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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第2章【G-1グランプリ予選】編
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第21話~激闘前夜・それぞれの思い⑥~

 「――私、ホントにバカでした……お金に眩んでたとはいえ、あんな連中に加担してたんだと思うと恥ずかしい――!!」


 そう言うと白鳥の目にまた涙が潤んできた。


「――ゲームでの偏見は昔も今も変わらないよ。

 世界でeスポーツが流行りかけた頃でも、日本が特にゲームに偏見を持つ人が大勢いたし、それ故に浸透していくのも世界で遅い方だった。

 ゲームを俗悪なものと決めつける人は大体同じ偏見を持つからね……」


 槍一郎が深い話を持ち込み、それを剣が更に畳み掛けた。


「それと、現実とかゲームワールドで勧誘してくる詐欺とかも一向に減らないしな。

 昔はカジノ法案に託つけて、副業の誘いをするマルチ商法とか今じゃプレイギアからプレイヤーIDの情報を漏出させる詐欺も多い。おじいちゃんに良く注意されてたよ」


 今でも通じる風刺が飛び交うなかで、レミが白鳥に問いかけた。


「仮に私達がブラックヘロンをやっつけたとしても、いずれ貴方にも加担した分の()()は必ず返ってくるわ。

 それを承知であたし達に協力した……って事で良いのよね?」


「勿論です!私のしたことはこれで帳消しにはなりませんけど、これで助けになるなら……

 ――そうだ!もう1つ重大な事を聞いたんです!!」


「重大な事?」

「はい、予選当日でD-Z計画が行われた時に……」


 また回想に戻し、舞台は占拠されたゲームワールド総本部。

 白鳥は逃走する際にボスとWGC社長の外崎の会話を耳にしていた。


「――テロリストの親玉……いや、大鷲英機おおわしひでき!!

 貴様まだあの『ゲーム・レボリューション』の事を根に持っているのか――!?」


 束縛されている外崎をよそにボスこと大鷲がふんぞり返っている。


「当たり前だ。私達が発明した『トランスホール』をあのバカがこんな世界を造り上げるために強奪され、今やゲームでの産物にされた気持ちが分かるか――ッ!!」



 あのゲームワールドを創世された革命『ゲーム・レボリューション』に何か恨みを大鷲は持っているようだった。



「今度は私がこのトランスホールで報復させる!!

 ――ゲームという俗悪そのものを消し飛ばしてくれるわ!!!!!」



 これを聞いたシャッフルオールスターズの時が止まりかけた。


(大鷲って……確かおじいちゃんからその名前聞いたことがあるぞ――!)


 剣は何とか大鷲英機の事を思い出そうとしたが、出るものが出なかった。


 そしてD-Z計画の計画書を読んだ槍一郎がこの話を聞いて合点がいった。


「……何としてでも止めるぞ。これはテロなんて片付く話じゃない、()()()()()にもなりかねないぞ!!!!」


「――よぉし!ブラックヘロン討伐やってやらぁ!!!!!」


 と鼓舞する剣の背後に人の気配が――!!


「!!――剣君、危ない!!!!」


 ベッドで寝ていたみのりが人の気配に気付き、剣はとっさに避けた。


 鉄パイプやスタンガンを装備したブラックヘロンの団員がここまで嗅ぎ付けてきた。


「誰を討伐するだぁ?下等プレイヤーに……裏切り者が」

「この世界を消去させる前に俺達が貴様らを消去させたるか、あぁぁ!?」


 狙いは白鳥と剣達。病棟でパンチ食らわれた団員が殺気立てて襲いかかろうとする。



「……やってくれるぜ、ハイエナ共がッッ!!!!!」



 予選後半戦を目の前にブラックヘロンに狙われたシャッフルオールスターズ!!


 そして遠方から解き放つは立海遊戯戦団、それぞれの意志が交錯する三つ巴の動乱がもうすぐそこまで来ようとしていた!!!



 G-1グランプリ予選後半戦!

 今、ゲームワールドの存亡をかけた闘いへシフトアップする!!!!!

修羅場と化したデュエルフィールド。シャッフルオールスターズがその地に立つとき、G-1グランプリ予選後半戦はBLACKHERONとオールスターズの一騎討ちと化する!!


次回、第22話。

6thSTAGE、舞台は巨大アスレチック!?

お楽しみに!!!

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