表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/43

物欲センサーの感想。誰でもこう思うだろう?俺は嫌いって

ラストスパート!!

 

 物欲センサー。ゲーマーが蛇蝎(だかつ)のごとく嫌う架空の存在だ。モン◯ンで紅玉が出ない、艦◯れで金◯型が出ない…など他にも色々経験はあるだろう悪魔のセンサー。これはダンジョンには存在する。大事なことなので二回言うが、物欲センサーはダンジョンに搭載されてる。

 クソゲー過ぎる。もうヤダ。そんな気持ちを持ちかけた時にようやく目当ての素材を手に入れる事ができる、正真正銘の悪魔のシステムだ。しかも何度も、程度ではなく何十回も「命懸けで」行ってすればドロップするのだ。精神的に破滅しそうになってからドロップする。何度も言うが正真正銘のクソゲーだ。いやゲームじゃないけど。

 さて、そんな事を何故知ってるのか?それは師匠がより一層俺を使い楽しむ為に教えたのだ。いい事?バカ言うな。知らずに物欲センサーの所為だ!と言ってる方が精神的に非常に楽なんだよ。しかも確率論ありきの超高性能なシステムなのだ。いかに俺を使い遊びたいのかが分かるくそっったれな仕様だ。


 さて、何故そんな話をするのかは予想できるだろうが一応言っておく。俺は今百層を周回している。お目当ては魔法銀竜の魔石と素材。順序は

 1、百層の手前の休息ポイントに転移

 2、百層ボスを倒す

 3、百一層に行って戻る

 4、百層ボスを倒す

 5、休息ポイントに入り三十分ほど休む(1からリスタート)

 となってる。真面目に発狂しそうなのを通り越して、飲まなきゃやってられねえ状態になってる。お陰で酔拳が発動して威力が上がって効率よくなってきた気がする。


(そんな事無いわよ)


 客観的に見てそうじゃないらしい。非情じゃね?もっと優しくして欲しいものだ。だが最上位龍の捌き方なんて書けるんじゃないかってレベルまで倒しているのも事実だろう。実際、お?


  ―キィン

「金属、蜻蛉、切れ味抜群、速度抜群、硬度抜群、攻撃力まあまあ」


 一合だけお互いにいれれる存在に出会った。俺のスピードに合わせる動体視力も素晴らしい。そして動いていないのに俺が吹き飛ぶほどの威力&切れ味か。こりゃ当たりかね?俺の見間違いじゃ無いのなら、先の攻撃の瞬間羽根が速くなった。つまりは予備動作ありって意味だ。


 ―キンッキキキキンッ

「チィ、速え」


 猛スピードでやって来たので攻撃したが、俺が一撃与えたらその隙に四発入れられた。盾と纏域で防げたし、半分くらいは避けれた。避けれない速度では無いが鋭いし速い一撃。連続性も高い。居合いのために溜めを作る隙も与えてくれない知能もある。

 そして、


「避けたか!」


 予備動作も何もヒントは与えない速い一撃を陰陽術で行ったがあっさりと避けられた。竜はその目の位置から顎下の位置は見えない。だがコイツは見えるのだろうタイミングでその位置からの攻撃を避けた。ついでとばかりに俺への攻撃も忘れずにだ。

 発動がバレる事を承知で行う攻撃は無意味。風の攻撃でかき消された。一撃を重視した攻撃は避けられ、攻撃の隙を与えるだけ。速度を重視した攻撃ならば当てれるが、タダでは返さんとばかりにカウンターをくらう。まあ今のところ防げてるが。

 消耗戦?馬鹿言え。竜種相手には悪手以外の何ものでもない選択肢だ。故に、一撃必殺を狙う。


「いくぞ、蜻蛉」


 俺の声を理解したのか、今までに無いほどに速く移動し始めた。体内術式を使えば当たるだろうが、そんな()()()()()事はしない。狙いは一発のみの大技。溜めは必要ない。

 いざ勝負!


