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あばずれローニャ  作者: 黒神譚
第8話
102/150

闇の戦巫女 3

「あの・・・ローニャ様。

 そんなにマジマジと見ないでください。」


メリナはモジモジとシナを作り、両腕で体を隠しながら、恥ずかしそうに私を非難する。


・・・・・・はっ!

その姿を見て私も我に返って慌てて弁明する。


「み、みみみ、見てないよ?

 全然、エッチな目で見てないよっ!? 驚いただけだもんっ!!」


・・・神様。私は今日、とんでもない嘘をつきました。

見てました。すっごい興奮しながら見てしまいました。

まだ幼い子供サイズとはいえ、色欲の呪いにかかった私には十分だったようです。


この胸のトキメキ・・・。エッチすぎる。

そんな私の思いに呼応するようにチャームも声を上げる。


(わかるっ!! わかるわっ!! ママっ!!

 大人の凶悪なサイズに蹂躙されるのも嬉しいけど、あんな頼りないサイズにわからせられる展開とか想像するだけで体が泣きそうっ!!)


流石、チャーム。私の娘。

よくわかっている。


むしろ凶悪なサイズの男性器を見せつけられるより恐怖感が無くて、安心して欲情できるというか。

まだ青くて柔らかそうな少年の体も中々いいものよね・・・。

こういうの何ていうんだっけ? ロリコンの反対の・・・そう、ショタコンっ!!

いや、この人は幼くはないんだけど、こういうのもアリよね・・・、などと穢れた妄想をしているとチャームが何かに気が付いたかのように声を上げた。


(ママっ!? 私達、今、アルバート様以外の男の子に欲情しているわっ!!)

(・・・っ!!)


言われて気が付いた。

最近、すっかり他の男性への性欲を失っていたはずの私達が、今、子供サイズの・・・メリナの美しさに心惹かれていることにっ!!


「・・・あの、ローニャ様。

 ですから、そんなにマジマジと見つめないでください。」


「はっ!! ご、ごめんなさいっ!」


無自覚のうちに再び彼(?)の体を見つめてしまっていた私に再び抗議するメリナに私は謝罪しながら慌てて背を向ける。

そうしたらメリナも安心したかのように小さいため息をつくと、今度は私の背後から私の衣服を脱がしにかかる。


「きゃあんっ!! な、なにするのよっ!!」


後ろからいきなり服を脱がされそうになった私は恥じらいの声を上げながら、両腕で衣服を止めようとする。

だけど、私の意思とは裏腹にメリナは易々と私の衣服を脱がしていく。

それは上に羽織った衣服だけではなかった。


「やああぁん・・・」


軽く押されただけで容易くその場に座りこみ、メリナが下着を脱がしやすくするように無意識に体を緩める私がいた・・・。


(ええっ!? ど、どういうことっ!?

 私、なんで服を脱がしやすいように誘導しているの?)

(違うわっ! ローニャっ!!

 貴女はメリナを誘導しているのじゃなくて、誘惑しているのよっ!)

(ええっ!?)


チャームの指摘に私は驚く。だって、誘惑している自覚なんてないんだものっ!!


(聞いて、ローニャ。

 今は夜。ここは闇の勢力の神殿。

 きっと私達、闇の勢力の属性が強くなっているのよっ!!)

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