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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第2章【G-1グランプリ予選】編
88/310

第19話⑥~万事休す!!~

 広く放たれたインパクトの跡に埋めてある地雷が綺麗に残してあった。

 これはまた、ブラックヘロンの作った『B.H Bat』のせいかとみのりは思ったが……


(――違う、そうじゃない!あの人はUSBを使ってないし小細工していた様子もない!!

あの技はそう……槍ちゃんやレミちゃんが使ってたような()()()に近かった!!!)


 確かに以前槍一郎もレミも、そして今の烏田にも使っていた『遊奥義』。

 これは小細工無しの本気の実力技のようだ。


「……どうした、怖じ気づいたか?」

 烏田が冷徹な顔でみのりを睨み付ける。


「バカにしないでよッ!!貴方がどんなに強くても私だってやれば出来るんだもん!!!

 ――私が頑張ってる所を、剣君達に見せるんだからッッ!!!!!」



 圧倒的な実力にもみのりは屈しない。みのりには屈強な精神が驚異に抗う力と化していた。


(『剣』……!?そういう事か――!!)

 


 みのりのターン!起死回生のスイープルーレット!!


 止まったのは――チャンスゾーン!!!


「行くわよ!!チャンスゾーン必殺、『グランドクロス』!!!」


 チャンスゾーンの能力『グランドクロス』!!

巨大な十文字を描き、綺麗さっぱりにパネルを潰し、地雷をも消し飛んだ!!!


 これでみのりが一歩勝利へリーチがかかった!!――――のだが?!




「……そうか、あんたがあの『剣』の知り合いか」


「!??」


 烏田のターンが一瞬で処理を終えて、いつの間にかみのりのターンになっていた。


「じゃ、あんたには()()()()()()


◇◇◇


 その頃、爆発処理に費やしているオールスターズは1つ気掛かりな事が残っていた。


「ヤバイぞ、残り1つの爆弾が何処にも見つからない!!」


 ある程度の爆弾は処理し終えた。しかし残り1つの爆弾が設置場所を見てもどうしても見つからないのだった。

これで爆破でもされたらとんでもないことになる。


 流石の槍一郎も焦りが募るなか、剣があることに気付いてしまった。


「おい、最後の1つ……みのりのコントロールパネルじゃないか??」


 今まさに、決勝で試合をしているみのりのコントロールパネルど真ん中に爆弾のチェックが印されていた。



「まさか――――!!?」


「みのりッッ!!!!!」


 剣は全速力でΩブロックへ向かった。


◇◇◇

 


「『消えて貰う』って、どういう事!?」


「今にわかる。こういう事だ!!!」


 再び烏田の手が光った。


「……え、な、何よ……手が、私の手が勝手に――!???」


 みのりの意思に関わらず、まるで操られたかのように右手でスイープルーレットのボタンが押された。数字の『1』にストップ。


 そして、パネル処理するカーソルまでも操られている。そして止まったのは……()()()()()()()()()パネルだ。


「こいつは俺の遊奥義『ハンドコントロール』、お前の自律神経を奪い取って手先を操作する。

 お前には恨みは無いが……これも運命だと思って、消えろ」


 最早慈悲は無い。みのり、万事休す。


 そこへ――――



「みのり!!!早くそこから離れろォォッッ!!!!」


 Ωブロックから飛び込んできたのは剣だった。


「剣君――ッッ!!!」


「もう、遅い!!!!」


 ……カチッ――!!!



 地雷パネルにセットされたカーソルでパネル処理が作動された……



 ――――――ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!



「みのりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッッ!!!!!!!!!!」



 爆破されたコントロールパネルにみのりが尾羽打ち枯らすように倒れこんだ。


 コントロールパネルのリフトが下がりだすと一目散に剣はみのりの元へ駆け込んだ。


「――おい、生きてるよな?みのり俺のこと分かるよな!!?オイッッ!!!!」


 剣は半ば混乱しながら胸元で必死にみのりを呼び掛けた。


「――――つ……剣、く………ん」

 みのりに息はあった。しかし全身はボロボロ、重症の状態だ。



「オイ何ぼーっとしてんだよ、怪我してんだよ医者呼べ!早くッッッ!!!!!」


 会場のスタッフ、プレイヤー達でゲームワールドの救急隊を呼びみのりは運び込まれた。



「お前が『剣』か………」

 低い声で遠くから烏田が剣を呼び掛けた。


「……俺を狙ってんだろ、何で関係ねぇ親友を巻き込んだ!?」


「精神を潰すには身近な者から潰すに限る。いずれにせよここにいる者は皆消すがな」


 冷徹、残酷、残忍の3拍子に相応しい答えに剣の怒りのボルテージが上がった。



「てめぇらホントえぇ加減にせぇよ――!俺達の居場所を消すに飽き足らず、大事なものまであやつけやがって……!!!!!」



「――だったら、同じ土俵でケリ着けてみるか?お前らの好きなゲームで、我がブラックヘロンを潰してみろよ!!!!」


 怒り心頭の剣がついにブチキレた。


「上等だッ!!かかって来やがれッッ!!!!!」



 悲劇覚めやまぬゲームの聖地の激闘、前半戦はゲームワールドの夜更けと共に終わった……

予選前半戦を終えた、傷だらけのオールスターズ。そして戦い終えてなおBLACKHERONの独裁が続くなか、剣達が取った行動とは!?


次回、第20話!!

プレイヤーの真の能力が明らかに!!

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