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ミッキーさんの暴走と疲れが溜まる私




私がミッキーさんに期間限定でお付き合いすると返事した途端・・



・・・・



「午後から有給とってきました、早速食事に行きましょう!」




・・・




ミッキーさんの行動は素早く授業そっちのけで私の所に来ました、

すると大学から・・なぜか私の家に電話、相手は校長先生のようです、

私は別に校長先生に用事は無いのですが・・




「さ・・紗由美さんなんとかしてください!こいつ(ミッキーさん)

授業そっちのけで貴方の返事を待っているんですよ、さらに・・

訳わからない独り言を呟きますから生徒から苦情が来ているのです」




・・・




何となく現場が想像出来ます、頭が痛くなった私、というのも・・

生徒達は卒業間近で一番忙しい時に講師が授業そっちのけですから、

さらにミッキーさんは経済関連のスペシャリストですから・・




・・・




代わりがいないのでなんとかして欲しいと校長先生からの直談判、

生徒さんの苦情に大慌てのようで必死に私に懇願してきます、

さすがに断る事は出来ないので・・




・・・




今私は・・




・・・




ちょこん!




!!!!!!!!!!!!!!




私は今・・と言っても今●美樹さんの歌では無く今は教室の中です、

私は教室の片隅で静かに授業を参観・・という名の監視をしています、

もちろん監視するのはミッキーさん、きちんと授業してるか見張ってます。




「で・・あるからして!!!!」




猛烈なハイテンションで授業を進めるミッキーさん、時々私をチラ見します、

目が合ったら私は小さく手を振り笑顔で頑張ってねと呟きエールを送ります、

それを見たミッキーさんはさらにハイテンション、生徒さん達は呆れていました。




さらに・・・




「あ・・貴方が紗由美さんですね、私ファンなんです!!!!」




・・・




私の舞台を見てファンになった生徒さん達が私に群がりサインをねだります、

私は笑顔で快諾、休憩時間の間私はひたすらサインを書きまくります、そして・・

生徒さんとは逆に授業中が休憩となった私、ですが目線があるので休めません。




・・・




「お待たせ紗由美さん、さあ食事に行きましょうか!!!」




・・・




既にヘトヘトの私、反面ミッキーさんはハイテンションが続きます、

この後食事に行き簡易ドライブしてこの日は終了、既に私はダウン寸前、

しかし愛娘の食事の支度があります、なので最後の気力を振り絞ります。




数日後・・・




「まま~~起きて~~~お腹空いた~~!!!」




・・・




この間ミッキーさんの授業監視をしてデートして愛娘の食事の支度・・

舞台より遙かに疲れた私、でも愛娘の食事の支度があるので起きます、

そうして食事・・なぜかカツ丼をせがまれたので急いで作ります。




そうして出来たカツ丼を私がテーブルに運んで一緒に食べようと・・




・・・




「おはようございます紗由美さん!いゃ~僕の分まですみませんね~」




・・・




なぜかマーリットちゃんの横にいるミッキーさん、目が輝いています、

私は一瞬引きつりましたが・・でもマーリットちゃんが笑顔なので・・

おそらく愛娘が家に入れたのでしょう、ならご馳走しないと・・




私は自分用に作ったカツ丼をミッキーさんに渡し新たに自分用を作ります、

10分後私の分が出来たので一緒に食べようと・・




「まま~全部食べたからデザートお願い~~!!!」




・・・



私を無視して全部たいらげたマーリットちゃんとミッキーさんでした、

ここでデザートを要求、私は急ぎ簡易パフェを作り2人に差し出します、

その後2人は満面の笑顔でパフェを食べ私は冷めたカツ丼を食べてます。




「ご馳走さまでした~~」




その後ミッキーさんとマーリットちゃんはゲームをして遊んでます、

私はキッチンで後片付け、端から見ると普通の家庭生活のようです、

なんか不思議ですね、男だった私が主婦してるのですから・・




・・・




娘とゲームして遊ぶミッキーさんの笑顔が眩しいです、これが・・

普通の家族の光景なのでしょうか?凄く異心地いいのですけど?

なぜかはわかりませんが・・この光景がずっと続いて欲しい・・



・・・




感情に浸る私、ですが・・




「まま~どうしたの?眠たいの~?」




「紗由美さんどうしたのですか?目なんてつぶって・・」




・・・




私を猛烈に心配そうに見つめる2人、せっかくの雰囲気が台無しです、

キョトンとする2人、まあ私の気持ちなどわかるはずはありません。




「う・・ううん!少し眠かっただけよ、心配しないで!」




オオオオ!!!!!!




・・・




心配かけたくないと私は満面の営業用スマイルで2人に返事しました、

なぜかこの笑顔に心惹かれた2人は猛烈に興奮し歓喜の雄叫びを挙げます、

そして興奮しながら席に戻りゲームの続き、私は呆れるしかありませんでした。



・・・



この先どうなるのでしょう?



・・・



私の心境を無視しゲームに熱中する2人の背中を見て私は・・



・・・



なぜか呆れ汗が止まりませんでした。









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