2. 渡辺直美
渡辺直美が好きな『モトヤ』と『ソウマ』の何気ない日常。
また『モトヤ』がズレたことを言っているので『ソウマ』が困っています。
こっそり...聞いてみましょう。
【ソウマ】ねぇモトヤ、最近なんか楽しそうだよな。なんかいいことあったの？
【モトヤ】実はさ、最近、俺「なおみ」にハマってるんだよね。
【ソウマ】なおみ？あ、もしかしてテニスの大阪なおみ？
【モトヤ】いやいや、そっちのなおみじゃなくて。もっとこう…存在感のあるなおみ。
【ソウマ】あ、分かった！渡辺直美さんか。
【モトヤ】そうそう！渡辺直美。あの人さ、もう世界中で活躍しててすごいじゃん。
【ソウマ】そうだな。ニューヨークとかでも大人気だもんな。
【モトヤ】俺も渡辺直美に憧れてるんだよ。やっぱりさ、あの「なおみ」みたいになりたいんだよな。
【ソウマ】なに？芸人になりたいってこと？
【モトヤ】いや、違う違う。俺も世界に出たいなって。
【ソウマ】お前が世界に出る？英語も喋れないのに？
【モトヤ】いや、世界進出なんて簡単だって。とりあえずまずは食べるところから始めればいいんだから。
【ソウマ】渡辺直美さんの世界進出の方法を何だと思ってるんだよ。
【モトヤ】だってプロフィールに「趣味は食べること」って書いてあったよ。だから、俺も渡辺直美のように食べ続ければ、いつか世界に出られるはずだろ？
【ソウマ】いやいや、渡辺直美さんは食べて世界進出したわけじゃないんだよ。人をグルメ系YouTuberみたいに言うなよ。
【モトヤ】あれ？でも渡辺直美って、インスタでよくご飯食べてる写真上げてるじゃん。
【ソウマ】あれはオシャレな日常の発信だろ。ご飯で進出してるわけじゃないって。
【モトヤ】じゃあ俺もオシャレな日常を投稿し続ければいいのか。
【ソウマ】いや、お前がオシャレな日常って…。お前の日常は地味すぎて、もはや「暮らしの手帖」みたいになるよ。
【モトヤ】地味って言うなよ。俺だってこの前、カラオケ行ったぞ。
【ソウマ】おぉ、渡辺直美さんと趣味が一緒じゃん。何歌ったんだよ？
【モトヤ】「パプリカ」。
【ソウマ】それ幼児の十八番な。
【モトヤ】いや、でもさ、俺と渡辺直美には決定的な違いがあるんだよな。
【ソウマ】決定的な違い？そりゃまあ、だいぶ違うけど…何？
【モトヤ】渡辺直美は絵画が趣味だろ。俺、芸術センスがないんだよ。
【ソウマ】そこだけじゃないだろ、決定的な違い。
【モトヤ】でも渡辺直美は絵を買って飾ってるらしいぜ。俺も部屋に何か飾ろうかな。
【ソウマ】いいじゃん。何飾るの？
【モトヤ】「洗濯物」。
【ソウマ】いや、それはただ干してるだけだろ！なんでアートっぽく言ったんだよ。
【モトヤ】現代アート的な？
【ソウマ】干した服はただの生活だよ。
【モトヤ】でもさ、渡辺直美って、あの存在感で何でもアートっぽくなるじゃん。
【ソウマ】まあ確かに、直美さん自体が芸術みたいな感じはするけど…。
【モトヤ】俺もそうなりたいんだよな。立ってるだけでアートになる男。
【ソウマ】お前が立ってたら、ただの地元の道案内の看板みたいになるぞ。
【モトヤ】渡辺直美はさ、ビヨンセとかのモノマネも凄いだろ？俺もあれやろうかなって。
【ソウマ】お前がビヨンセ？無理だろ。ビヨンセっていうより、「病院っすね」って感じじゃん。
【モトヤ】なんだよそのダジャレ！ツッコミなのにボケんなよ。
【ソウマ】俺をボケさせたのはお前だよ。
【モトヤ】いや俺がやったら「モトヤンセ」とかでウケるかなって思って。
【ソウマ】モトヤンセ？それ渡辺直美のビヨンセじゃなくて、完全に童謡の『通りゃんせ』のダジャレになってるよ。
【モトヤ】いいね、その知的なツッコミ！
【ソウマ】いや褒めなくていいから、そういうのやめろ。
【モトヤ】でも結局さ、渡辺直美って何やっても注目されるじゃん。俺も目立つにはどうしたらいい？
【ソウマ】うーん、目立ちたいなら何かキャッチコピー作るとか？
【モトヤ】いいね！渡辺直美が「インスタ女王」なら俺は「スタミナ男爵」で行こうかな。
【ソウマ】スタミナ男爵ってただの焼肉屋の店名だろ！
【モトヤ】そっかー、俺が渡辺直美になる道はまだ遠いな…。
【ソウマ】いや遠いっていうか、完全に道間違えてるよ。
ありがとうございましたー！！！！
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元気になれた方はまた来てくださいね。(๑•̀ - •́)و✧
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では、また明日！