『鬼斬』


 高速で飛び回り錯乱させようとしてた蜻蛉は斬られたことに気づけずに飛び回る。世界が認識するまで動く。そして攻撃を仕掛けようとして、世界が気づいた。もう斬ったのだと、死んでる筈なのだと。


『secret mission clear!!!

 発生条件:何度か最上位龍を倒してみること。

 達成条件:竜王・斬硬竜を討伐すること。

 報酬:DRポイント100、銀の宝箱一つ、竜王・斬硬竜の魔石、竜王・斬硬竜の全身素材』

「終〜了」

(次が本番だけど終了なの?)

「強いのは終了なだけ。未来予知で魔石落ちないって確率が2%だからね。気分的には終了なの」

(フラグね)

「まっさか。流石に師匠が遊ぶために……あり得そうだしこれ以上はやめよう」


 そんな軽口をたたきながら百一層に向かい戻ってくる。


 百層のボスの最上位龍が居るはずのそこには、白銀の竜と言ったらこれ!という感じの雄々しい竜がいた。鋭い爪に、硬さとしなやかさを感じさせる鱗を持ち、その吐息から出る冷気は凍えさせるだろう事を容易に想像させる。


「じゃあな、竜」


 だがそんな事はお構いなしに魔法を周囲に展開させて放つ。飛び立とうとした竜は、その翼を振るうだけでいとも簡単に魔法を破壊する。そうして壊れる魔法陣は竜の姿もあって幻想的な雰囲気だ。


「竜撃・滅」


 割れてしまった魔法陣の文字が空中に浮かぶ。その瞬間には魔力の糸が文字を繋いで一つの魔法陣を形成する。それが、竜撃・滅。竜王クラスでも無い限り確実に致命傷を負わせる技。そしてその特性は、対魔値が高ければ高いほど強い攻撃。そして魔法銀竜は対魔値が高い。


『special mission clear!!!!!

 発生条件:稀に百層に現れる竜王種を倒して直ぐに百層へと入ること。

 達成条件:魔法銀竜を討伐すること。

 報酬:DRポイント500、銀の宝箱三つ、金の宝箱一つ、魔法銀竜の装飾(一回のみ)、魔法銀竜の全身素材』

「…………嘘だろ?」

(フラグ回収乙〜)

「………物欲センサー!!!!」




 その後の事は覚えていない。レーツェル曰く、ただ感情が消えて常に機械の様に最適解で竜を屠り続けた。とのことだ。


『secret mission clear!!!!!

 発生条件:専用のダンジョン百層を連続して一万回クリアすること。

 達成条件:現竜王種全てを倒した。

 報酬:DRポイント500、銀の宝箱一つ、竜種の情報本(道師級)、王竜ニーズヘッグの全身素材と魔石』


 ステータス。過去二回ステータス制限を解除、今回で三回目。


 ーーーーー

 ムラマサ タクミ 二十四歳(固定済)

 性別:男 状態:無関心

 種族:修羅道師(完成個体:戦闘高揚時に角が出現)

 職業:グランドマスター、愚者、武人

 DRポイント:1,000,000limit(+2,500limit)

 契約者:レーツェル、フギン、ムニン、メグミ、緋天竜、美鈴、シルヴィア

 式神:樹星(じゅしょう)、雲水、瘴鬼、鳥姫、天華、風月、胡喜媚、王貴人

 称号:達人、屠殺者、妖精の契約者、精霊の契約者…


 HP :10,000,000,000/10,000,000,000(Over Lmit)

 MP :906,806/906,836

 筋力 :475,200   →3,801,600

 耐久 :155,496   →932,772

 敏捷 :985,992   →7,887,936

 器用 :4,715,172  →50,000,000(Over Limit)

 魔力 :906,836   →7,254,688

 対魔 :728,709   →5,829,672


 特殊スキル

「愚者」(全経験の引き出し・愚者の瞳・極限世界・逆境・限界無視)

「習得者」(事象拡大・隔離工房・訓練用ステータスダウン・new修練の間)

