苦痛から解放されたあとの悪夢
晴翔さんはヒロイン交代を切に訴えますが私と沙綾香さんは首を振ります、
晴翔さんと結婚したい沙綾香さん、晴翔さんとさっさと離れたい私紗由美、
2対1ではさすがの愛華先輩も多数決を受け入れざるを得ませんでした。
・・・
結局ヒロインは沙綾香さんがそのままで私もそのまま助手のままとなります、
なんか早口言葉のような感じですが私としてはこの方が気分が楽なのです、
まあ普通の女性ならこういう時心ときめく場面なのでしょうけど・・
・・・
元は男だった私、さらにその気は全然ないので全然気分は変わりません、
それに・・散々苦しめられてきたし思いっきりセクハラもされています、
挙げ句の果ては立場を追い詰められ婚約者扱い、さっさと別れたいだけです。
後日・・
舞台の稽古が始まり私は晴翔さんの助手として格闘の練習を繰り返します、
沙綾香さんのおかげで私は苦痛なヒロインから解放され重荷が外れました、
さらに常識的な役割が増えてきたので舞台の仕事が楽しくなってきました。
女性の身体の私は体力が乏しく肉体労働系は向いていません、それと・・
この美貌ですから大概目立つ受付などの職種に回されるのはほぼ確実です、
なので今更他の仕事を求めても目立つ役職に回されるのは目に見えています。
それならまだ稼げるこの舞台の仕事の方が割り切って行動できます、
そのためか心に余裕が出来た私、避けられている裏方さんにも挨拶、
あくまでも自分は引き立て役と割り切り日々仕事をこなしています。
それが功を奏したのか・・
次の舞台は大成功、この舞台で私は脇役の賞までノミネートされました、
通帳の額も一気に増え・・まあ母が一部引き下ろし何かに使ってはいます、
ですが私はあえて無視、どの道今は使えないので確認だけしてはいます。
半年後・・・
忙しかった舞台も終わり私はご褒美に2泊3日の休暇をいただきました、
場所はあの老夫婦のペンション、以前洋服をいただいたあの場所です、
私は大喜びでお泊まり、老夫婦も私を大歓迎してくれました。
そして山羊やウサギなどの簡易動物園で子供達を抱きまくり至福の時間、
今回は汚れてもいいように作業服を借りそれを着て抱きまくりました、
心身共に充実した私、この2日間はしっかり休めぐっすり眠れました。
と・・
ここまでは順調だったのですが・・
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休暇が済み戻ったところ・・晴翔さんが猛烈に怒っていました、
なんでも沙綾香さんが挙式を挙げようとマジで迫ったようです、
晴翔さんは猛烈に拒否、怒りまくり屋敷を出たそうです。
・・・
なんかこっちにとばっちりが来そうな感じですが私は逃げれません、
なので急ぎパジャマに着替え化粧も落とし室内モードで備えます、
晴翔さんの性格からして外出姿だとそのまま連れ去られそうで・・
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・・・
?
予想に反して・・晴翔さんは全然姿を現しません、一安心な私です、
外を見るともう真っ暗、時計を見ると午後11時半を指しています、
なのでのんびりシャワーを浴びて髪を乾かしTVを見ています。
深夜0時半・・・
さすがに眠くなったのでベットに潜り・・意識が遠のいていきます、
先般抱いた羊の子供を思い出しながら抱き枕を抱いてうとうと・・
・・・
!!!!
突然晴翔さんが部屋に入り込んできて・・厳重に鍵をかけます、
その顔は・・かなり飲んだみたいで目が完全にイッちゃっています、
驚きと怖さが入り乱れる私・・これはかなりまずい展開です!
・・・
!!!!!!!!!!!
晴翔さんは即座に私に近づき・・猛烈なキスを繰り返します!
そして私をベットに押し倒し・・上着を脱いで私を襲います、
抵抗する私ですが・・この身体では晴翔さんの勢いを押さえられません」
「や・・やめてください!!」
「やかましい!黙っていろ!!!」
ビリビリビリ~~~~!!!
「い・・嫌!やめてください!」
パジャマを破られ下着姿の私、このままではヤラれてしまいます、
マジで勘弁して欲し・・その願いとは真逆な展開となっていきます、
すると晴翔さんが服を脱ぎ始め・・
・・・
私は処女喪失の危機に追いやられました。




