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思わぬ邪魔者




おめでたい時・・・



普通プロポーズした場合お互いが了承したら大喜びするはずですよね?

ですがミッキーさんも私も意気消沈、まるでお通夜のような気分です、

というのも・・大学で深刻な問題があったのです。



・・・




「えっ?ミッキー先生まだ独身なんですか?なら私立候補してもいいですか?」




「えええ?紗由美さんまだ独身??なら俺声かけようかな~~~」




・・・




まだ2人とも独身・・まあ半分所帯みたいなものですが籍は入れていません、

なので学生達は私達を独身扱いと考えこれ幸いと声をかけているようです、

特にミッキーさんに関しては女子学生達が猛烈に声をかけまくっていて・・




「ミッキー先生~一緒にお食事いいですか~~??」




・・・




私の場合は普段大学にいないので声がかかることは無いのですけど・・

ミッキーさんは休憩時間等は女子学生達が群がり休む暇もないそうです、

それがどんどんエスカレートして・・親まで出てくる始末だそうです。




・・・




別にいいんじゃ無いですかね?




ある意味ハーレムですから好きに選んだらいいと思うんですけど?




・・・




ですがミッキーさんは意気消沈、というのも大半はミッキーさんの財産目当て、

それに様々な業界とも繋がりがあるので親御さんにしてみても魅力があります、

なので押しかけ状態、それに嫌気がさしたようで私にプロポーズしたのです。




・・・




これを聞いた私は意気消沈、要するに苦し紛れの逃げ道扱いのプロポーズ、

なんか保険扱いされたようなので正直ムードが全然ありません、

ですがそうでもしなければ逃げられない程追い詰められたそうなので・・




・・・




私も話を聞き複雑な気分ではありますが・・



・・・




まあ私にとってもミッキーさんにとっても既定路線なのでもう深く考えません、

なのでお互い割り切り気持ちを切り替え早速式場の準備に取りかかり・・



・・・・




「むーーー!!!結婚はぜったいだめーーーーーーーー!!!!」




ニャニャニャーーーン!!!!!!




学校から帰ってきたマーリットちゃんが話を聞き猛烈に反対してきます、

なぜかルルとニャン吉とその子供達もマーリットちゃんを応援しています、

これは困りましたね~私としてはさっさと子作りしたいのですけど・・




「ダメダメダメ~~結婚はぜったいだめーーーーーーーー!!!!」




・・・




ミッキーさんを取られたくないマーリットちゃんは反対の一点張りです。




・・・



もう思考回路も完全に女性になった私は年齢的にもそろそろ婚約したいのです、

それに加え早く子供を産みたいのです、今31歳ですから時期的にも・・・

先を考えるとこの辺から子育てしないと後々しんどそうです、それは・・




・・・




生まれてくる子供は一人だけでは無いと思いますので体力は必要です、

ミッキーさんは体力にかなり自信がありそうですから連日来そうです、

となると年に1人の割合もあり得ますから何人出来るのか想像できません。




・・・




まあ逆にヤリまくっても子供が出来ない可能性もあるので気持ちを抑えます、

今はともかくマーリットちゃんの反対をなんとかしないといけません、

ですがマーリットちゃんは聞く耳持ちませんので私は戸惑います。




「紗由美さんここは僕に任せてくれないかな?」




「え?ええ・・ではお任せします」




そう言ってミッキーさんはマーリットちゃんを連れて別室に移動します、

15分程何やら話をしていたようですが私が蚊帳の外なので内容は不明です、

なので私は冷蔵庫から飲み物を出してルルを膝に乗せ飲みながら待ちます。



すると・・




!!!!!!




「まま~~~けっこんしてもいいよ~~わあ~~楽しみ~~!!」




へっ???




????????




なぜかマーリットちゃんは満面の笑顔で私に抱きつきお腹をさすります。




「うへへ~~弟が生まれたらいいな~~~ほんと楽しみ~~」




?????????




どういうことでしょう???




頭を傾げる私、するとミッキーさんが部屋から出て私に説明をはじめます!




「いゃ~マーリットちゃんが大人になる頃は僕おじいちゃんに近くなるよ~、

でも僕と紗由美さんの子供が男の子だったらお婿さんになれると言ったんだよ、

僕と紗由美さんの子供だからイケメン間違い無しと言ったらOKしてくれたよ」




・・・



根拠の無い約束してもいいのでしょうか??




もし生まれてくる子供が全員女の子だったらどうするのですか?




そうなったらマーリットちゃんが怒り狂うと思うのですけど?




「それは心配いらないよ、もし女の子だったら一緒にアイドルするってさ!

1人だと不安だけど2人なら・・妹となら心強いから今から練習するだって、

いゃ~楽しみだね~僕も娘がアイドルだとわくわくするからね~~」




・・・




根拠の無い約束してもいいのでしょうか??




もし子供が出来なかったらどうする気なのでしょう?




「それも大丈夫だよ~もしそうなったらもう一人養子を迎え入れるよ、

その時はマーリットちゃんが気に入った子を迎え入れればいいだけさ、

そう本人に伝えたら目を輝かしてたから問題無いと思うよ~!」




・・・




お見事な対応でございます!






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