6. 藤田ニコル
藤田ニコルが好きな『モトヤ』と『ソウマ』の何気ない日常。
また『モトヤ』がズレたことを言っているので『ソウマ』が困っています。
こっそり...聞いてみましょう。
【ソウマ】最近テレビ観ててさ、俺ちょっと思ったことがあるんだけど。
【モトヤ】何だよ、珍しく真面目な顔して。
【ソウマ】藤田ニコルっているだろ?
【モトヤ】ああ、ニコるんね。可愛いよな。
【ソウマ】そうそう、あの子がテレビで、「チャンスって空から降ってくるんじゃなくて、自分で掴みに行くものだ」って言ってたんだよね。いいこと言うよなあと思ってさ。
【モトヤ】いや、それは当然だろ。チャンスが空から降ってきたら危ないじゃん。
【ソウマ】いや、物理的な話じゃなくてさ。人生のチャンスの話だよ。
【モトヤ】いや人生のチャンスだって空から降ってきたら怖いよ?道歩いてたら突然『おめでとうございます!あなたは課長になりました!』って辞令が頭に直撃するんだぞ?
【ソウマ】それだとチャンスっていうか事故だろ。
【モトヤ】いや、でも『棚からぼた餅』って言うだろ?チャンスは棚から落ちてくるものだからな。
【ソウマ】ことわざの意味わかってる?あと、棚にぼた餅置いてるやつ見たことある?
【モトヤ】そりゃお前、餅屋の倉庫とかならあるだろ。棚にぼた餅が満載でさ、餅屋のおっちゃんが下をウロウロして落ちてくるの待ってんのよ。
【ソウマ】何だよその危険な餅屋は。
【モトヤ】だから俺、藤田ニコルもそうやってチャンス待ってるんだと思ってた。
【ソウマ】いやだから、自分で掴みに行ってるって言ってるんだってば。モデルもYouTubeも頑張ってるし、ジムにも通ってストイックだっていうだろ?
【モトヤ】あ、そういえば俺もニコるんに影響されてジム通い始めたんだよね。
【ソウマ】え、お前がジム?珍しいな。で、どうだった?
【モトヤ】いや、それがさ、着替えて鏡の前に立って思ったんだよね。「あ、俺、ジムに通う以前に、まず人間に近づかないとダメだな」って。
【ソウマ】人間じゃなかったのかよ。
【モトヤ】俺、体型がちょっと個性的だからさ、鏡に映った姿見て思わず自分に謝ったよね。「すみません、ここ宇宙人立ち入り禁止ですよ」って。
【ソウマ】自己評価が特殊すぎるんだよ。
【モトヤ】まあでも、ニコるんってさ、いつも正直でありのままじゃん?俺もそこは見習っていこうと思うんだよね。
【ソウマ】それは大事なことだよな。
【モトヤ】だから俺も正直に言うけどさ、実は俺、藤田ニコルと共通点があるんだよ。
【ソウマ】え、お前とニコるんに共通点なんてあったっけ?
【モトヤ】実は俺もパチンコが趣味でさ。ニコるん、家族でパチンコするくらい好きらしいぜ。
【ソウマ】意外なところで共通点あったな。
【モトヤ】まあ、ニコるんは母親やおばあちゃんと楽しんでるみたいだけど、俺はパチンコ屋の隣の席の知らないおじさんと家族みたいな空気でやってるから。
【ソウマ】それ家族じゃなくてただの顔見知りだからな。
【モトヤ】しかも俺、あんまり当たらないからさ、隣のおじさんに同情されてジュースもらったりするんだよ。
【ソウマ】子供みたいだな。
【モトヤ】だから俺も次におじさんに会ったら、『チャンスは空から降ってこない、自分で掴むものだ』って伝えようと思うんだよね。
【ソウマ】いや、まず自分が掴めよ。
【モトヤ】うん、だからおじさんのチャンスを掴む。
【ソウマ】お前、それは他人のチャンスを横取りするなよ。
【モトヤ】そしたらおじさんにも言われたよ。「君は本当にパチンコが下手だなあ。もう人生から引退した方がいい」って。
【ソウマ】パチンコじゃなくて人生から引退勧告かよ。
【モトヤ】まあ、そんな俺もニコるんみたいにいつか自分のブランド立ち上げたいんだよな。
【ソウマ】え、ブランド?それは凄いじゃん。どんなブランド?
【モトヤ】『パチンコで勝てない人のためのブランド』。
【ソウマ】ニッチすぎるだろ。
【モトヤ】商品第一弾は『棚から落ちないぼた餅』。これならチャンスを自分で掴むしかないからな。
【ソウマ】いや、そのブランド絶対売れないからやめとけよ。
【モトヤ】まあ、藤田ニコルを見習って俺もまずはカメラとかYouTubeから頑張ってみようかな。
【ソウマ】それはいいと思うぞ。
【モトヤ】うん、だからまずパチンコ動画撮って、毎回負けるところだけアップしてくわ。
【ソウマ】結局パチンコかよ。もういいよ。
ありがとうございましたー!!!!
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では、また明日!