ボクはようやく戦います
もう年度末…
全然やらないといけないことばっかり……
ボクがエリー達2人と話している間、偽アン達は一切攻撃をしてこなかった。
その辺は良心的になってる様で少し安心した。
まぁ、その間に向こうも回復したりしてるから何とも言えない部分もあるけどさ…
そして、ボクが中央へと歩いていくと偽アン達も構えた。
刹那、偽アンは最小の突きからの横なぎのコンボを仕掛けてきた。勿論の事ながら、偽サナがボクの背後に《焦熱地獄》の魔法を展開し逃げ道を塞いだ上で、ボクの足元を泥沼に変化させ、尚且つ偽アンに全種の強化魔法をかけた。
ボクへのデバフが無いのは、効かないって向こうも解ってるからかな?
それにしてもこれはかなりヤバくない?
と考えながらもボクは居合で偽アンを牽制しつつ《魔法解除》で偽アンのバフと足元の魔法、そして《焦熱地獄》を消した。
同時に偽アンへは刀で迫りつつも、偽サナへ《焦熱地獄》と《摩訶鉢特摩地獄》を展開し、2人の分断を狙う。
だが、流石は偽とはいえ最高神。
偽サナは《魔法解除》でボクの攻撃魔法を消すと再び偽アンの強化をしてからボクの撃つ魔法を事前に《展開阻害》で消してきた。
偽アンもボクと打ち合いしつつも、新しく拳銃やメイス、ハンマー等を生み出して一斉に攻撃させた。
うむむむ…流石だね……
ボクが展開《任意防御》もどんどん破られてるんだよね…
これなら……
ボクはとりあえず《任意飛翔》で上空へと距離をとった。
なのだが、偽サナ達はその膨大な神力で飛び、ボクとの距離を縮めようとした。
そう。この《任意飛翔》とかの《飛行魔法》が無いと飛べないという事ではない。
この魔法は飛ぶ時に必要な魔力を少なくし、また、操作性も向上させる為のものなのだ。
そして、ボクは僅かに距離が開いたので問題ないとして作戦を開始した。
手始めに《大焦熱地獄》と《摩訶鉢特摩地獄》をそれはもうありったけ展開した。
大小様々に魔法を展開したため、酸素濃度は局所的に薄くなっている場所もあり、明らかに生物の生存は無理な場所が多発した。
偽アンは剣や銃で、偽サナは魔法で大量の魔法に対処していたが、半自動的に展開され続ける魔法のせいでそれほどボクに近づけなかった。
そして、《大焦熱地獄》と《摩訶鉢特摩地獄》を展開している間にも着々とボクは準備を進めていた。
天井にボクが入れるだけの穴を作り、偽サナ達からは更に距離を取る。
気取られないように《欺瞞魔法》で隠しつつ、囮用に《欺瞞魔法》で隠した嵐刃を放ち、ボク自身は穴と反対方向に移動する。
そして、後は時が来るまでひたすらに魔法を打ち続ける。
相手も神力を使っているのだから、時々《欺瞞魔法》をかけた吸収系の魔法も忘れない。
そうこうしている内に、偽アンはボクと直接戦い、偽サナが援護と魔法攻撃をするという始めの状態に戻った。
とはいえ最初とは違って空中での戦いの為、威力や攻撃範囲もより強くなってるんだけどね…
よしよし、このままなら作戦通り行けそうだね!
そんな事を考えてる間にも偽アンの間合いに入り、切り結ぶことになった。
だが、そろそろ頃合だと判断したボクは今持っている刀に【衝撃】を付与して偽アンへ1振りした。
【衝撃】の付与により偽アンは大きく吹き飛ばされ偽サナが援護したもののボクからはかなり距離が出来た。
ボクは2人が近づいたのを確認すると例の穴まで転移し、『想造』でとあるモノを作成した。
そしてボクがそれを発動させると、エリーとアーラのいる地上とボクが入っている穴を除いて結界のような壁が空間を飲み込んだ。
偽サナも偽アンも自分達が閉じ込められたと気がついたとたん結界を怖そうとした。
もしかすると、この結界の危険性が解ったのかな?
そんな事を考えつつ、いっこうに壊れそうにない、それどころか段々と強度の上がる結界をボクは見守った。
ややあって偽アン達は動けなくなり、そして消えた。
よし!勝った!!
思い通りに作戦が決まると楽しいね!
そう思いながらボクは下へ降りた。
すると、
「「リノさん流石です!!」」
エリーとアーラが瞳をキラキラさせながらボクの方へかけてきた。
「そんなことないよ。それよりも、2人ともちゃんと回復出来た?」
「いや、そんなことありすぎますよ!」
エリーに見事なツッコミを貰ってしまった…
「主様、最後のはどういう風にしたのですか?」
アーラはボクが戦闘に使った手段が気になるようで早速ボクに聞いてきた。
エリーも知りたそうな顔をしてたのでボクは話すことにした。
最後、無理矢理距離を取って穴へ入ったボクは『想造』で神器を創ったのだ。
神器の名は〈七五三〉。
注連縄の細く小さい様な見た目をしていて、発動させると対象を結界の中に閉じ込めることが出来る。
今回は神力を無くす。そういう結界を張ったために偽アン達は消滅したのだ。
ただし、本物の最高神が相手ならこれは出来ない。
神力が無限にあるからね…
そう2人に説明するとさっきまでよりも凄くキラキラした目をしていた。
そのままお互いの戦闘での反省や検討をしつつ、全員が眠る必要もないのでその日は200階層で休憩した。
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