僕は転じてボクとなる
更新が遅くなり申し訳ございません。
できるだけ速いペースで更新していけるように一層努力していきます!!
「さて、そろそろ本題の莉乃君の話に入りましょうか」
「そうね。この後どうするかも決めてもらわないといけないし」
いよいよ僕自身のことが分かるらしい。どうなってるのかな?
「まず、あなたの神気の色は白金色です。とっても銀色に似てるんだけど、なんか雰囲気が違うのよね」
「え、でも…」
白金色ってどうゆうこと?さっきの説明だと神気は金色か銀色か銅色だって言ってたのに。
「そう、明らかに可笑しいのよね。でも、量は無限に有るし何より神能を鑑たら一発で解るのよ」
「あなたの神能は『想造』。つまり、私とアンの神能を融合させた様なもの。だからあなたの神気は、金色より上の白金色になってるの。いわば、最高神を超えた超越神とでも言うべき存在なの」
「いいわね、超越神。とゆうわけで、莉乃君は超越神になっているのです!!」
超越神かぁ…そうなら僕はなんかしないといけないのかな?
神様って世界の管理とかしてそうだもんなぁ…
「そしたら、僕はどうすればいいの?」
「あぁそれよ!それを決めてもらわないと!!!」
「え、もう決まってるんじゃないの?」
「そんな訳ないじゃない。既にいる神達で仕事はできてるから自由にしてもらっていいのよ。それに、元はと言えば私のせいなんだし」
正直、僕も何かやらなきゃいけないのかなとか、やっぱり神様って忙しいのかなって思ったんだけどそんなことないんだね。
「でも、元の半物質界には返せないわよ。見た目が変わっているとはいえ、一度死んだ人間が戻っちゃうと問題があるのよ」
そうだよね…それは予想していたけど、やっぱり辛いものがあるなぁ……
「だから、私のお勧めは半精霊界よ。物質界とか精霊界よりも半物質界に近いから」
「そうね。私もアンと同じく半精霊界がいいと思うわ。神界に居てもすることがないと暇だしね。それと、名前はリネリアを名乗るといいわ。」
「勿論、略称はリノよ」
「そっかぁ。二神がそう言うなら、半精霊界に行こうかな。でも、神界にも遊びに来てもいいよね?」
「勿論よ。サナといつでも歓迎するわ」
「もう覚悟は決めた?」
そうだった。僕はこれから無性で生きていくんだ。
よし!やってやるさ。
「はい。僕は…いや、ボクは莉乃ではなく、リネリアとして生きていきてます!」
「しっかり覚悟を決めたようね。それじゃあ、莉乃君いやリノ、いってらっしゃい」
「応援してるからね~。頑張って!」
「はい!行ってきます!!」
そう言って二神に手を振ると、視界が真っ白に染まった。
目を開けると、そこは森だった。しかし、鬱蒼としておらず開けた場所だった。
あぁ、久しぶりの感覚だなぁ…
風の音、空の色、花の香り。そのすべてが懐かしく感じられる。
そんなに時間が経っている訳じゃないんだけどなぁ……実際、二日ぐらいしか経ってないし。
それだけ、五感に頼って生きてきたってことだろうね。
……………………ザッ
先程から、近づいてきていた人達がようやくきたようだ。
どうやら男女四人パーティーの様で、前衛と後衛に一人ずつとバランスが取れている。
前衛は、真紅のショートカットで猫耳の活発そうな剣士の女性とワインレッドの短髪でタンクの男性。
後衛は、茶髪のウルフでThe魔法使いなエルフの男性と、黒髪ロングで修道服の女性という構成のパーティーだ。
向こうもボクに気づいたらしく、何故か前衛の女性が驚いていた。
「……え!?なんでこんな所に子どもがいるの?」
あれ?どゆこと?たしかにボクの見た目は子どもに見えなくもないけど、ただ森にいるだけで驚かれるほどの歳には見えないと思うんだけど……
「たしかに、こんな場所に人がいること自体まずないしな」
などと、もう前衛の男性が言うと彼らは四人で話し合い出してしまった。
えぇ…どうしようかな。とりあえずここが何処だかも分からないし話し掛けてみようかな。
「あの、此処は一体何処ですか?先程この場所に出たもので」
「えぇっ!!!ここがどこかも知らないで来れたの!?」
「この森の魔物は滅茶苦茶強いのに?!」
「いえ…一度も遭遇しなかったもので…」
「たしかに貴方から神聖な気配もしますが…」
「まっ、生きてんだから大丈夫だろ」
その流れで、ボクは街まで連れて行ってもらうことになった。
道中、彼らからいろいろと話を聞いた。少し怪しまれたがボクは山奥で育ったという事にした。
うぅ……ごめんなさい…(´・ω・`)
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