ボクはようやく街に着く
更新頻度低くて、すいません……(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
ようやく第3話です
「教えて頂きありがとうございます」
ボクはそうお礼を言った。
「なに、良いってことよ。あぁ、そういえば自己紹介がまだだったな。俺は、ブワーパルタ・アタラキトスだ。見ての通り盾役をしている。リーダー達からはパルワと呼ばれている。よろしくな」
パルワさんが豪快に言うと、
「アタシはアルムヴェナー。見ての通り猫の獣人で、このパーティーの剣士をしてるよ。みんなからアルムって呼ばれてるから、そう呼んでね。これからよろしくね!」
と、アルムさんが元気に乗ってきた。
「僕は魔道士のシルシュワズと言います。皆さんからはシルシュと呼ばれています。よろしくお願いします」
と、失礼だがチャラそうな見た目に反して丁寧にシルシュさんが、
「私はこのパーティー、ウェーラヴェルニアのリーダーをしているステマティル・ワーシュネン・リーフルグンと申します。後で分かることなので先に言わせて頂くと、神聖ストリーネ皇国のリーフルグン公爵家次期当主です。このパーティーでは回復士をさせて頂いてます。冒険者の慣わしとして身分は関係ありませんので、是非ステラとお呼びください」
と、ステラさんがお淑やかに自己紹介してくれた。
あれ、前世は偉い人とか苦手だったけど、神になってからは公爵家次期当主相手でも何とも思わないや。これも神になった影響なのかな?
あ、皆が自己紹介してくれたからボクもしないとね!
「ボクはリネリアです。リノって呼んでください。先程も少しお話しましたが、最近まで山で暮らしていましたが外を見たくて出てきました。この先、何処に行こうか悩んでいたので連れてってくださり、ありがとうございます」
さっきまで居た森は、ステラさん達が危険と言う程なのに以外と街に近いらしく自己紹介している内に、街の周囲を囲う壁にある門が見えて来た。
そういえば、ボクは身分証を持ってないけど入れるのかな…
分からないから聞いてみようっと。
「ところで、ボクは身分証を持ってないのですが街に入れますか?」
「あら、そういえばそうでしたね。でも大丈夫ですよ。私たちは全員Aランクですから、私たちと一緒にいればリノさんも問題なく入れますよ」
と、ステラさんが言うと頷きつつパルワさんが
「それにリノはすぐ冒険者登録するだろ?」
と、笑いながら言うとみんなが頷いていた。
ボクは二つのことに驚いた。一つは、のみんながAランクだったこと。もう一つは、パルワさんがボクの考えていることを当てたことに。確かにこの後すぐに冒険者登録しようと思っていたけど…
顔に出てたのかな…
でも、みんなが良ければボクも一緒に冒険してみたいなぁ。
そんなことを思っているとみんなの視線が暖かくなった。
やっぱり顔に出てそうだな…
街にはステラさん達の顔パスではいり、冒険者協同組合連合会へと向かう途中、アルムさんが
「ところで、リノは魔法とか使えるの?」
と、尋ねてきた。ちなみに、周りを見るとみんなも気になってるようだ。
う〜ん…どうなんだろう?魔法で時間とか止めれたら便利だろうけどね。
「いや、分からないです……ん?」
違和感を感じてみんなを見ると、みんな固まっていた。
あ!
時間が止まったらって考えたから、魔法として発動したのかな?さっき魔力量とイメージが大事って言ってたけど、ボクは神だからそれ程意識しなくても魔法になっちゃうのか…
と、いうか何時まで止まってるんだろう?
そろそろ戻って欲しいな。
そう思うとみんなが動き出した。
「で!使えるの?」
と、アルムさんが催促してきた。
そういえば、聞かれてたんだった…忘れたよ…
「そうですね。多分使えると思います」
ボクがそう言った瞬間、馬車が止まって御者さんが扉を開けた。
どうやら冒険者協同組合連合会に着いたらしい。
ボクとのみんなが冒険者協同組合連合会の中に入ると、中に居た冒険者達がザワつき始めた。
やっぱり、Aランク冒険者のステラさん達は人気があるのかなぁ〜
ボクがそんなことを考えている間に、ステラさんは受付カウンターへと向かって行った。そして、少しするとボクを手招きして呼んだ。
ボクが行くと、ステラさんが受付嬢さんに説明しだした。
「この子が今日礎の森で遭遇したリノさんです」
「どうも、初めまして。リノです」
「初めましてリノさん。私は冒険者協同組合連合会ホーツィコーダ支部ルギゾネア局受付統括をさせて頂いてますイーツァルマ・フェリッキローです。本日は、冒険者登録で宜しいでしょうか?」
「はい。登録をお願いします」
「かしこまりました。ところで、リノさんは何処か別な協同組合連合会への登録はされていますか?」
「いえ、無いです」
「それでは、準備するので少々お待ちください」
そう言うとさんはカウンターの奥の部屋へ入って行った。
程なくしてさんは一枚のカードを持って戻ってきた。
「こちらが協同組合連合会登録証です。今後他の協同組合連合会にも登録される場合は、登録時に提示してください。登録は触れると自動的に行われます。最後に、自身の能力値を確認する際は背面中央部を触ってください。それでは、どうぞ」
「ありがとうございます」
そう言ってボクは協同組合連合会登録証を受け取った。
その瞬間、冒険者協同組合連合会ホーツィコーダ支部ルギゾネア局内に光が満ちた。
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