「ダンジョン攻略者」(ドロップ品自動収集・ドロップ率10倍・ドロップ量10倍、newレアエネミー出現確率10倍)

「逸脱者」(傾倒晩成・経験可能範囲拡大・深淵の叡智・愚者の経験)

 new「一道万芸」(存在攻撃・無効貫通・弱点攻撃時確殺)

 new「武器庫」(自在武器・物質構築・属性付与)

「その他」(統廃合・スキル売買・痕傷)


 感知系スキル:経験察知・経験予測・経験感知


 耐性・無効化スキル:経験則による無効&耐性


 極意スキル:経験の極意、new修練の極意

 ーーーーー




 流石は竜種というべきか、ステータスダウンで戦い続けた結果尋常じゃない早さでステータスが上がった。いやまあ急速に倒しまくった俺が原因だとは直ぐに分かるが。にしても一芸は万芸に通ずるなどというが、それのもじったものなのかね?一道万芸って言葉知らんぞ俺。

 まあともかくダンジョンから出るならばステータスを制限し直さないといけない。どの程度の数値にすべきかね?


 それはさておき、この三日間でシルヴィアを受け入れる為の準備が一つ終わった。すなわち魔法銀竜の魔石入手だ。今手元にあるのは五十個、良かった〜。じゃない!確率が低すぎん!?一万回クリアして五十個だぜ?物欲センサー真面目に嫌いだ。

 そしてその物欲センサーだが、まだ機能するだろう事があるのだ。それは第百五層にいるディメンションマンって名前のモンスターから、体感一分(いちぶ)の確率で取れる空間部屋って名前ままの魔法道具だ。効果は100メートル四方の空間を作ること。生命霊具作成に都合が良すぎる気もするが、そういうものだと考える事にする。

 問題はディメンションマンだ。1%しか空間部屋のドロップ率が無いくせに結構強い。そして物欲センサーが働くのは5%以下のものの場合のみ。そしてディメンションマンの戦闘力に関してはまあどうとでもなる。だが百層〜百五層までは自力で効率しないとダメなのでそこが辛い。

 そしてもう一つの問題点として、百一層からボスは一回復活したら二回目まで30分必要になる。まあどんなに頑張っても百層〜百五層は時間が一時間はかかるので、30分のロスが生じてしまうのが嫌なことか。

 時間を見れば組合の持つ空母に集合する時間まで残り一日。俺、フギン、ムニン、訓練中のシルヴィア、同じく訓練中の美鈴が再集合するまで訳20時間。そして術式部屋を作るのにはレーツェル曰く半日あれば良いらしい。

 つまりは後八時間だ。八回トライじゃなくて余裕を持って五回にしとこう。


「気張って行きますか」



 百一層は雪原ステージ。この前測ったらマイナス二十度だった。そんな中で戦うって馬鹿かよ。まあ気温なんて関係無いが、雪に足を取られるのが辛いな。出てくるモンスターは氷でできた巨人でステータスが敏捷以外は高そうなフロストジャイアント、素早くフロストジャイアントと連携して群れで襲ってくるブレイクウルフだ。

 フロストジャイアントは二人一組で行動して何処にいるのかは分かる…事はない。二人一組で片方が魔法を使い、片方がタンク役になる。その魔法を使う方が「攻撃する直前まで一切の感知を無効化する」って強力な魔法を使うので直前まで感知できないのだ。しかもブレイクウルフまで効果ありだ。

 そしてブレイクウルフは、


「ギャンッ!?」

「よし、終了だな。あ、強化素材ゲットした」


 特筆すべきものは何もないが、ドロップ率が異常に低い「上着の強化素材」っていう道師級のアイテムをドロップさせる。これは効果を重ねて使えば高め続けれるという中々にブッ壊れ性能を持つ。今も俺は古代龍の紋章付きコートに使って効果を発揮している。


(私は使ってくれないのかしら?)

