エリーは何処に行きました?
そういえば、神界の事を忘れてる様な…
え!?何で?!
エリーには護衛依頼受けてから場所が分かる様に印付けといたのに!!
とりあえずエリーに危害が加わると行けないから、時間止めとこう!
《任意停止》
う〜ん…
これでひとまずは安心だ……んな訳無いやん!
エリーに付けた印が消えたって事は、ボクの魔法が効いて無い可能性があるじゃんか!!
ボクにもっと力があれば……
超越神だなんて奢ってるからこうなるんだ!
握った拳からジュワッという何かが蒸発する音が聞こえた。
あっ、つい力を込めすぎて持ってた大根みたいなのを消しちゃった…
うぅ…先ずは一旦落ち着こう。このままだと世界に影響を及ぼしかねないからね。
ボクは何とか落ち着くことが出来た。そして、自分の弱さを実感すると共に更なる力を得ることを決めた。
そういえば…エリーの事で何かあった様な……
ボクは落ち着いた事で1つ大事なことを思い出した。
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魔法大全(魔法神)(S)
・既存の魔法全てを閲覧可能
・基本六属性と特殊四属性の適正獲得
・相思状態でないと全ステータス補正(-80%)
(愛情以外も可。但し、血縁者又は従者を除く)
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そう。エリーの神の加護だ。
この1番下、そこに超重要な事が書いてあったんだった!
つまりこれは、ボクがエリーを信じていなかったということみたいだ。
何で…!
再度、手に力がこもる。
気づいたボクは慌てて力を抜くと、どうするのが最善か考える事にした。
エリーを信じられていなかった。
この事実はもう覆ることは無い。だから、遅いかもしれないけど今からエリーを信じよう!
ごめんねエリー…
これからも一緒に居ようね!
そう思った瞬間、ボクの身体が光った。
そして、その光はこの街のとある建物へと入って行った。
ボクは光が入った建物を見て、納得した。
うん。そりゃぁ、ボクの印も効かないよね…
さすがに《任意停止》は効いてるみたいだけど……
そう。その建物とは、創造神と想像神の加護を受けた場所。
双神教の教会だったのだ。
焦って損しちゃったよ。
だって、教会の敷地内では悪意を抱くと発光したり動けなくなったりするから悪事は起こせないんだもん。
って言うのをアンから聞いてたから、ボクはエリーが教会に居ると知って一安心した。
一応、確認しに教会へ行くと確かにエリーが居てアンとサナを象った神像へ祈りを捧げていた。
うん!
エリーが無事で良かったよ。
ところでアンとサナは元気かな?
と思うと、神像が輝き出した。
あっという間に光に覆われて想造神のボクも目の前すら見えなくなった。
そして前が見えるようになると、アンとサナの居る神界へ来ていた。
「あ!やっと来た!!」
「リノ。遅いですよ」
ボクが来たと知るや、アンとサナから笑いながらもボクへ遅いと言った。
「ふふふっ。…ただいま!」
「うん!おかえり!!」
「おかえりなさい」
それからボクらはしばしの間、談笑していたが時間を止めているとはいえそろそろ戻った方が良いと言われ、ボクは半精神界へ戻ることにした。
「リノ〜。たまには帰って来るんだよ」
「そうですよ、リノ。いつでも来れるんですから、毎日とは言いませんが少なくとも1週間に1回は帰って来てください」
と、2柱から言われながらボクは元の教会へと戻って行った。
それにしても、教会の神像から神界って繋がってるんだね。
それなら、教会で悪さ出来ないのも納得だよ。
さて、そろそろ《任意停止》を解除しようかな。
《任意停止》解除
「…………リノ、さん?何故此処にいるんですか?」
エリーは非常に驚いた様子だったが、ボクは何も言わず微笑んだ。
と、徐ろにエリーがステータスを開き、固まった。
あ…
一瞬でバレたやんけ……
「リノさん!」
エリーがそう言いながら抱きついて来た。
「わっぷ!」
突然の事でボクは混乱してしまったが、エリーは直ぐに離れた。
どうやら此処が教会の中だった事を思い出して、恥ずかしくなった様だった。
その後、買い物を済ませてからボクらは宿へ行った。
そして、エリーが事情聴取を始めた。
隠す様な事も無かったので神界に行ったこと以外、ボクが全てを正直に話すとエリーが赤くなってぶつぶつと独り言を言いながらトリップしてしまった。
結局、その後は何事もなく又一夜が過ぎた。
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神界(最高神の神殿)
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リノが立ち去った後、アンとサナはリノについて話していた。
「ねぇサナ。リノってさぁ、超越神になってるじゃん」
「そうですね」
「って事はさ、やっぱり神界に呼ばなくて良いの?」
アンはリノの影響を心配しているようだった。
「大丈夫だと思いますよ。リノですから」
「それもそうね。だってリノだもん。ところでさぁ、あのエリーって子 ──」
そして、懸念は何処か意味不明な理論によって消え、二神はリノからエリーへと話題を、変えるのであった。
二神に話されていることをリノが知ることは無かった。
こんな感じで夜が更けていく。
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