表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
121/129

結婚式!そして・・




何だかんだと結婚式の流れとなった私とミッキーさん、さてさて・・

私としては結婚式は適当でいいのでさっさと子作りしたいのです、

そして産まれてくるであろう子供との日々の過ごしだけが楽しみです。




・・・




すっかり主婦の生活を持ち望んでいる私、今なら女性の気持ちがわかります、

これが女性の至福と言うのでしょうか?この感じは男だと絶対わかりません、

そういう意味では私・・本当に貴重な体験をさせて貰っているようです。




数日後・・・




チャーンチャチャチャチャチャチャーーンチャチャチャチャーーン!!




身内だけ集めた式場で私達は誓いのキス、そして私は抱きかかえられます、

そして皆の祝福を受けた後私とミッキーはさっさとホテルに向かいます、

まずは腹ごしらえしてゆっくりシャワー、お互いあまり慌てません。




・・・




まあ同居生活が長かったのでいつもの延長感覚、のんびり髪を乾かします、

時計を見ると午後11時、そろそろ寝る時間なのでお互いベットインです、

そして灯りを消すと・・ミッキーが私に抱きついてきました。




「紗由美さん、これからもよろしくね!」




「こ・・こちらこそ・・」




その後ミッキーさんは服を脱ぎます、私も脱ぎはじめ・・




「僕が脱がせてあげるから心配しなくてもいいよ」




・・・




ミッキーは喜びながら私の服を脱がします、楽しみにしてたのでしょうか?




そうして・・




あっ・・ああああああ・・・




私はミッキーさんに身を任せてひたすら女性の快楽に酔いしれます、

何度も何度も挿入を繰り返してミッキーさんが私の中に入ってきます、

なんだか不思議ですね、本来は私が挿入する側だったのに・・




それ以降・・




予想はしていましたがミッキーさんはほぼ毎日夜の営みを繰り返します、

終わった頃マーリットちゃんが泣き出すので私達は汗をその都度流します、

そしてミッキーさんはマーリットちゃんと・・私も中に加わり川の字です。




なぜか・・




ゴロゴロゴロゴロ・・・




ニャニャニャーーーン!!!!!!!




ドッタンバッタン!!!!!!!




・・・



なぜかルルとニャン吉が私達の布団の上で寝るので正直重たいです、

さらに子猫達が夜の運動会、騒がしいのですが皆すやすや寝ています、

こんな賑やかな生活がしばらく続き・・私は念願の妊娠を果たしました!




やった~~~~~!!!!




ニャアアアアアアアアアアア!!!!




ミッキーさんとマーリットちゃんも大喜び、猫達もなぜか大喜びです、

産まれてきたのは男の子、名前はケンと名付けられすくすく育ちました、

その間私達は今迄の生活と変わらない毎日で日々を過ごしていきます!



そしてマーリットちゃんが24歳になったとき・・・




「お父さんお母さん!!!私ケンと結婚するわ!!!」




半強制的にケンと結婚するマーリットちゃん、ケンは諦めた顔です、

とにかくマーリットちゃんがケンにプロポーズを繰り返し実らせました、

まあある意味取り憑かれたケンは逃げられないと早々に諦めたようです。




ちなみにケンはミッキーさんに似てかなりのイケメンなので女性に大人気、

ですがマーリットちゃんがしっかりガードしていたので逃げられません、

しかしケンも満更じゃないかったようで無事ゴールインしました。




その理由は・・・




「お・・俺お母さんのような女性と結婚したいんだ!」




!!!!!!!!!!!!!




これは嬉しいですね、まさか自分の息子に憧れの女性扱いされるとは・・

そんな私の容姿に似ているマーリットちゃんに決めたのもある意味納得、

そしてこちらも早々に女の子を出産、私はおばあちゃんになりました。




そうして・・




絵に描いたような生活が続き・・私は病で倒れ入院しています、

大歳76歳、ミッキーさんは去年飛行機事故で先立ちました、

歳なのに我を張り無理矢理戦闘機に乗り込み宙返りに失敗して墜落。




ヒュウウウウウウウウーーーーン!




ドッガーーーーーーン!!!!!!




なんとか人家は避けたのですが機体は海に落ち爆散してしまいます、

そうして機体もろとも木っ端微塵となり骨も残りませんでした、

ちなみに機体はF14,漫画のように散りたいと言いその通りになりました。



・・・




尚葬儀の時は・・




皆悲しむよりあほな行動をして爆散した父に呆れてました。




その後私も老衰と診断され入院、性転換の影響からか寿命が短くなったようです、

今私の周りには我が子達と孫、そして晴翔さん達がお見舞いに来ていました、

ですが日々衰弱していく私、だけど不思議と恐怖はありませんでした。




・・・




まあ目を閉じるとミッキーさんが笑いながら私を待っています、もうすぐですよ、

思えば過酷な青春時代でしたがその分結婚後は幸せな生活が待っていました、

子宝に恵まれ孫の顔も見れて猫達と遊ぶ日々・・本当に最高の日々でした。




ちなみになぜか我が家ではその都度雄の三毛猫が産まれ賑やかな日々でした、

既にルルとニャン吉は旅立ち・・ミッキーさんが二匹を抱え笑っている夢を見ます、

私もその中に入れるのかな?そのためか死後が逆に楽しみな私です。




「お母さん!お母さん!!!!しっかりして!!!」




マーリットちゃんとケンが私を励ましてくれますが・・そろそろ力が尽きそうです、

薬のおかげなのか苦しさはありません、でも目を閉じるとそのままだと思います、

本当にありがとう、これで心残り無く旅立つことが出来そうです。




唯一不安なのは・・・




・・・




私死んだら男の姿に戻るのでしょうか?そしたらある意味怪しい関係です、

まあミッキーさんのことだから私が元に戻ったら適当に相手してくれるでしょう、

その辺は深く考えないことにします。駆け足の人生がもうすぐ終わりそうです。




でも万一・・・




予期せぬ何かしらで・・あなたと関わりが出来たのなら・・・




・・・




その時はよろしくお願いします。




それまで・・・




おやすみなさい、そしてありがとうございます・・・














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