「雑魚に使う必要性を感じんからな。ちなみに百五層までは使う予定は無い」

(そう。それは残念ね)


 軽口をたたきながら自在武器のスキルで短剣と(無空)を操って進む。この自在武器のスキルは自身と同じように武器を浮遊させて操れるっていう単純だが、尋常じゃない強さを持つスキルだ。まあ使い手が武器を多種類且つそれなり以上に使える場合に限るが。


 この階層のボスは氷でできた木の下に居るフロストワーウルフだ。人型で一見すると毛皮を被った細い人に見えなくもないのだが、フロストジャイアントとブレイクウルフを足して2で割ったような感じで若干大きい。

 特徴は素早く動き、重い鋭い爪に、爪を使った格闘術、さらに毛皮の耐刃耐突耐魔能力に、更にはなんと()と水の魔法まで使えるのだ。しかも魔力量も半端なく多いので多用してくるし、魔法で地形もガンガン変える。

 そして最大の特徴は、


「プロレス思考やめたら強いのに…」


 そのプロレス的な思考だ。というのも素手による攻撃は絶対に受ける。魔法と武器を使うと普通の戦闘になるが、素手で視界内に入った場合にはシステムロックで強制的に素手で戦わされる。しかも先手はこっちなので一撃で沈めればこっちの勝ちだ。

 戦利品は「上着の強化素材(道師)」二十個、一回だけの使用しかできない耐寒刻印、フロストワーウルフの毛皮だ。………どう考えてもドロップ率がおかしい。まあプラス方向だから良いけど。




 百二層は坂の多いマグマステージ。気温は…まあどうでもいいか。マグマだが各種装備や各種耐性に無効化能力、これらのおかげでほとんど関係無い。強いて言えば一ヶ所で止まると地面が固まってしまう事か。粘度は低いがマグマなので固まると鬱陶しい。

 出てくるモンスターはモ◯ハンのウラガン◯ンに似ている全長五メートル程度のヘビースピンのみ。群れで行動して、名前の通り坂から降る際に丸まって移動攻撃を行う。飯はマグマらしく、マグマを食べると回復する。打撃以外の攻撃は基本無効化される。

 坂を降って勢いよく丸まった状態で進んでくる攻撃が主なのだが、土の魔法と重量変化によって移動と攻撃と防御の三つをこなせる中々厄介な存在だ。しかも移動を止めようと盾で防御したら他の個体から総攻撃を受けかねない。

 攻略法はカウンターで仕留める事。群れで、しかもある程度の知能と高い仲間意識と連携力があるので群れの中から二体ほど倒せばすぐに撤退する。しかしこちらも直ぐにその場から大きく離れないと仲間を呼ばれて包囲網を敷かれる。レアドロップは「変幻の金属」大体1%くらいの確率だ。


 ボスはウラ◯ンキンもといいヘビースピンを五十体ほど倒すと出現するタイプのボスだ。場所はランダムで、名前はボムヘッジホッグ。五十センチ程度しかないので探すのが大変な上に、動きが素早く、針を全方位に発射してくる。針は衝撃で爆発するし、ダイヤモンド並みに硬いので攻撃が通らない。

 じゃあどうするか?簡単だ。狙撃すれば良い。


積層矢(せきそうし)


 矢は魔法で作り出し、弓は纏域の形を変えて使い、気配を消して狙いを定める。距離は約1キロ先にあるハリネズミの目玉。体内術式は使わない。外すかもしれんが、まあその時は違う方法でやれば問題無いだろう。積層矢に込めた効果は氷化。マグマステージに存在するだけあって氷が弱点のようなのだ。


「……よし、ヒット」


 積層矢が当たり倒せた事を確認して次の階層部屋に向かう。

 戦利品はヘビースピンの甲殻と重鈍石が無数、ヘビースピンの甲殻生成器官(伝説)十二個、ボムヘッジホッグの針、ボムヘッジホッグの針生成手袋。




 百三層は砂漠ステージだ。ここからは出るモンスターの種類が多い。師匠曰く、百層以降は術式全部モンスターの種類を多くしたかったけど、ちょくちょく入れるようにしないと蠱毒の儀式になりかねないから場所を選んでる。との事。その意見には賛成だが、師匠の性格的には好んで蠱毒の儀式をしそうな気がするな、と聞いた時思った。

