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小熊との出会い




到着したのはあるキャンプ場、ここで今夜を過ごすそうです、

なんでも貸し切りにしたそうで・・私達以外は誰もいません、

そのためか辺りは凄く静か、まあ小規模のキャンプ場ですけど・・




・・・




逆に静かすぎて不気味、なんか熊でも出そうな雰囲気であります。

もし出てきたらどうするつもりなのでしょう、ますます不安な私、

まあミッキーさんのことだから対策は抜かりないはず・・




「あっ紗由美さんこの辺熊が出るから離れないでくださいね~!」




くださいね~・・・



・・・



じゃありませんよ!!!!!!!!




何が悲しくて熊がいそうなキャンプ場に私はいるのでしょうか?

このままだとマジで熊に遭遇・・だから貸し切りに出来たのでしょうか?

ほんと訳のわからないミッキーさん、マジでどうするのでしょう?




「あっ紗由美さん今夜寝るのはあのログハウスですよ~!」







木々の陰に隠れていたのでわからなかったのですが奥にログハウス、

かなり頑丈な造りなので・・これを見て安堵した私、それにしても・・

どうして車の中はキャンプ用品満載なのでしょう、使いませんよね?




「あっ!それは現地で使うかもしれないから予備で買っていたんですよ!

いゃ~もっとネットでここ調べておけばよかったですね~うかつでしたよ、

あのキャンプ用品全部使えそうにないので後でネットで売っておきます!」




あんた大学教授ですよね?




さらにリモートで相談もしているプロですよね?




なんでこんな初歩的な事を疎かにしているのですか?




「いや~あの時はキャンプが出来るとテンパっていて無我夢中で買いました、

ほんと欲しいモノはついつい衝動買いしてしまいますね~こりゃ参った、

まあ人生こんなものですよ!あはっはっはは~~~!!」




あはっはっはは~~~!!・・じゃありませんよ!!!




・・・




頭が痛くなる私、先で本当にこの人に嫁いで大丈夫なのでしょうか?

そんな私の心境などお構いなくログハウスでバーベキューしています、

皆は満面の笑顔でバーベキュー食べてますが私だけ周りを警戒します。




・・・




付き合いが長くなればなるほど逆に不安が増す私、さらに・・

満腹になったミッキーさんがお風呂に入ろうとすると・・




「あ~~んミッキーお父さん~一緒におふろ入ろ~!」




「お~よしよし一緒に入ろうね~!」




・・・




実の親子以上にベタベタのマーリットちゃんとミッキーさん、

一緒にお風呂に入るのは当たり前、抱き合いながら一緒に寝てます、

もう夫婦のような関係、大きくなったら一線を確実に越えるでしょう。




・・・




まあその時は離婚すればいいので私は今のうちに備えを充実させます、

今はとにかく熊との遭遇を防げればいいので私はさっさとお風呂に入ります、

でもなぜか目線を感じます、もしかしてミッキーさんが覗いている?



???



・・・



!!!!!!!!!!!!!!!!!!




ま・・窓の外に黒い影・・そしてその瞳は私を凝視しています!!

あまりの驚きに湯船の中で震える私・・




・・・



あれ?



よく見るとこの熊子犬より少し大きい位?まだ子供のようです、

さらにこの熊・・窓の外を見ましたが母熊はいないようです、

もしかしてはぐれ小熊?すると小熊は猛烈に鳴き出しました!




グゥウ・・ギュウウウウ・・・




・・・




もしかして????




・・・



私は今思いっきり胸をさらけ出しています、まあ見てるのが熊だから、

だけどこの熊は私の胸を見て母のオッパイを思い出したようです、

お腹も空いているようなので・・この場合どうしたらいいのでしょう?




グゥウウ・・




窓ガラスを押さえるように私に近づこうとする小熊、かなりの空腹のようです、

さすがに無視は出来なくなった私、急ぎ服を着て窓ガラスを開けます、

すると小熊はまるで待ってたかのように私の胸に飛び込んで来ました!!




グウウウウウウウウ・・・




お腹の虫なのかうめき声なのかはわかりませんが・・




・・・




私は小熊を抱いて部屋に向かいます!そしてミッキーさんを呼びます、

そして私が抱いている小熊を見たミッキーさん!さそがし驚くでしょう・・



・・・




「あれ?この熊近くの農家で飼っている熊ですよ~!」




なんであなたそんなこと知っているのですか?




「ここのログハウスの管理者から聞いたんですよ~なんでも昔・・

母熊が雄熊に子供が襲われたとき雄と大喧嘩して死んだそうです、

雄は逃げたようですが・・小熊はそれ以降農家が飼っているそうです」




・・・




私はその小熊を抱いて・・




・・・



呆然としてました。




グゥウウウウウウウウ・・




・・・




とりあえず私は熊に食べ物・・既にバーベキューは空なので・・・




・・・




「にゃ~~~~!!!(訳)お母さん私達の食事があるよ~~!!」




・・・




なぜかルル達の声が理解出来た私、急いでキャットフードを開け・・




グゥウウウ!!!!!!!!




小熊は喜んでキャットフードを食べ始めました、とても嬉しそうです。




・・・




熊にキャットフード与えて大丈夫なのでしょうか??




頭を傾げる私をさておいて・・




「アハハハハ!!!キャッキャ!!ニャオ~~~ン!!!」




・・・




他のメンバーはすっかり小熊と仲良くなってました。























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