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脅迫の日々と命がけの反撃




私はこの日からSPさんからの虐めを受ける日々が続きます、

彼女達はフランス語らしき言葉で私の悪口を言われ憂鬱な日々、

さすがに跡が残る暴力等はありませんが・・



!!!



ナイフや剃刀など刃物をチラチラ見せて私を脅す日が続きました、

誰もいない時は日本語で「死ね」「殺す」など過激な言葉ばかり、

命の危険を感じた私は怯え・・



・・・



まあ半分は芝居なのですけど・・



・・・



確かに刃物での脅迫は怖いのですが・・



・・・



私は以前飢餓に陥り・・さらに発狂寸前まで追い込まれました、

その苦しさを体感したせいかこんなものだとある意味吹っ切れています、

さらに身内は誰もいない天涯孤独の身、何も失うものはありません。




でも・・・



理不尽な恨みで殺されるのは絶対嫌、なんとしても生き延びたいのです。




なので・・




怯えながらも生き抜くために・・舞台に立ちながら方法を考えます、

不幸中の幸いなのか・・私は常に悲惨な役ばかりなので陰気くさい顔、

なので逆に舞台では怯える姿が功を奏し対策を考える間ができました。




ですが・・




相手はSPさん、あらゆる関連の専門家なので下手に手は出せません、

さらにこの2人は愛華先輩と晴翔さんからかなり信頼されています、

なので直接愛華先輩達に訴えても笑われてスルーされてしまいます。




そのため・・




なにか決定的な証拠が必要・・




そう考えた私は唯一落ち着ける部屋で対策を考えます、ですが・・

用心のためかこの2人は常に私のスマホを取り上げ細かくチェック、

履歴等を調べ疑わしい動きが無いか常に目を光らせています。




そのためスマホは使えません、下手に検索するとバレるからです、

落ち込む私、気分転換にシャワーを浴び着替えを鞄から出すと・・



・・・





鞄の底に何かがありました、取り出してみるとそれはスマホ?

これには見覚えがあります、私が男の時に使っていたスマホです、

既に契約は解除され通信は出来ませんが充電すると起動しました。




おそらく母が鞄の中に入れたまま忘れたのでしょう、すると・・

その中には何点かのアプリが入っていてそれらは使えました、

それは大学の授業を録音するためのアプリ、私は閃きました!




3日後・・・




この日は新たな舞台の発表日、愛華先輩は私を呼び車で移動します、

その間SPさんは私に罵声と脅迫の繰り返し、私はじっと耐えました、

そして個室で着替える私、この部屋にそっとスマホを隠して外に出ます。




しばらくしたら・・




私の持ち物をチェックするSP2人、もう敬語を言う気にはなれません、

私の・・紗由美のスマホをチェックする2人、履歴は天気予報程度です、

何も仕掛けが無いと安心したのか・・部屋で私への罵声を繰り返します。




その時何人かが部屋に入って来ました、それは愛華先輩の取り巻き数人、

どうやら仲間らしくお互い私の罵声ばかり、さらに殺人予告まで言い出します、

大笑いするSPと輩達、言うだけ言って部屋を出ていきました。




数時間後・・




部屋に戻り隠していたスマホを鞄の底に隠す私、確認後電源はすぐ切ります、

SPたちは私のスマホはチェックしますが・・もう一つは気づかないまま、

私はこれを繰り返し秘かにSPや輩の脅迫や罵声を録音していました。




そして数日が過ぎ・・愛華先輩が私を屋敷に呼びます。




この時SP達は部屋の中で私に次の舞台は断れと脅迫を言ってきました、

この事を予測していた私、この会話もしっかり録音させてもらいました、

大笑いしながら部屋を出ていくSP達、これで証拠が揃いました。




こうして・・




SP達に愛華先輩の屋敷に連れていかれる私、愛華先輩が待っていました、

私は愛華先輩の対面に座り・・SP達はドアの外で待機の合間も薄ら笑い、

愛華先輩は私に次の舞台の説明のあと・・




「私の話は以上よ、何か質問はあるかしら?」




私はこの時を待っていました!




「あ・・はい・・これなんですが・・」




私は絋の時に使っていたスマホを再生、愛華先輩は・・・



・・・




「ねえ~あいついつ殺そうかしら?もう鬱陶しいんだけど~?」




「まあ舞台の前がいいんじゃない、この部屋で殺っちゃおうか?」




「アハハハハ・・・」




こんな感じで・・




・ ・ ・




先輩はSPや輩たちの罵声や私の殺人予告などを聞いて青ざめます、

そしてSP達が私に・・次の舞台の辞退脅迫を聞いた時・・




「愛華先輩、私を殺したいのですか?」




私はトドメの一言!愛華先輩は即座に席を立ちドアに向かいます、

そして他のSPさん達に私を脅したSP2人と輩達を束縛させます、

怒りながら愛華先輩が戻ってきて私のスマホを掴みます!




「これはしばらく借りるわよ!」




猛烈に怒る愛華先輩、まあ当然でしょう、儲け頭の命の危機ですから、

おそらく私のスマホを証拠として問い詰める気なのでしょう・・



・・・



不思議と私は罪悪感はありません、自分を守っただけだから・・



・・・



この日の夜・・・



私は他のSPさんに案内され別のホテルに泊まります。



・・・



この日はなぜか・・




・・・



しっかり熟睡することができました。

















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