新しい家族
いつもご閲覧いただきありがとうございます。
おかげさまで手術も成功し日々の生活に戻りつつあります。
当面は無理の無い範囲で更新して行きますので
応援よろしくお願いします!
ミッキーさんとマーリットちゃんが相変わらずゲームをして遊んでます。
私はというと・・いつもこの時間帯は放ったらかしです。
・・・
このままでいいんでしょうか?
2人とも成績は優秀できちんとやることはします、だけどどうも私のことは・・
ほったらかしにして・・・
・・・
うん、うん、このままでは寂しいですね。 私もかまってもらえる人・・
動物でもなんでもいいのでめちゃくちゃ欲しいのです。
そう考えながら数日たち・・ある日思いがけない出会いがありました、
それはある地域で捨てられ痩せ細り傷ついていた小猫との出会いです、
何でもこの子猫がカラスに襲われていたところを通行人が助けたそうです。
その猫を保護官が持ち帰り急ぎ手当て、すると驚く位綺麗な猫になり里親募集、
それをスマホのサイトで見た私は一目惚れ、変装して施設に伺ったのですが・・
私と同じようにこの猫に一目惚れし駆けつけた競争相手か沢山いました。
・・・
まあ当然ですね、私が一目惚れした位ですから・・
・・・
てもこの子はどうしても譲れない私、なので施設に寄付を考えました、
そうすれば私に優先権が貰えると判断して担当者に寄付の申し出をしました、
その額は5万ドル(約80万円)ほど包み懇願し子猫の譲渡を求めました。
「(私)こ・・子猫を譲渡していただけたらこの額を寄付させていただきます」
「(担当者)そ・・それはこちらとしても大助かりです、あなたに譲渡しますね」
経営が厳しかった施設は大喜び、即座に私への譲渡が決まりました!!!
やった〜~~~~~~~~!!!!!!
私は大喜びでその子を抱き車に乗り込みます、だだ嫉妬の眼差しが私を襲います、
それは他の方々、特に子供達の涙ぐましい悔しさの目が私の心に突き刺さります。
「ず・・ずるい・・私が目をつけていたのに・・」
・・・
でもこの子は譲れない私、目を背け・・ふと思い出した田村直美さんの曲、
ゆす●ない願いを口ずさみながら目を閉じ気を紛らわしその場を去ります、
ほんと変装していてよかったです、舞台にも影響はないでしょう。
こうしてライバル達をお金で蹴落とした私!心はウキウキです!
やっと傍にいてくれる存在を手に入れた私、もう興奮が止まりません!
早速ペットショップにも足を運び必要なものを爆買いした私です。
ですが・・・
家にはさらに強力なライバルがいました。
「まま〜~~~~、この子の面倒は私か見る〜!!!!!!!」
「ニャアアアアアアア~~~ン!!」
・・・
学校から帰ってきたマーリットちゃんが子猫を抱きかかえ離しません。
・・・
「だ・・・ダメよ、その子はまだ小さいからままが面倒見るわね」
「イヤイヤ〜~~~~マーリットが面倒見るの〜~~~~!!!!」
・・・
これは想定外てす、というのもマーリットちゃんは・・・
普段猫にはあまり興味を示させず近寄ってもナデナデ程度、
猫番組やサイトなどを見てもすぐ飽きてゲームで遊んでいました。
おまけにミッキーさんも授業の一環として時々動物愛護団体等
それらの施設に行きますか犬猫に興味無くこちらもナデナデ程度です、
見た感じでは・・どちらも毛嫌いはしませんがほぼ無関心でした。
なので子猫を連れて帰って独占しても問題ないと考えていたのですが・・
ですが・・・
「嫌!嫌!嫌!この子はマーリットが面倒見るの〜〜!」
マーリットちゃんは子猫を抱きかかえ離そうとはしません!
子猫もなぜかマーリットちゃんから離れようとしません。
・・・
この分だと・・多分私が説得しまくっても聞く耳持たない でしょう、
でもこのままだとせっかく手に入れた子猫は独占され私から離されます、
なので私も譲れません、マーリットちゃんと勝負することにしました。
「まま〜!勝負よ~~~!」
「ええ、一度だけよ!せ〜の!!!」
ジャンケンポン!ポン!ポン!
結果は・・
私の勝ちです!!!
「う・・・・ウワァアアア〜ン!!!」
ジャンケンで負けたので大泣き・・でも子猫を離さないマーリットちゃん、
私が取り上げようとしても子猫を抱きしめ睨み離さないマーリットちゃん、
これは困りましたね・・このままだとマーリットちゃんに子猫を獲られます。
「ただいま~~~~」
ミッキーさんが帰ってきました、私とマーリットちゃんは経緯を説明、
それを静かに聞いていたミッキーさん、なぜか裁判長感覚で語り出します!
「判決!紗由美さんはマーリットちゃんに子猫の躾を任せること!」
なんでそうなるのですか!!!!!!!!!
半分キレそうになった私、するとミッキーさんが耳元で囁きます。
「マーリットちゃんの年齢はまだ力加減がわかりませんので訓練が必要です、
逆を言うと今の時期に子育てを体感すると母性本能が目覚め優しくなります、
なので先を考えると今はマーリットちゃんに子猫の躾させた方がいいのです」
・・・
確かにその通りかもしれません、でも私はどうなるのでしょう?
せっかく手に入れた子猫なのに・・・
・・・
後日・・・
「にゃ~~~んにゃ~~~ん」
「あはは・・よしよし!!!」
すっかりマーリットちゃんに懐いた子猫はべったり、その横にミッキーさん、
2人と一匹は仲良く座りゲームをしながら笑顔いっぱいの日々を送ります、
んで私はと言うと・・
・・・
はぁあああ・・・
いつものように台所で片付けをしながら・・
・・・
ため息をつき、スマホの猫動画で気をまぎわらす毎日です。