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事件は容易に解決です

もうすぐハロウィン!

どんな仮装しよう…

 スィクーラア山は、ラウカーラさん達のいたシュッターガング村の約10㎞先にある標高150m程の噴火中の活火山らしい。

 ちなみに、シュッターガング村はシュヴェウリーの町から馬車で1日かかる場所だそうだ。

 この領は結構狭い方らしいんだけど……


 さて、1日かけて移動するのも時間がもったいないからボクの転移魔法で行った方がいいよね!

 ん〜と…馬車で1日ということは約130㎞で…

 《任意探知(デプレイショ)》の範囲をっと……


 そんなこんなで1秒間ボクは準備に費やした。

 良し、これで行ける!


「エリー、準備出来たよ〜。…男爵はまだ無理っぽい?」


 さっきの《任意防御(デフェーンシオ)》に驚いて放心状態になってしまったウェーリガー男爵は一旦置いといて、ボクはエリーに話しかけた。


「そうですね…。男爵、ウェーリガー男爵。行きますよ」


「 ───── はっ!も、申し訳ございません。あまりにも凄かったもので……」


 お、良かった〜。放心状態のまま転移させる羽目になるとこだったよ。

 放心状態のままだと向こうで気づいた時にショックが大きそうだったからね…


「では、転移しますね」


「はい!」


「なるほど…先程の魔法を発動出来るならば転移程度容易いという訳か……」


 ん?

 ウェーリガー男爵が何か言ってるけど聞こえないや…

 ま、気にする程じゃないし発動させますか!


 《任意転移(メッタスタージス)


 光が収まると、ボクら3人はゴツゴツとした膝下くらいから1m程までの大きさの岩石が無造作にばらまかれた様な岩場に立っていた。

 ふ〜ん…ここがスィクーラア山かぁ…

 本当に山というより丘だね……


 ─── およ?

 何か風のような音がするなと思ったら、岩と岩の隙間からガスが噴出していた。

 くんくん…これは硫化水素がかなり含まれてるね

 ボクはそもそも硫化水素は効かないからいいけどエリー達は危なかったかもね…

 さて、これを除去でいい……分けないね。

 とりあえず


 《任意探知(デプレイショ)


 っと!あ〜良かったさっき除去しなくて…

 これは2人と相談した方が良さそうだね……


 ちなみに、ここまで5秒だったりする…


「エリー、男爵、ここのガスなんですが…下のマグマを圧縮して噴火に至らないようにしているらしくて……」


「……除去すると噴火の恐れがある、ということですね」


「更には、その余波で周辺の村以外にまで被害が及ぶ可能性がある、様ですな」


 おぉ〜!

 2人ともしっかりと言いたいことを理解してくれたらしい。


「そういう事ですね。さて、どうします?」


「私は出来るなら “腐死の気” を除去して噴火も防ぎたいですが……そう都合良くは行きませんので…………」


 うん、ウェーリガー男爵の続きの言葉は確かにエリーの前、というか人の前では言えないよね…


 そう、確かに本来なら男爵みたいに諦めることになる場面だけとボク、と何故かエリーはにこにこしてる。


「男爵、滅多なことを言うものじゃないですよ。それに、この場にはリノさんが居るのです。何も心配は要りませんよ」


 と、エリーが男爵を諭すと


「さ、流石にヒトには無理なのでは無いでしょうか?」


 うんうん。男爵の言うことは普通に正しいんだけど…


「金ランク冒険者、でもですか?」


「な!それなら、安心でございます。そして、リノ様。先程までの御無礼、申し訳ございませんでした」


「わわわっ!謝るほどじゃないですよ。……じゃあ、ボクがやっちゃって良いって事でOK?」


「はい!」「勿論でございます」


 この世界の人達、ランクが金ってだけでなんか納得してくれるし、敬ってくるんだよね…

 まぁ、それは兎も角、“腐死の気” ── 硫化水素、そして噴火の対処に入りますか!

 いっくぞ〜!!


 まずは


 《任意結界(オービーシェ)


 被害が及ぶ範囲を囲ったこの魔法は有害な量の硫化水素を分解して、硫黄は黄鉄鉱や辰砂といった安全な硫化物に、水素は水などに変換させるようにした。

 これにより、硫化水素の濃度を1ppm未満まで減少させて日本基準でも安全なものにしている。


 次も


 《任意結界(オービーシェ)


 今度の結界は地下のマグマにかけたもので、硫化水素が無くなった際に減圧で噴火するのを避けるため、マグマを対象にして結界で覆うことにした。


 この結界は内部の圧力を地下と同等にし、またマグマが地上に噴出した際にその表面が60℃未満となる効果をつけた。


 つまり、噴火しても安全って事だね!

 温泉とかの産業に繋がるからマグマを無くすのはもったいなかったんだよね…


 さて、これで良いかな?

 と、2人の方を向くと ──


 エリーはキラキラとした目で、少し顔を赤らめてこちらを見ていて

 ウェーリガー男爵は完全に抜け殻になってる……


 2人が戻ってくるまで何しようかな?

 う〜ん…

 あ、お昼ご飯作っとこうか。

 今食べなくても《任意収納(アラエポーノ)》に入れとけば良いし!


 お昼を作り終わって一息着いていると(とは言っても1分も経ってないんだよね…)2人が戻ってきた。


「「えぇぇぇぇぇ!!」♡」


 ____________________________________________________


 魔法解説


 《任意転移(メッタスタージス)

 必要魔力量:1〜

 空間属性の最難関魔法の1つ。任意の対象を術者が認知している任意の地点へ転移させる。実態の無いモノも転移可能。


 《任意結界(オービーシェ)

 必要魔力量:1〜

 無属性である《結界魔法》の最難関魔法の1つ。術者が認知している任意の対象に任意の性質を持たせた障壁を展開する。物理、精神双方を対象に出来る。


 《任意収納(アラエポーノ)

 必要魔力量:1〜

 時空属性の最難関魔法の1つ。任意のモノを収納する空間を作る。任意で時間経過や空間の個数を変更可能。また、術者が認知している任意の地点に出入口を展開可能。

《任意収納》に生物を入れる場合、内部を緻密に調整し続けないと死んでしまいます。また、当たり前ですが意志のあるモノは同意が無いとかなり魔力を消耗します…


多分、世界を作る魔法の方が収納に生物入れるより簡単です。


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