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ミッキーさんの特殊能力




舞台は大成功で幕を閉じました、今回は歴代最高売上げのようです、

ただ身内買いが激しくて・・なにしろエキストラの学生さん達の身内、

これらが関連する品を身内がとにかく爆買いしてたので・・・




・・・




まあ儲かればいいのです、ちなみに私の関連もソールドアウトです、

でも大半はミッキーさんが買いまくりほとんど各地の施設に寄付してました、

受け取り先も喜んで受け取ってましたので・・まあ結果オーライです。




2日後・・




今回の舞台は各地を訪問したこともあり休みをしっかり頂きました、

そのため私もマイホームママに逆戻り、日々食事の支度で大忙しです、

なぜかマーリットちゃんがおでんを求めるので毎日おでん三昧です。




・・・



外は猛暑です、毎日35度を超えてます、なので我が家も冷房フル稼働です、

そのためか室内は26度以下、少し寒いらしくマーリットちゃんはおでんを希望、

おかげで私は冷房と台所の温度差に奮闘し・・日に2回シャワーを浴びます。



・・・




「紗由美さ~~ん来ましたよ!!!」




なぜかシャワー上がりで髪乾かした直後にミッキーさんが我が家に来ます、

その都度時間はずらしてるのですけどミッキーさんはいつもこのタイミング、

まるで監視でもしてるのではないかと思うぐらいタイミングが同じなのです。




・・・




もしかして私覗かれてる??




私は即座に監視カメラを探しましたが測定器で探しても見つかりません、

もしかしたら外から双眼鏡で??でもカーテンは全部閉めてあります、

するとミッキーさんが私の心境を悟ったように私に語り出しました。




「紗由美さん心配しなくてもいいですよ、カメラなどは仕掛けてません、

ただ僕にはわかるのです、あなたがこのタイミングなら問題無いと・・

そのタイミングを感じながらここに来てるので心配無いですよ!」




あなた特殊能力でもあるのですか?




私の行動を察知出来るのですか?




だとしたら逆に不気味なのですけど??




・・・




私の疑いの眼を無視してミッキーさんはマーリットちゃんとゲーム開始、

私はおでんに加えケーキやクッキーなどを焼いて大忙し、そうして・・

猫達のご飯の時間も近づきましたので私は猫缶を開けて容器に入れます。




そうして・・・




「ニャ・・ニャ~~~ン・・・!!!」




「フーーーーーーーー!!!!!!」




・・・




さすがに同じ家の中で暮らしているので猫達の食事はお隣に置く私、

ですがニャン吉は食事よりルルと仲良くしたいらしいのですが・・




「ニャニャニャニャ~~~~~ン・・・」




「フーーーーーーーー!!!!!!」




・・・




一緒に食事はしますが・・ルルはニャン吉は嫌なようでひたすら威嚇です、

もう気の毒レベルになっていますがルルはひたすらニャン吉を拒否します、

今日も拒否されたニャン吉、食事後マーリットちゃんの傍でふて寝です。




んでルルはというと・・




「にゃ~~~~~~ん!!!!」




!!!!!




私の膝に来ての猛烈な甘え、まるで親に寄り添う子猫のように私に甘えます、

それを羨ましそうに見つめるニャン吉、目線がキツいですが私は無視です、

とにかくルルが可愛くて可愛くて・・私も満面の笑顔でルルを抱きます。




ですがニャン吉とは別の・・




寂しそうに見つめるもう一つの目線が私を襲います・・・




・・・




それは鏡で確認出来ます、その目線の主はゲームをしているミッキーさん、

ゲームをしながら・・でも鏡越しに見えるルルを羨ましそ~に見ています!




・・・




あんたは何がしたいのですか?




私はいつでもあなたを受け入れる準備は出来ているのですけど?




さっさとヤッて私を手駒にされたらいいのでは?




・・・




ですがミッキーさんは・・まるで私を母親を見るような目で見つめます、

でもゲームはきちんとクリア、器用に2つの行動をこなしています、

ほんとこの人どういう存在なのでしょう?ますます謎が深まっていきます。




「にゃ~~ん!!!」




ルルは満足したようで自分の寝床に戻りゴロゴロと喉鳴らし寝ています、

私はすぐさま食事の用意、今夜のメニューはおでんとご飯とハンバーグ、

新鮮な野菜サラダに先程焼いたクッキーとケーキを食卓に並べます。




「ご飯ですよ~~~!」




「は~~~~い!!」




よい子の2人はゲームを中断して食卓に座り私の料理を美味しく食べます、

あまり料理は得意ではなかった私ですがしっかり鍛えて自称プロ級です、

30分ほどかけで全員完食、即座に勉強机に移動して勉強開始です!



そして私はというと・・・




片付けた後台所の傍に置いてあるパソコンに向かい仕事の続きをします、

日本から送られてきた写真の中には美味しそうなラーメンがありました、

それは和歌山ラーメン、スタッフが気に入ったらしく複数ありました。




ほんと美味しそうですね~~・・・・




昔食べたことはありますが・・また食べたくなりました、そしたら・・




!!!!!




「よし紗由美さん!このラーメン食べに行きましょう!!!!!」




いつの間にか後ろにいたミッキーさんとマーリットちゃん、そしてニャン吉、

写真のラーメンに一目惚れしたらしく眼を輝かせ・・




でもこれ日本ですよ?




アメリカにも支店はあるはずですからそこへ行くのでしょうか?




するとミッキーさんが・・




「何言ってるんですか!現地で食べないと意味ないですよ!!!」




と興奮気味に語ります、これは止められそうにありませんね・・・




・・・



もしかしてニャン吉も連れていくのですか??




「もちろんですよ!」




・・・



私はルルの寝床に眼を向けると・・




「にゃ~~~~~~ん!!!!」




ルルも行く気満々でした。











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