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攻撃力ゼロから始める剣聖譚 ~幼馴染の皇女に捨てられ魔法学園に入学したら、魔王と契約することになった~  作者: 大崎 アイル
第五章 『英雄科』編

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98話 天頂の塔と迷宮主


 ――繰り返します! 緊急園内放送です! 天頂の塔(バベル)1階層に神獣が出現しました! 戦闘が可能な探索者は……



「神獣が出たか……」

「ああ、()()()()。ユージン」

 俺とクロードは顔を見合わせる。



 天頂の塔の新規則(ルール)――1階層における不規則(ランダム)神の試練(デウスディシプリン)』。



 それが迷宮主から発表されたのはつい最近だ。


 新規則によって、探求者たちの神獣との戦いの経験値を貯めさせようという試みらしい。 


「見に行くか?」

「そうだな、念のため行っておくか」

 俺とクロードは天頂の塔の1階層へと向かった。



 ◇



 天頂の塔の1階層にはすでに多くの探索者が集まっていた。


「一斉に魔法を放て!!」

「誰か!! 支援を!」

「魔法を途切れさせるな!」

「魔力回復薬が足りないやつはいないか!?」



 ざっと50人はいるのではなかろうか。

 ただ、全体的に探索者の(ランク)は低そうだ。


 おそらくB級以下の探索者が大半だと思われた。

 A級以上の探索者はほとんどいない。


「くそ! 攻撃が通らない!」

「傷ひとつついてないぞ!」

「なんて硬さだ!」

「もっと支援(バフ)をよこせ!!」


 怒声が飛び交っている。

 連携はまったくとれていないことから、もともとのチームではなく急ごしらえなのだろう。


 探索者たちの集中砲火がまったく神獣には通じていない。


 探索者たちが、目下攻撃している神獣は、1階層の中央でのんびりとくつろいでいる



 ――巨大な亀だった。



 無論、ただの亀であるはずがなく大きさは成竜(ドラゴン)よりも巨大で、亀の身体には一匹の大蛇が巻き付いている。


 深緑の甲羅からは魔力が湧き出ており、魔石のように輝いている。


 甲羅を中心とした結界魔法が神獣の周囲を幾重にも守り、探索者たちの攻撃は一切届いていない。


 神獣の中でもとりわけ防御に特化しているといわれるそれは。


「……神獣『玄武』か」

 俺はぽつりと呟いた。


 亀蛇合体の形をとる神獣。


 亀は「長寿と不死」、蛇は「生殖と繁殖」を司っており縁起の良い神獣として東の大陸では広く知られている神獣だ。


 東の大陸では、守り神としてよく家や門に描かれていると親父から教わったことがある。


「随分と大人しい神獣だな。あまり探索者を攻撃してこない」

 クロードの言う通り多くの探索者たちからの攻撃を受けながらも玄武は、ほとんど反撃しない。

 時折、蛇の尻尾が周囲を薙ぎ払うくらいだ。


「神獣玄武は守護神獣だから好戦的ではないと聞いてたことがある」

「へぇ、じゃあ修行にはちょうどいいんじゃないか」


「怒らせると怖いとも言われてるぞ」

「まぁ、ぬるい神獣なんていないか」


 俺とクロードは、探索者たちの戦いを遠目に見守った。


「ぐわあああ!!」

「ぎゃああああ!!」

 また一人二人と探索者たちが、蛇の尻尾にふっとばされていった。

 あのスピードを避けられないのなら、神獣との戦いはまだ早いと思うが……。


「厳しそうだな」

「手伝うか? ユージン」


「やめておこう、俺やクロードが参戦するとそれに合わせて神獣の力が上がる」

「そういえばそういう規則だったな」


 現在の神獣は、挑戦者の級位によって手加減をしてくれる。

 B級探索者たちのところに、S級の俺やA級の中でも実力上位のクロードが参加しないほうがいい。




「おや、ユージン・サンタフィールドにクロード・パーシヴァル。君たちは戦わないのかい?」




 突然、後ろから声をかけられた。


 バッ! と振り返るとそこには血のように赤いローブを纏った幼女が一人。

 もはや顔なじみだ。


迷宮主(ダンジョン・マスター)、お元気そうで」

「あんたが迷宮主アネモイ・バベルか……」

 初めて会うクロードの声に緊張が走る。


 そりゃそうだろう。


 現在、探索者たちと戦っている神獣()()巨大な魔力の持ち主が突然現れたなら。


