表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/129

まさかまさかのシンデレラ




私は当分の間大学の教材関連の仕事で日々を過ごしていってます、

先般の戦艦武蔵をはじめ空母信濃など当時世界最大の艦船関連、

これらの扱いの問題等を議論し・・こうすればよかったのでは?




と・・




いうような関連の仕事がほとんど、まあその分暇はありませんでした、

どれだけ優秀な艦があっても使い方次第では単なる鉄の塊と化してしまう、

そんな議論が永延と続き・・重い話ばかりで別の意味で疲れ果てた私です。



・・・




まあ仕事は仕事、なので全力で取り組む私、それが後日花咲きます、

仕事が切り上がった時大学のお偉いさん達が私の仕事を評価してくれました、

そして新たなお仕事の紹介がきて・・ですがその内容に驚愕する私です。




そのお仕事とは・・・



・・・



!!!!!!!!




まさかまさかのシンデレラ!!!!!!!




・・・



これも教材で使うらしくかなり大がかり、なのでキャストも豪華です、

私は今回はその中の役者Aだと思っていたのですが・・



・・・



「紗由美さんには主役を演じて貰います!」



・・・



私がまさかの主人公、まあ虐められるのは慣れてはいますが・・

肝心の王子様が・・なんでミッキーさんが選ばれたのでしょう?

なんでもこの企画を立案したのがミッキーさんらしのですが・・



・・・



あの人何してるのでしょう?



一応大学の教授ですよね?



どうしてこんな権限まで持っているのでしょう?



・・・



まあミッキーさんが得体の知れない人なのは何となく感じてました、

なので深読みは止めます、深読みしても意味ないのはわかっています、

なので切り替え、ですが主人公は重圧なのでこれは交代して欲しい・・



・・・



私の心境を完全無視して話は進みます、私は主人公のまんまのようです、

まずは虐められる場面から・・これに関しては私は負ける気がしません、

義姉達に虐められながら日々を過ごし・・逆に生き生きする私です。



尚これに関しても教材扱いらしく一般には解放しないそうですが・・・



・・・



エキストラを学生達が関わることもありその親や親族が上映を熱血希望、

なので急遽変更、各大学で上映しなぜか役割も一部変更となっています、

というのも・・遠方の大学だと生徒の移動も半端ないので現地調達です。



・・・



その地域によってキャストが大きく変更しているこのシンデレラ、

私も例外では無く遠距離は向かえないので現地の学生が代わりを務めます、

そうして各地で上映されたシンデレラ・・もうグチャグチャです。




なので・・




一応私が出演したシンデレラをオリジナルとしてDVDに収め各地に配布、

ただ教材なため過激な内容は控えキスシーンなんかもありません、

そのためかハイスクールや幼稚園などからも要望があり配布しています。




こうして・・




駆け足で作成したシンデレラ、そのためか各地ではズレが生じました、

ですが発案者のミッキーさんはお構いなし、各地と良さを引き出した!

となぜか自身満々に語るその姿にお偉いさん達も頷き納得してました。




・・・・




私も深く考えることはやめました、深く考えると身が持ちませんので・・




・・・




こうして即席のシンデレラの仕事は終了、私は家に籠もる日々が戻ります、

ふと見ると・・ルルを追いかけるニャン吉が私の前を駆けていきます、

とにかくニャン吉はルルと仲良くしたい・・逆効果だと思うのですけど?




ニャアアアアアア~~~~~ン!!!




フウウウウウウウウ!!!!!!!




・・・



ひたすらルルを追いかけるニャン吉とひたすらニャン吉を避けるルル、

見ていて堂々巡りばかりしている2匹、見ていて呆れるばかりです、

この日も進展は無かったようでニャン吉は渋々寝床に戻っていきます。



んでルルはと言うと・・




フニャアアアア~~~~~ンン!!!



ルルは私の膝の上にチョコン!もう可愛くて可愛くて思わず抱きしめます、

それを寝床の中から・・私を睨みながらうらやましがるニャン吉がいました、

ですが私は無視、ニャン吉はマーリットちゃんに任せてますから・・




その日の晩・・・




フニャアアアアアアアアア!!!!




学校から帰ってきたマーリットちゃんに甘えるニャン吉!

マーリットちゃんはしっかりニャン吉を抱きしめ慰めますが・・




・・・



時折ニャン吉はルルを見ていますが・・・




・・・




ルルは無視して寝床の中で寝ていました。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