 先ずは砂蟻。質より量って感じ――それでも一体でもダンジョン外に出たら俺か組合長しか倒せないだろうレベルだが――で自爆特攻するものもいる。水に弱く性質上水を吸い込みやすい体をしているので水をぶつけると自重を支えれず死ぬ。自爆もできなくなる。

 デスサンドワーム。全長は不明で体の大半を砂の中に隠して、砂の中を素早く移動をする。土魔法で捕まると砂の中に引きずり込まれ、砂の中で戦う羽目になる。最初は食おうとするがちょっとでも反撃すると直ぐに戦闘モードになり、柔らかいはずの皮膚は砂で覆われて鎧のようになる。これがまた硬いのだ。まあ砂の中だろうとどうとでもなるので、大して脅威では無い。

 マジックホーク。空を飛ぶ速度は大したことないが、索敵範囲の広さと攻撃魔法のバリエーションが多い。とにかく近づけさせない戦い方で、魔法を遠距離からバンバン使ってくる。コイツは賢いのか、大抵他のモンスターと一緒に出てくる。そうでなくとも仲間を呼ぶこともできる。

 サンドスネーク。群れないし弱いが隠密性は高く、持ってる毒の威力も高い。攻撃方法は隠れた場所から毒液を飛ばしてきたり、他のモンスターと戦ってる時にこっそりと噛まれ毒を注入したりする。毒を無効化すると困惑してしばらく動かなくなる。

 そして最後、サンドグリフォン。ボスモンスターとも互角の強さをほこり、土と風の強力な魔法を自在に操る。遭遇率が非常に低くいので虱潰(しらみつぶ)しにステージを駆け抜けないと狙って出会えない。普通のグリフォンよりも遠距離攻撃が強く、防御力は竜種並みに高い。刺突には少しだけ弱いのが救いか。


「なんだがなぁ。三体目だぞ、コイツ」

(あら、何かおかしいのかしら?)

「遭遇率の話。いくらスキルで遭遇率が十倍になってたとしても、この短時間でサンドグリフォン三体は多い」

(タクミの師匠が絡んでるのかしら?)

「どうだろうな。勘を信じるならば違うのだが、あながち間違いじゃない可能性があるのが悲しいね。ただまあドロップ品は良いから遭遇率が高くてもむしろ嬉しい」


 サンドグリフォンはドロップ品が多い。元々竜種とまでいかないにせよ、それに匹敵する個体も存在する種族だ。全身どこにも材料として使えない部分は無い。上級錬金術では十全に扱えないのが辛い事ではあるのだが、俺もメグミも雲水も天華もその程度の技術は使えるので問題無い。この前作ったのは「飛翔の靴」と「万里の瞳」に、烏天狗の羽団扇を改良した。あと毛皮を使って椅子を作ったな。


 そしてサンドグリフォンに匹敵する強さの階層ボスはシャークスサイクロンだ。ランダムで出会うタイプのボスで、常に砂嵐を発生させて自身(サメ部分)はその砂嵐の中を泳いでいる。砂嵐は様々な状態異常を引き起こし、サメに触れれば切られ、半端な遠距離攻撃は全て弾き飛ばされる。

 サンドグリフォンと同様に攻撃が中々通らないが、弱点までも同じだ。そしてシャークスサイクロンはサメ部分が弱点。つまりは、


「積層槍」


 体内術式の必中を使い槍を投げれば終了だ。

 次は百四層。……はあ、まったく、気が滅入る。

ステータス制限一回目はオール二倍

二回目は主人公が自重を覚えて耐久1.5倍以外は二倍

三回目は主人公が自重を忘れて器用三倍以外は二倍


今後は主人公のステータス表記少なくなると思います。なんかバカバカしくなってきたし、インフレしてるので書くとしても制限されている状態だと思います。


烏天狗の羽団扇は、「資料作成するサラリーマンの気持ちってこうなのかな?」に記載されているアイテム。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