僕は死して神となる
第一話です。
遅くなり申し訳ありません。
ですが、今後も同じぐらいかこれよりも遅いペースの更新になると思います。
予めご了承ください。
一人は、ピンクが強めのピンクゴールドの髪をしていて、もう一人は紺色の髪をしている。
何故か二人の周りに金色のオーラが見える気がする。
そして、ピンクゴールドの人は紺色の人に頭を押さえつけられている。
え~… どうゆうこと…? などと思っていると、
「「申し訳ございません!!」」
…盛大に謝られた。
「………顔を上げてください。それに、いきなり謝るには理由があると思うのですが、何があったのですか?」
「実は、私たちがあなたを死なせてしまったの」
「えっ!…でも、僕は今こうやっていきてますよ」
「それは私たちが生き返らせたから」
「ど、どうゆうことですか!?」
「私たち、神なのよ」
えっ…えええええええええええええええええええええええええええええええええ
どうなってんの!?
つまり僕は、神様に殺されて現在進行形で神様に謝られてるってこと!?
「そうゆうこと」
…???ん、今、心読まれた?
「そうなの。気を悪くしたなら、ごめんなさい」
「はぁ、ホントにアンは配慮が足りないんだから」
「あの、アン様とは…?」
「あら、そういえば名乗っていなかったわね。私は創造神アネリア。アンは略称ね。それに、様付けなんてしなくていいわよ」
「私は想像神サネリア。まぁ、サナとでも呼んで頂戴。アンと私で最高神をやってるの」
「尚更、様付けしないといけないのではないでしょうか?」
「その必要はないわ。神同士は様付けなんかしないし、あなたを殺しちゃったのは私たちだしね」
へ~、神様どうしってそんな感じなんだね。
………あれ?
「い、今、神同士とおっしゃいましたよね?」
「そうよ。あなたは私たち二人の神気で生き返らせたから、神になってるの」
「でも、私たちって女神だから、その…あなた無性の神なのよ。私が身体でサナが精神を相殺しちゃって、両方とも無性になっちゃたのよ。そうそう、あなた自分の姿見てみる?」
そう言うと、アンはどこからともなく鏡を出して僕に向けた。
これが創造神の力かと思いながら鏡を見てみると、
そこには、髪は枝緑色で長めのショート、瞳の色は右がピンクで左が紺の、美少年とも、美少女ともとれる顔だちをした人物が映っていた。
ちなみに服は、アンとサナとお揃いのザ・神様っていう感じの服を着ている。
古代ローマのチュニックにトガみたいだね~
アンの様なセミロングや、サナの様なロングもいいと思うが自分の髪型も可愛くて大好きなんだ~!
僕は、可愛いとカッコイイ、甘いは正義だと思う人間なのだからね!!
「ね、可愛いでしょ」
「はい!」
「ふふ、いい感じに仲良くなってきたわね」
あ、確かにそんなに緊張しなくなってきたかも。
「そう言えば、まだあなたには話していなかったけど、---------」
そうサナが言うと、アンも入ってきて二人で説明を始めた。
曰く、僕が前を通り過ぎた神社にいる神様が体調不良になり(すごく珍しいことらしい)、唯一(唯二?)治せる二神が治療して、その帰り道に事は起こったらしい。
アンがドジをして転移のエネルギーを暴発させてしまい、一人で近くに居た僕だけが巻き込まれたそうだ。
そして、僕を殺してしまったことに焦って、二神の神能で僕を蘇らせたらしい。
「それで、あなたの神能の話をする前に世界の話をしようかしら」
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世界は、神界、天界、物質界、精霊界、半物質界、半精霊界の六つに分かれている。
それぞれ、
神界 :神のいる、すべてを管理する世界。
天界 :神の眷属たる天使と悪魔の世界。ちなみに、輪廻転生を待つ死者もいる。
物質界 :アンの神能『創造』によりつくられた精神を持たない者の世界。
精霊界 :サナの神能『想像』によりつくられた身体を持たない者の世界。
半物質界:二神の協力でつくられた地球などがある世界。(アンの影響が大きい)
半精霊界:二神の協力でつくられた剣と魔法の世界。(サナの影響が大きい)
となっている。
その為、半物質界では魔法や精霊がほとんど存在せず、反対に半精霊界では地球でいう中世ヨーロッパ程度の文明である。(しかし、生活水準にそれほど差はない)
この世に置いて、神とは、事象が具現化し意思を持つ者であり、その事象が抽象的である程大きな力を持つ。(その事象と神の性格は関係なく、神は善性である)
神は、事象の抽象度により大きく三つに分けられる。
最高神 :物質を司る創造神と、精神を司る想像神のこと。神気は金色で無限にある。
上位神 : 武神や魔法神などかなり抽象的な事象の神。神気は銀色で百億を超える。
下位神 :剣神や炎神など比較的、具体的な事象の神。神気は銅色で千を超える。
天使・悪魔は神の直接の眷属であり、神気は十以上である。
精霊は天使・悪魔の眷属で、神気はないが魔力量は百億以上である。
ちなみに、神気は一で魔力量一兆に相当し、両者とも非科学的現象を起こすエネルギー源に近い役割を果たす。
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