 戦っている探索者たちには感じさせないよう気配を抑えているようだが、俺やクロードにはその迷宮主の化け物のような魔力がはっきりと感じられる。



「ふふふ……、竜の国の勇者くんに会うのは初めてだったね。はじめまして、ボクがこの天頂の塔の迷宮主アネモイだよ」


 怪しく微笑む迷宮主。


「……これは……とんでもないな」

 クロードの頬には一筋の汗が伝っている。


 初めて最終迷宮の主に会ったクロードは、その威圧感にややたじろいでいる。


 が、俺は初対面じゃないし、物申したいことがあった。



迷宮主(アネモイ)さん、他に何か言う事があるんじゃないですか?」



 ずいっと、俺が小柄な彼女を見下ろすと「む」という顔をしたあと、怪しい笑みが引っ込み目をそらされた。


「…………」

 迷宮主は口を開かない。


 俺はさらに近づき、彼女に冷めた目を向ける。


「…………」

「…………」

「…………」

 迷宮主とクロードと俺は、誰も口を開かず無言の時間が流れる。



「ひゅ、ヒュドラの件では世話になったわね! 礼を言っておくわ!」



 ぷいっと、そっぽを向いたまま言い放つ迷宮主さん。

 こいつ……。


 年齢は百を超えているらしいが、態度は見た目と同じ子供だった。


「ユージン、随分と迷宮主と親しげだな」

「もう話すのも何度目か忘れたくらいだからな」


「ちょっと! 探索者の分際で迷宮主である私と対等のつもり!? 言っておくけど、迷宮主(わたし)が本気を出せばあんたなんてチョチョイってひねり潰せるんだからね!」


「でも、最終迷宮規定のおかげで直接探索者に攻撃はしかけられないんですよね?」


「うぐ……、そ、そうよ! 私が直接ちょっかい出せるのは500階層を超えた探索者だけってクソ規定のせいで! まったく誰がこんなルールを設けたのよ!」


 天頂の塔の迷宮主からの直接(ダイレクト)試練が入るのは500階層から。

 長年最終迷宮を研究しているユーサー学園長に教わったことだ。


 歴史上、500階層まで到達したのは第一位記録保持者のクリストのみ。


 これは500年前記録であり、つまり迷宮主(ダンジョン・マスター)はずっと迷宮の上層で待ち続けていたわけだ。


 それは待ち飽きても仕方がない。


 最近は100階層に到達すればそれで実績としては十分、みたいな風潮だったし。

 その時。




 ――『神の試練(デウスディシプリン)』を終了します~




 ゆるい口調で天使の声(アナウンス)が響いた。

 知ってる声だった。


「あれ? なんで1階層の神の試練もリータさんがアナウンスを?」

 彼女の担当は100階層のはずだ。


「ん? ついでにやってもらってるけど」

 迷宮主さんがあっさりと言った。


「リータさんの仕事が増えてる……」

 前でも既に忙しそうだったのに。



「惜しかったな!」

「ああ! あとちょっとで倒せたのに」

「次は絶対に突破するぞ!」

「おう!」


 神の試練に失敗した探索者たちが、さっきの戦いの振り返りをしている。

 惜しくはなかったように見えたけど。


 まぁ、誰も死んでいないし無理に深刻に捉えなくてもいいかもしれないが。



「うんうん、探索者たちには今後も実力をつけてもらわないとね」

 迷宮主さんは機嫌良さげに言った。


 この戦いの様子は、最終迷宮の中継装置を通して迷宮都市中や、南の大陸の主要な街に中継されている。


 気軽に神獣へ挑めるようになったと聞き、挑戦する探索者の数は日に日に増えているらしい。


 神獣と戦ったとなると、武芸者にとっては大きな実績になるし、万が一勝利したとすれば一生食い扶持に困らない。


 いっけん、良い仕組みに思えるが。


「前みたいなことは起きないでしょうね? ヒュドラみたいなことは勘弁ですよ?」

 ちょっと心配だ。


「なーに、心配はいらないわ。前回の神獣九首竜(ヒュドラ)の反省を活かして1階層でも『神獣の力制限』の契約が効くように天頂の塔の仕組み(システム)をいじったからね。召喚についても、裏口(バックドア)を設けて手続きを簡略化して神獣を呼び出しやすくしたんだから!」


 ふふん、と胸を張る迷宮主さん。


「はぁ、よくわからないですけど凄いですね」

「すげーなぁ、神獣召喚を簡略化って……」

 俺やクロードのように召喚魔法に詳しくない者でも、それが神業なのだとは理解できた。


 ただ知識がないのでよくわからないが、そんな簡単に神獣を呼び出してもよいものなのだろうか?


