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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第2章【G-1グランプリ予選】編
93/310

第21話~激闘前夜・それぞれの思い②~

 一方、舞台戻ってプレイヤーバザール内の『プレイヤーズ・ラボ』


 夜の研究室にシャッフル・オールスターズがプレイヤーの秘めた力・PASパスを桐山剣に伝授すべく検査を受けていた。


 PASを覚醒させるには、どういう方法があるのか……?

 ――と言っても大したことではない。


 剣はプレイヤーズ・ラボの権威オーソリティー、Dr.ノイマンによって()()()()()を行っていた。


「――それじゃ……得意なゲームは?」

 テストは至ってシンプル。Dr.ノイマンの質問に答えるだけでいいのだ。


「んーと………トランプ。特にポーカーかな」

 剣も一時考えて淡々と質問に答えていく。


「人で嫌いなタイプは?」

「インテリと偏見持ち」

「ゲームに負けると心底悔しがる?」

「当たり前でしょ」

「最近悩みとかはあるのかな?」

「首元が良くこりましてね……」

「世界平和は叶うと思う?」

「どうでしょう、元々人間ってかプレイヤーは多種多様ですから皆が善人な訳が無いと思うんです。テロリストもいれば偽善者もいて、その中で俺達もいる。だからそれらの存在を理解しつつ、分かり合える心を持ってこその――」


「『理屈っぽい』っと……」

「え゛??」


 これが暫く10分ほど続いた。


「PASを調べるって言うからハイテクな研究するのかなって思ったら……地味過ぎるわ」

 レミが多少がっかりした感じで剣達を見つめていた。


「仕方ないさ、人の心を調べてるんだから。原始的なテストが一番分かりやすいって言うからね」

「でも槍ちゃんもここで調べて貰ったんでしょ?」

「そうだよ。まぁ心理テストだけやるわけではないし」


 槍一郎も以前PAS覚醒時にここを訪れて検査をしたようで慣れてる感が染み渡っている。


「――じゃ最後に、自分の思い描くゲームのプレイスタイルを教えてもらおう」

 Dr.ノイマンが心理テスト最後の質問をした。


「……そりゃ勿論、剣を抜くように素早く構えて1に攻撃、2に攻撃!

 3、4で守って、5でフィニッシュ!!って所かな」


 剣もすっかり熱くなって()を振るう素振りを見せてアピールをした。


「フフフ、若くって良いじゃないか。

 ――よし!これで心理テストは終わりだ、次にこのデータを元に更に君を掘り下げて検査してみよう」


 次に剣達が向かったのは、巨大なカプセルとその隣に大きなパソコンを備えた個室である。


「これは『イマジネーション・カプセル』という装置だ。

 ここで剣君は実際にゲームをしておるときの心境を()()してもらう。君の想像心からPASがシンクロしあい、パソコンでPASの形を見せるためにな」


「何か強引にハイテクな感じに引っ張りましたね……」

 剣は検査のギャップに苦笑していた。


「それを槍一郎君もやっていたんだよ」

「そういうこと」

「ワイもこれでPASを知ったんや、随分昔やけどな!」


 槍一郎と豪樹は頷きながら言った。そして恐る恐る剣はカプセルの中に入っていった。


『――剣君、私の声は聞こえてるかね?』

 カプセルの中から無線でDr.ノイマンの声が聞こえている。


『ちゃんと聞こえてますよ!』

 カプセルの中の剣の声はパソコンのモニターから聞こえてきている。


「よし、そしたら目を瞑って私の言葉の通りに頭の中で想像してみなさい!自分が本当にゲームをしているときと同じように」


 そう言うと剣は目を瞑った。そして無意識にゲーム開始前にいつも行っている構えのポーズを取った。


「ん……あれは――!」

 ベッドで寝込んでいたみのりが一旦目が覚めて、カプセルでの剣を見て一瞬思い出した。


 初めて剣と出会い、練習した『トランプ・スピード』のあの()()()()()に――!!

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