ボクはタメで話したい
夏休みしてました
( ̄▽ ̄;)
お許しください
「リネリア様、私と婚約して頂けませんか?」
国王と会った日の夜、ボクの部屋を訪れたエルデミナ王女は開口一番にとんでも無いことを言い出した。
「……ちょっと待って!婚約したいって事は後々、ボクと結婚したいってことで良いの?」
「はい♡ずっとお側に居ます!」
エルデミナ王女は顔を赤くしながらも、元気一杯に応えていた。
えぇ〜…婚約って言ってもねぇ……
いや、確かにエルデミナ王女は可愛いと思うけど、愛とか恋とかじゃなくってアニメキャラとか配信者さんとかに対する、“推し”みたいな感覚なんだよね…
子孫とか必要無いし……
「あの、そもそも御両親は良いって言ってます?」
エルデミナさんは、一国の王女なのだから幾ら本人の事とはいえ個人の考えで婚約相手って決めれるものなのかな?
「はい!お父様からは、私がいいなら誰でも良いと言われていますので」
あ、そうなんだ。まぁ…結婚の自由とかって大事だもんね
「それでは、婚約の報告をお父様にしに行きましょう!」
「?!…待って!まだ婚約するって言ってないよね!」
「え!?………リネリア様は、私がお嫌いですか?」
えっ!エルデミナ王女が急に暗くなっちゃったんだけど…
「いや、嫌いとか分からないし…護衛依頼でしばらく一緒に旅するからその間で考えさせて」
「そういう事なら分かりました!絶対に私の虜にしてみせます!」
あぁ……やってしまった…ただ先延ばしにしただけだよ…
もしもの時は、感情とか記憶でも改変すれば良いかな……
第一、子孫を残す必要ないからそういうことも出来ないし。
ホント、どうしよう……
結局、ボクは夜の間なにもすること無く過ごした。
朝食はパンとコーンスープにサラダとスクランブルエッグで、焼きたてのふわふわしたパンは最高に美味しかった。
出発の頃になり、王家の皆さんと宰相さんが集まった。
そして、挨拶も済ませもう出発というときにファリケール王が、
「リネリア殿、すまないが共同組合連合会登録証を見せて貰えないか?金ランクの登録証を見てみたくてね」
と、目をめちゃめちゃキラキラさせて頼んできた。
まぁ、見られて減るものでも困るものでも無いし良いかな。
「えぇ、構いませんよ。どうぞ」
「おぉ〜!これが金ランクの…………」
あれ?喜んでたのに急に勢いが弱くなっちゃった。
ん?なんか汗もかいてるような……
あ!宰相さんに見せて…
およよ?宰相さんの顔が青くなったよ。
他の王族の人は…エルデミナ王女以外は少し青くなってる。
エルデミナ王女は…めっちゃ嬉しそうな感じでもう目がキラッキラなんだけど!?
さすがに何があったか聞いた方が良さげだね。
「あの…何かありました?」
「「「「数々の御無礼申し訳ありませんでした!!」」」」
わわわっ!みんな土下座してきたんだけど!?
「!!えっ!何ですか急に?少なくとも何も無礼だと思って無いので今まで通り接してください。第一、国のトップが簡単に頭下げたら面子が立たないですよ」
「いえ、知らずとはいえ神様、それも、最高神様に同格かのように振舞ってしまいましたので」
ファリテール王曰くそういう事らしい。
と、いうか何で神ってバレてんの?!
「その御様子ですと共同組合連合会登録証に《偽装魔法》の類いをかけていた様ですね。この城に張ってある結界で無効化されてしまったのでしょう」
あ!なんかそんな事言ってたね。だから登録証にかけた魔法が消えたのかぁ…
「まあ、隠していたボクにも責任はありますので気にしないでください。そして、一冒険者として扱ってください」
「………取り乱して済まなかったなリネリア殿。暫しの間、娘を頼む」
こんな感じで色々と問題だらけだけど、ボクとエルデミナ王女は城を出発した。
王都を出て少し歩いた草原まで来たところでボクたちは、一旦休憩を取ることにした。
「エルデミナさん。この後は何処に向かいますか?」
「そうですね…とりあえず森の街ルギゾネアに行きたいと思います。それと……リネリア様、私のことはエリーと呼んで頂けますか?あと、敬語もいりませんよ」
と、エルデミ…エリーは少し顔を赤らめて言った。
全然いいんだけど、ボクだけ親しげな感じにならないかな?
「エルデ…エリー、ボクにそんなに畏まらないでよ。様付けなんていらないよ」
と言ったんだけどエリーは全然聞かなくて…
そして、様付けと過剰な敬語はしないことになった。
タメでいいのに…
ちなみに、後から思い出したんだけどボクって転移出来るから空を飛ぶ必要すらなかったんだよね。
でも、それでエリーを助けれたし良いかな。
で、エリーに転移で行こうか?って誘ったら
道中も見たいとの事で、馬車で移動している。
暗くなって来たなぁ…
そろそろ野営かな?
テントより家を建てた方が楽だよね!
神能で建てると神気帯びちゃうし、新しく魔法創ろうかな。
よ〜し!
今ある魔法に《創造魔法》と、《想像魔法》はあるんだけどそれぞれ、物体と魔法しか造れないんだよね…
それならっ!
ボクの神能を魔法化しちゃえばOK!
ということで、出来ました!
どんな魔法か楽しみにしてて〜
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