 まぁ、天使様ですらあごで使う最終迷宮の主だ。


 きっと大丈夫だろう。


「あー、忙しい♪ 忙しい♪ 次は何を喚び出そうかしらー」


 と言いながら迷宮主さんは空間転移で、シュインと消え去った。



「どうする? ユージン。戻って訓練の続きするか?」

「せっかく天頂の塔に来たんだし、少し上がってみないか?」


「そうだな、付き合うぜ」

「よし、行こう。その前に100階層に寄ってみよう。リータさんの顔を見に」


「おまえって気軽に天使様に会いに行くんだな。手ぶらでいいのか?」

「何か土産を持っていくか」


 俺とクロードは、1階層の露店で適当な探索者用の甘味(おかし)を買った。


 神獣がでることもあるというのに商魂たくましい。


 金額は勿論、それ相応に割高だ。


 手土産を持って、迷宮(ダンジョン)昇降機(エレベーター)に乗り込む。


 俺とクロードは仕事が増えておつかれのリータさんへ手土産を持って挨拶に行った。




「わーい、甘いもの欲しかったんですよー。お茶入れますねー」

 予想通りというか、多忙な中お疲れだったようで、差し入れを喜んでもらえた。


「……天使様って思ったより気さくなんだな」

 クロードが驚いていた。


 100階層を突破した時に一度会ったっきりだったらしい。


恩典の神器(ギフト)』を渡す時のリータさんは、仕事モードだからな。


 話してみると、リータさんはフレンドリーだ。


「いやー、ユージンくんは気軽に遊びに来てくれるのでいいっすねー。クロードくんも天使様なんて言い方じゃなくて、気軽にリータって呼んでくれて良いっすからねー」


「あ、あぁ。リータちゃん、よろしく」

「よろしくー☆ にしても迷宮主は横暴っすよー。こんな仕事一人じゃ絶対にまわんないっすよ!! 増員してもらわないと!! 運命の女神様はこっちのことに気づいてくれないんすかねー! どう思います、ユージンくん、クロードくん! 酷いと思わないっすか!?」

 天使さんのぼやきが止まらない。


「た、大変ですね」

「苦労してるんだな……」 

 俺とクロードは、ずっとそれを聞く羽目になった。


 相当ストレスが溜まっているのか、愚痴が止むことがなかった。




 ◇



 それからしばらくは平穏な学園生活が続いた。


 英雄科に入ったと言っても、生活に大きな変化はない。


 俺もスミレも、選択授業は変わらないから。

 あえて変化があったとすれば。


「ねぇ、ねぇ。ユージンくんって今夜ひま?」

「私たちと遊びません? 今日の夜、家でパーティーするの」

「来て欲しいなぁ♡」

 知らない人に話しかけられることが多くなった。


「いや……今日は予定があって」


「ゆーくん!」

「ユージン!」

 すぐにスミレとサラが飛んでくるし、俺もほいほいついて行ったりはしないが。




 あとは同じクラスになって前よりもクロードと話す機会が増えた。


「ユージン。天頂の塔で訓練しようぜ」

「おう、いくか」


「ついでに100階層のリータちゃんのところ寄っていこうぜ」

「ああ、何か土産持っていくか」

 リータさん大変そうだしな。


 一人でお仕事頑張っている天使さんにまた差し入れを持っていこう、と思っていたら意外な人物がいた。




「あら? ユージンじゃない? どうしたの?」

「……こっちのセリフなんだが」




 100階層に()()()()()()()()がいた。




 なんで?


「お、おい……ユージン。なんで魔王がここに……」

 初対面のクロードの声が若干震えている。

 無理もない。


「あー、ユージンくんにクロードくん、いらっしゃい~。実は仕事が大変なんで、女神様に直談判したらエリー先輩に手伝ってもらえることになったんすよー」


「えぇ……」

「…………」

 俺とクロードはあっけにとられながら、ゆるすぎるリータさんの発言を聞いた。


 それでいいのか? 


 一応、魔王(エリー)の封印が解けたわけではなく、あくまで100階層の天使さんの手伝いという名目で、戦闘力もほとんど制限されているらしい。


 ただし、その身にまとう魔力と瘴気は健在で、威圧感(プレッシャー)も尋常じゃない。

 俺は慣れたものだけど、初めて会う者はたまったもんじゃないだろう。


「ねー、ユージン。手に持ってるのなによ?」

「ああ、これはリータさんへのお土産で」


「へぇ、見せなさい」

 ひったくられた。


「甘いものばっかりー。お酒ないのー?」

「仕事中だろ?」


「いいのよ、ちょっとくらいお酒入れたほうが仕事が捗るから」

「おいおい」

 堕落し過ぎだろう。


「エリー先輩が来てくれて助かってますよー」

「まったくこの程度の仕事量でひぃひぃ言うなんて情けないわねー。私の頃なんて……」

 魔王の昔話がはじまった。


 長いんだよなー。

 天界時代の愚痴は。

 ほとんどが仕えていた女神様の悪口だ。


 とりあえず天使の仕事は大変なのが、よくわかる。

 母さんも苦労してるのかな……。


「ちょっと! ユージン! クロード! 私の話聞いてる!」

「聞いてるって、エリー」


「は、はい! 聞いてます」

「エリー先輩、駄目っすよー。若い子を威圧しちゃ」

  

