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【17KPV感謝】魔女の姉の身の回りの世話をしていたら、いつの間にか近衛騎士団長に抜擢されていました。  作者: 夜刀神遼
episode.01 〝魔女狩り〟編

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第12話―近衛騎士団長、決闘!?

 それから数日後、王城の玉座の間にて、正式に団長並びに姉上の独立部隊の拝命の褒賞式が完了した。

 姉上とは褒賞を頂いた後、一度別れた。近衛騎士団の団員と顔合わせがあるからだ。

 今日から、自分の部隊を持つことになる。果たしてどんな者たちが集まるのか……と、少し不安になりながら訓練場に行ってみると。

 そこには、数万ほどの団員が既に隊列をなして並んでいた。

 そしてその前に姿勢を一切崩さず、凛と立っているのは、近衛騎士団剣術科団長兼統括、〝千龍〟ラグナだ。


「……これが、私の部隊」


 その光景に圧倒されて、私は思わず声が漏れてしまった。

 その声で気づいたのか、ラグナ殿がこちらへ向かってくる。


「よく来てくれた。改めて、近衛騎士団剣術科団長、ラグナだ。これからよろしく頼む」

「新たに拝命致しました、近衛騎士団魔法科団長、ヴァイと申します。よろしくお願い致します」


 そう言うと彼女はフッと微笑み、握手を求めてくる。

 私はそれに応じ、握手を交わす。


「…………っ!?」


 手を握った瞬間、私は驚愕に眼を見開く。


「?どうした、ヴァイ殿?」


 彼女の手のひらが、常人のソレと比べて圧倒的に硬く、タコだらけなのだ。

 それだけ、彼女は剣術に向き合ってきたのだろう。奇しくも、彼女のその強さに納得させられた瞬間だった。


「……いえ、何でも。すみません」

「そうか。では、こちらへ」


 ラグナ殿は不思議そうにしながらもそう言うと、私を連れて団員たちの前へ行き、その真ん中で立ち止まる。


「――諸君!」


 訓練場全体に凛と響き渡る声で、彼女は話し始める。


「この度、新たにこの近衛騎士団に魔法科なる、新たな部隊が設立された!私の隣に立つこの御仁こそ、その魔法科の団長だ!」


 ラグナ殿のその声に、団員の皆が反応する。


「「「はっ!よろしくお願いいたします!」」」


 その声とともに、一糸乱れぬ動きで皆が略式での騎士礼をする。

 私はその光景に圧倒され、思わず見惚れてしまう。これだけで、彼女の団長としての器が解るというものだろう。


「……だが、この中にも、〝紫の魔女の末裔〟とはいえ、その力を見定めたい、と言う者もいるだろう!故に――」


 少し嫌な予感がするが――


「――私との決闘で、その力を示して貰おうではないか!」


 …… 予感が的中してしまった。


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