大親友であり好きな人であるからだ。
「先生それ、本当なんですか」
「あぁ こんな事で嘘なんかつきません」
私は膝から崩れ落ちた
「あなたにとって彼は特別なひとだったことは知っています。今すぐに立ち直れとは言いません。しかし少し落ち着きましょう」
先生は優しく私をなだめてくれた。
「先生、今日は休んでいいですか?」
「今日は仕方ないですから休んでいいですよ」
「ありがとうございます」
私は帰り道に考えた。
どうにかして彼を救えないか。
考えているうちに、うちの学校に時戻しが使える男がいると言う噂があることを思い出した。
私はとりあえずその男に明日相談してみようと思う。
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次の日
昼休みにその男がいると言うクラスを尋ね、放課後に空き教室に来るよう、呼びつけた
放課後になって噂の男が来た
「いきなり僕のこと呼んでなんだい?そもそも君はだれだい?」
「確かにまだ言って無かったわね、私の名前は内森雪
聞きたいことがあってあなたを呼び出したの」
「僕は影森蒼葉だ。ききたいことはなんだ?」
「単刀直入に言うわ、あなたが時戻しが使えるって本当か?」
そういうと彼は真剣そうな顔をして
「本当だ」
と答えた。
「それを知って何がしたい?」
私は少し震えながら答えた
「2年4組の武藤健二が死んだのは知っている?」
「あぁ」
「私は彼を救いたいの」
「それで俺の力を使いたいと」
「ええ、そうよ。あなたはその力を貸してくれるのか?」
「もちろんだ」
「ただし覚悟を決めろ、誰からも忘れ去られていいと言う覚悟を」
「実体験?」
「そうだ。昔、僕も死んだ人を救うために何十回もこの力を使ったんだ」
「救えたい人は救えたの?」
そう聞くと少し悲しげな表情なりながら
「救えはできたが力を使う前よりま仲は良くなくなったよ」
「お前は忘れ去られてもいい覚悟はあるか?」
私は自信満々にこたえた
「覚悟は決めたわ、これからよろしく」
「こちらこそよろしく、まぁ誰からも忘れられても僕だけは覚えているから安心しろ」
「なによ変なことをいって」
「はは、小粋なジョークさ」
「そんなことより準備はいいか?」
「もちろん」
「じゃぁ、いくぞ」
[タイムアウト]