 クロードが魔王の迫力に参っている。

 

 その日も、訓練ができるようになるまでが長かった。


 あとクロードは魔王(エリー)が苦手になったらしい。

 

 ……それでいいのか、未来の勇者よ。




 ◇ある日◇




 英雄科は自習が多い。


 普段クラス全員が集まることは少ない


 が、今日は全員が集まるようにという連絡があった。



「何かあったのかな? ゆーくん」

「どうだろうな、新しい天頂の塔のルールはうまくいってるようだし」


「神獣さんがいっぱいでるようになったねー」

「おかげで生徒会は大変よ……。下位ランクの探索者まで神獣に挑戦しようとするから」


「へー、怖くないのかな? サラちゃん」

「1階層に出現する神獣って大人しいらしいの。だから気軽に挑戦しちゃって」


「迷宮主の狙い通りってわけか……」


 アネモイさんの高笑いが聞こえてきそうだ。


 また、変なポカをしないといいけど。

 

 その時、「バン!」と教室のドアが開く。


 入ってきたのはユーサー学園長と……学園の教師ではなく第一騎士様だった。


「さて、未来の英雄の諸君。鍛錬に励んでいるかな? 今日は君たちに話がある」

 学園長がいつもの演技がかった身振りで俺たちを見回す。


「ユーサー王がわざわざ足を運ばれるということは英雄科(われわれ)への依頼(クエスト)ですか?」

 教室の誰かが質問をした。


 リュケイオン魔法学園における英雄科と他の科との違い。


 それは迷宮探索だけではなく、南の大陸の各国から依頼がくること。


 そういう意味では半分学生ながら、半分は既に働いているとも言える。


「その通り! 優秀なる君たちへ助力の依頼が二つきている。もちろん、断ることも可能だがどちらも国家レベルの大規模案件(プロジェクト)だ。前向きに参加を検討して欲しい」



 ユーサー学園長がパチンと、指をならす。


 空中に文字が浮かび上がった。


 そこにはこう書いてある。



 <依頼1>

 依頼主:蒼海連邦・連邦会議

 依頼内容:黒海の主『人魚ウェパル』の討伐

 報酬額:XXXXXXXXX


 <依頼2>

 依頼主:神聖同盟盟主・聖国カルディア

 依頼内容:タルシス山脈を縄張りとする『闇鳥ラウム』の討伐

 報酬額:XXXXXXXXX



「「「「「「「「…………」」」」」」」」

 言葉を発する者はいなかったが、微かな動揺が走ったのを感じた。

 

「……はぁ」

 隣のサラが小さくため息を吐いた。


「ねぇ、ゆーくん。これって……」

 スミレも理解しているようだ。


「まじでやるのか……」


 それは()()()()()()()()()()だった。


■大切なお願い

『面白かった!』『続きが読みたい!』と思った読者様。

 ページ下の「ポイントを入れて作者を応援~」から、評価『★★★★★』をお願いします!



次の更新は『1/21(日)』です



■感想返し:

>ダンマス、またやらかしたのかぁ

→今回はやらかしじゃないんです



>>最近、俺への呼び方が『ユージンくん』→『ゆーくん』に変わった。

明らかに、スミレちゃんがアイリを意識しているため、良かったと思いました。


→はい、アイリ対抗ですね



■作者コメント

 クロードのイラストが欲しい。

 なんとなくのイメージは持ってるんですが。



■その他

 感想は全て読んでおりますが、返信する時間が無く申し訳ありません


 更新状況やら、たまにネタバレをTwitterでつぶやいてます。

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― 新着の感想 ―
[一言] >「うぐ……、そ、そうよ! 私が直接ちょっかい出せるのは500階層を超えた探索者だけってクソ規定のせいで! まったく誰がこんなルールを設けたのよ!」 79話 > 「そうか。……私が天頂の塔に…
[気になる点] 初めて会った頃は暇してなかったっけ、リータちゃん。
[良い点] システムにバックドアと簡略化って…トラブルの予感! [気になる点] エリーの立ち位置って若干謎だよね。 堕天して魔王やってるのに神への祈り勧めたり、後輩天使の手伝いしたり… 実は仕事が面倒…
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