恒例の言い訳
いつも見ていただきありがとうございます。
この度筆者は体調不良のため手術を受けることになりました。
そのため2週間ほど更新をお休みさせていただきます。
落ち着いたら連載を再開したいと思いますので応援よろしくお願いします。
妙に頑固なミッキーさん、私が惚れるまで絶対手を出さないそうです、
なんかおかしいですね、昔の私もそうでしたが男はとにかくヤリたい、
まあ本能といえばそれまでですが男が求めるのは大概身体目当ての筈です。
だけど・・・
「あ~~~また負けた~マーリットちゃん強いな~!」
「えっへん!お父さん弱いな~まだまだね!!!」
・・・・
すっかり立場が親子となったマーリットちゃんとミッキーさん、
毎晩きっちり2時間ジャストまでゲームで楽しみ以降は勉強です、
ただミッキーさんの勉強は少し変わっています、例えば・・
「ねえマーリットちゃん、株は知っておいた方がいいよ」
「え?知るとどうなるの?」
「ああ会社の一部が手に入るのさ、それが多いほどより強く言える!」
「だとしたらどうなるの?」
「えっとね・・まずおかしなことをしてたら怒ることができるのさ、
たとえばマーリットちゃんが猫を飼っていてその子が悪戯したら?」
「マーリット怒る~!」
「そういうこと、でも本気で怒らないでしょ?悪さを止めるだけだよね?」
「うん!そうだよ!」
「会社の株を持ってたらそうやって怒ることが出来るから悪さが止まる、
そうして真面目にみんなが仕事すれば儲かるだろう?そうなるとね・・」
「どうなるの?」
「儲かったらマーリットちゃんのお小遣いも増えるんだよ、それ嬉しいだろ?」
「うん!うれしい!!!!」
「でも損をする事もあるから悪いことやおかしな事を見ておくといいんだよ、
どうにも直らない時はその株を売って他の会社の株買って同じ事するんだよ」
「するとどうなるの?」
「儲かる・・お金がたくさん入ってくるからマーリットちゃんが豊かになるよ、
そうすれば困った人を助ける事が出来るんだ、それって嬉しいでしょ?」
「うん!困った人マーリット助けたい~~!!」
「それじゃしっかりお勉強しよう、わかればわかるほど賢くなれるよ、
そうして余裕が出たらみんなを助けよう!さあ一緒に頑張ろう!」
「うん!マーリット賢くなる~~!!」
・・・
こんな感じで・・・
・・・
ミッキーさんの教育は・・自分が豊かになれれば人を助ける事が出来る、
確かに一理ありそうです、私も一時期お金で苦しみましたから・・
その時被災者などの募金に小銭すら入れられない自分が歯がゆかったです。
でも自分が稼ぐのには限度があります、知識がないと尚更です、なので・・
末端の仕事だけしていたらいずれ行き詰まるから知識を得よと言ってます、
言われてみればそうですね、誰でも出来る仕事は大概給料は低いです。
特にこのアメリカは移民社会、貧しい国から次々と難民さんが押し寄せます、
そうなると今迄の仕事が根こそぎ奪われる事でしょう、とても恐ろしいです、
なのでそうなった時に備えて自分が出来る事を把握しておけと伝えています。
・・・・
ある意味マーリットちゃんが羨ましい私、この言葉を学校で聞きたかったです、
そうすれば闇雲に逃げずに隠れながらでも稼ぐことが出来たかもしれません、
お金が全部とは言いませんが・・お金があれば大概の事は出来る現代です。
・・・
マーリットちゃんと私が意識交換して欲しいと思うこの頃です・・
ですが私は台所でおお片付けの毎日、さらに三十路を越えています、
今更いい大人の私に小学校のような教えをする人はいないでしょう。
・・・
頭を下げ落ち込む私。少し涙が出そうになりました、すると・・
!!!!!
「まま~~~どうしたの?なにか苦しいことがあったの??」
「紗由美さんどうされました?なにか辛いことでも??」
・・・
どうしてこの2人は私が落ち込んでいるのが察知できるのでしょう?
普段は無視するのにこういう時だけは突然押し寄せてくるんですけど?
・・・
また私は2人を安心させるため営業用スマイルで言い訳を語ります!
「う・・ううん・・2人が楽しく勉強してる姿を見るのが嬉しいのよ!
これも神様のおかげだから感謝してるとね・・感激して涙が出たのよ、
だから心配しないで!お母さんは今日も元気いっぱいよ!!!」
と苦し紛れを言った私、すると2人は・・
「オオオオオオオオオオ~~~~~!!」
「まま~ありがとう、マーリット嬉しい~~」
「か・・感激しました!さすが紗由美さんです!ますます惚れました!」
と言った2人ではありますが・・・
「さあ勉強の続きしようか~~」
「うん頑張る~~!!」
さっさと私を無視して机に戻り・・・
・・・
何事も無かったように・・・
・・・・
勉強の続きをするのでした。