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私の娘となるマーリットとの出会い






ふて寝から起きた私、するとナタリーさんから呼び出されました、

まあ内容は理解してますがそれとは別に話があるそうです、なので・・

私は急ぎ起きて身なりを整えナタリーさんの所に向かいます。




なぜか屋敷では無くある施設での待ち合わせを指定されたので・・






私は頭を傾げながら指定された施設に向かいます、当然タクシーです、

公共機関だと遠回りで間に合わないのと人目につきたくないから、

一応私はナタリーさんに車の免許を取ることを相談しましたが・・




・・・




「なに言ってるの?貴方に運転させたら車ごと攫われるでしょ?」





それだけ物騒なのですか?




・・・




まあナタリーさんは大女優、義理の娘の私も一応女優ではあります、

なので攫えば高額の身代金と・・レイプされることは間違いありません、

それを危惧したナタリーさんは私の提案を瞬殺しています。




・・・




まあそれだけ大切にされているのだと前向きにとらえます。




尚このタクシーもナタリーさん指定、運転手は元傭兵でボディガードも同乗、

私は後ろでちょこんと座りスマホで気を紛らわせます、なお会話は一切なし、

以前私はボディガードに殺されかけた事があるので車には監視カメラだらけです。




なのでボディガードと運転手も監視されている立場、なので会話も自粛しています、

何とも言えない空気が漂う中タクシーはある施設に到着し私はゆっくり下ります、

そこは・・なぜか孤児院、中に入るとナタリーさんがいました。




「待っていたわよ!さあいらっしゃい!」




私は言われるがままに移動、するとある部屋の中に入り・・一人子供がいました、

見た感じ5歳位で・・でも何となく私に雰囲気が似ています、一体この子は?

そう疑問を抱きながらも私はお辞儀して挨拶します。




「は・・はじめまして、私はサユミ・シノザキといいます」




「は・・はじめまして・・ま・・マーリットです・・」




おどおどしながら私に挨拶する子供・・マーリットちゃんがメチャ可愛い、

思わず抱きしめたくなる私ですが・・人目があるので震えながらも耐えます、

そして対面に座る私、するとその子供の傍にいるナタリーさんが語ります。




「どうサユミ?この子が気に入った?」




はい?




気に入ったもなにも・・私はマーリットちゃんに一目惚れなんですけど・・




「も・・もちろんです、凄く可愛いです!」




すると・・




「実はね、この子は去年両親が交通事故で亡くなったのよ、それ以降はね・・

周りからの引き取り手が無くてこの孤児院で世話しているんだけど・・

私がこの子を見て一目惚れしてね・・貴方の娘にどうかと考えたのよ」




つづけて・・・




「試しにこの子に貴方の写真を見せたのよ、するとママーって叫んだわ、

これを聞いた私は貴方の娘にどうかと考えたのよ、それでね・・

一度貴方と会わせてみて反応がよければ養子にと考えたのよ!」




そうなんですか・・・



・・・




マーリットちゃんはおどおどしながらも・・でも私に興味はありそうです、

彼女はしっかり私を見ていますから・・そこで私はナタリーさんにある進言・・




・・・




「あ・・あの~ナタリーさん」




「あら何かしら?」




「い・・一度私とマーリットちゃんと話をさせてほしいのですけど・・」




「ええいいわよ、私は別室にいるから終わったら呼んでね!」




「わ・・わかりました」




ナタリーさんは部屋を出ていき・・私とマーリットちゃんは見つめ合います、

お互い無言ではありますが・・でも私もマーリットちゃんも目を逸らしません、

なんか抱きしめたくなった私、でもさすがに初対面なので必死で自粛・・



・・・



するとマーリットちゃんが・・




「そ・・そっち行っていい?」




とおどおどしながら語ります、私はそれを聞いて・・心で大歓喜しました。




「ええいいわよ、こっちにいらっしゃい!」




私は両手を広げマーリットちゃんを迎え入れます、すると・・





「ま・・ママーーーーーーー!!!!」




マーリットちゃんは泣きながら私に飛び込んで来ました!

私はしっかりマーリットちゃんを抱きしめ・・なぜか涙が出てきました、

そしてお互い号泣、ワーワー泣き喚きながらもしっかり抱きしめます。




ウヮアアアアアアアア~~~~~~~~ン!!!!!!




この声に驚いたナタリーさん達は大慌てで私達のいる部屋に駆け込みます、

そこで私達を見て・・なぜかナタリーさん達も涙を流しています、

しばらくこの状態が続き・・落ち着いた頃私はマーリットちゃんに尋ねます。




「よかったら私と一緒に・・これから一緒に過ごしましょう!」




この声を聞いたマーリットちゃん、猛烈に頷いてくれました!





「う・・うん・・一緒にいたい・・」




こうして私は・・・




愛する・・愛娘が出来たので・・




・・・




歓喜の涙が止まりませんでした!













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