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新たな舞台は異世界架空物語




最近私は学校関連の仕事が増えたせいか過激な内容はほぼ無しです、

まあ当然ですね、未成年が見るのですから過激には出来ません、

そのため身体的には楽なのですが・・今迄が今迄なので・・




・・・




それに身体が慣れていたせいか・・・




・・・




日々を物足りなく感じてます、これって贅沢な悩みなのでしょうか?

充実は感じているのですが・・もっと刺激が欲しいと思うこの頃です、

でも愛華先輩からの連絡はありません、かなり手こずっているようです。




数日後・・・




愛華先輩が久しぶりに私を呼び出しました、新たな仕事でしょうか?

呼び出してきたと言うことは・・舞台の話で間違いないでしょう!

と内心ウキウキして屋敷に伺うと・・・




・・・




「ほら紗由美さん!沙綾香が生んだ子供よ!可愛いでしょう~~!」




・・・




すっかり親馬鹿・・いえ伯母馬鹿と化した愛華先輩が子供を抱きご満悦、

私の心境などそっちのけで沙綾香さんの子供を見つめメロメロ状態です、

ちなみに沙綾香さんと晴翔さんは買い物でお出かけでここにはいません。



・・・



私は何のために呼ばれたのでしょう?



・・・



もしかして・・子供の自慢のために私を呼んだのでしょうか?




・・・




でもヘタレな私は席を立てません、なのでひたすら営業用スマイルです、

10分後やっと落ち着いたのか愛華先輩はやっと本題を語り出しました、

ただ私はこの10分は・・とても長く感じたのでもうヘトヘトなのです。




「ご・・ごほん!紗由美さん聞いて!新しい舞台が決まったのよ!」




!!!!!!!




やっと来ましたか~~~!!!!




私は心でガッツポーズ!やっと本職が出来そうです!!!




「そ・・それで・・どのような舞台なのですか?」




「ええ今回はね・・・」




要約すると・・・




今回は異世界物の架空物語、何でもエルフと人間が恋に落ちる話です、

落ちこぼれのエルフ女性がその場に耐えきれず逃げだし魔物と遭遇、

襲われ瀕死の状態の時通りかかった商人達に救われます。




瀕死のエルフは何とか商人達の治療で息を吹き返します、そして・・

商人の跡取り息子と恋に落ち共に商人生活をすごしていきますが・・



・・・



エルフが物珍しいこともあり攫おうとする輩が次々現れ窮地に陥ります、

困った商人は転職を決意、勇者となるため自身を鍛える為冒険に出ます、

その時エルフも同行、途中頼れる仲間が加わりパーティを結成します。



そうして・・



途中魔王が現れ戦闘、最初は大惨敗でこの時仲間2人を失います、

何とか逃げ延びた商人とエルフはある老人の元を訪ね鍛えて貰います、

そうしてパワーアップした2人がリベンジし魔王を倒し・・



・・・




勇者の称号を手に入れ・・エルフは賢者となり結ばれるという物語、

かなりアニメっぽい内容ではありますがかなり本格的な内容のようです、

愛華先輩も今回はかなり予算を費やすようで私も期待が高まります。



それで・・




・・・




何でしょうこの人事???




まずエルフ女性は私が演じるようです、そして仲間2人は晴翔さん、

それと沙綾香さんが入り魔王は愛華先輩が演じるようです。



・・・



まあ魔王は納得・・愛華先輩の眼が怖いので私は必死で目をそらします、

それで主役・・商人から勇者に変わるのを演じる男性は・・



・・・




なんでしょうこの人事・・



・・・



なぜかミッキーさんが演じます、彼って確か大学教授ですよね?

講師だから多忙の筈・・舞台で演じる時間なんてあるのでしょうか?

頭を捻っている私を見て愛華先輩がため息交じりに説明してくれます。




「じ・・実はね、あの子この舞台の話を聞いて一目散に私の所に来たのよ、

この舞台は自分が演じるから・・費用も出すからと行って譲らなかったの、

まあ費用負担してくれるなら私も楽だから渋々了承したのよ!」




なんですかその説明?




呆れる私を無視して愛華先輩がさらに語ります。




「さらに大学が生徒さんをエキストラで雇って欲しいと懇願してきたのよ、

こういう経験は先で生きるから・・少しでもいいから舞台に立たせて欲しい、

そう校長先生が直談判してきたから断るに断れなかったのよ」




・・・・




要するに・・ミッキーさんは単純に目立ちたい、大学は授業の一環、

愛華先輩は費用の確保ととエキストラを雇うお金を節約・・でしょうか?

皆の利害が一致したからこの舞台を立ち上げた・・と私は解釈しました。




・・・




少し呆れた私ですが・・



まあ私もそろそろ本格的な舞台に参加したいので・・



・・・



この話は悪くないので快諾、早速愛華先輩は準備・・・




・・・




「あらあら伯母さんのおっぱいが欲しいの?ダメよ~まだ出ないから・・」




・・・・




子供にデレデレの愛華先輩は・・




・・・




既にメロメロとなり周りが見えなくなっていて・・




そのまま私を放置して部屋に戻っていきました。










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