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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第4章【アメイジング・ウォーズ編】

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第54話④~プレイヤーをなめんなよ!!~

 傷付いた穂香を庇う桐山剣。大事な友を守るためにその振るえない剣を好敵手・立海銃司が振るう。


 それは立海遊戯戦団の屈辱を晴らすためか、それとも……!


「……何だ、まだ文句があるのか負け犬筆頭の立海銃司君。もうお前らには利用価値もねぇんだよ。ガキはガキらしく死んだ兄でも泣き付いてろ青二才が!!」


 先程の賢士朗のインテリ口調が、暴走の影響で理性を破壊し、本性を表している。


 しかし、賢士朗の腹ただしい傲慢な態度と煽りを銃司は屈することはない。何故なら彼の冷静な顔の裏に、()()()()()の意志が目覚めていた。



「……まぁ、そう固いことを言うな()()超次元の神よ。貴様には言いたいことが山ほどあるが時間が押してるんだ、全部凝縮して言わせてもらおう。


 ――――俺達プレイヤーを舐めんな。魂も誇りも捨てた()()()()()()()()()()が……!!!!!」


 すると銃司の両手からクリムゾン色のPASの波動が迸る!! そしてその波動が()()()()に変化させた!!!


「これは立海の契約を背いた罰だ!! せいぜい脳天に弾丸ぶち抜かれて反省してろ!!!

 ――W(ダブル)・クリムゾンマグナム、発射(ファイア)ッッ!!!!」


 PASの波動エネルギーから放つ弾丸が賢士朗目掛けて発射された!


『……はぁ?』


 だが標的(ターゲット)()()なら良かったのに。二つの弾丸は通信で映し出されたホログラフィーの賢士朗を通り抜け……


 ――ズガアアアアアン!!!!


 玉座の天井に着弾し、大きな音を立てた後には壁に円盤状の穴がぽっかりと空いた。その弁償は経費になるのだろうか?



『……バカめ!! 映像に銃を向けても穴は空かんぞ。最近のガキどもはストレス発散に何かを壊さんと気が済まぬのか!? 感情で私を潰せると思うな能無しが!!!』


 口の減らない奴だ。しかし銃司みたいなカリスマとなると、それくらいで済むような輩でない事は読者の皆さんにもご承知の事だろう!


「……なぁ、超次元神(笑)よ。貴様のような傲慢で粋がってる大人が、俺達をガキ扱いして、腐った目付きでこの世を見下すような態度されるのが俺の反吐が出るほど気に食わん所だ。


 ――――それと言った筈だ! ()()()()()()()()()()と!!!!」


 銃司は片手にプレイギアを広げ、通信を送って指令を下す……!!



「……桜、始動だ!!」


 ◇◇◇


 ――超次元のゲートを繋ぐエリア『ヘブンリー・ゾーン』。そこに一人のプレイヤーが……!



「……了解致しました銃司様。クリムゾンの弾丸を確認、これより時実 桜(ときざね さくら)、ストライクバックへの任務遂行に入ります。待機時間は……1()()です!!」


 ――――ボォォォォォォォォン!!!


 時空を司る桜のPAS『オールドクロック』が、縮小するゲートの時間を止め、プレイギアを開いて作業へ進んでいく。


「……さて、外部五角形の等間隔でゲート解放プログラムのデータを転送させれば良いんでしたよね」


 桜はプレイギアでプログラミングされた、超次元空間のゲート縮小を防ぐための解放プログラムの圧縮データをゲートのその側に5ヶ所、淡々とセッティングの作業に勤しむ。


 時間を止めた以上PASを切らさない限りは、制限時間も焦ることも無い。


「…………プログラムセット完了。銃司様のゲーム部屋のお掃除よりも全然楽な仕事ですわ。ワガママも言いませんし!」


 まるで反抗期の息子の部屋に下手に触ると怒鳴られるのが嫌で掃除できないお母さんみたいな言い方。



『……器用なプレイヤーも居たものだ。時空を歪めて霧を遮断させるとは。……だが、ゲート解放プログラムだと――?』


 賢士朗が桜の行動に疑問を持つや否や、PASの能力を解除し、避難した桜がプレイギアで連絡を送る。


「これより桜、遂行完了により帰還致します。史也様、後はお任せします!」


 史也……ということは!


 ◇◇◇


 ――バスター・キャッスル指令室。


「……ん、ご苦労だった。配置にブレは無し。完璧だ」


 史也は既に数台のパソコンモニターとe-スポーツで使われそうなゲーミングヘッドホンを装着して、臨戦体制に入っていた。


「しかし……先程は恐れ入ったよ超次元神(笑)。私の知識が如何に浅はかだったか思い知らされたよ」


 ……さっきから(笑)(かっこわらい)って何でしょうね? 笑わせんなって事なのでしょうか。……良いですよもっとやれぇ!!!


「だが仮にも私はプレイヤーの端くれで諦めが悪いんでね。お前から直々にコンティニューを申し込みに来たのだ。――菜々子(ななこ)、全力フォロー頼んだぞ。ボーナスはチョコプリン10個だ!」


「はい!! 史也様の為ならなんなりと!!!」


 秘書の菜々子も隣でやる気満々スタンバイOK状態だ!


『……何をする気だ? もやし共が』


「知識じゃどうしても勝てないからな。ここはシンプルにパワーで挑むまで。――――ゲート解放プログラムによる()()()()()()()だ!!」



 ――説明しよう! 立海遊戯戦団が開発した『ゲート解放プログラム』の原動力は、それをコントロールするボタンの()()()とPASのパワーによってその能力が発揮される。


 即ちこの勝負は原点回帰のシュウォッチ宜しく、ボタン連射による正真正銘のパワー勝負!! 脳筋な展開だと嘲笑うがいい。だが彼等は本気でこの勝負に賭けているのだ!!!


 そして史也と菜々子は己のPASを解き放ち、鬼神の如くボタンを連射する!!!!



「「立海流遊奥義!! 【パワーフォース・バイブレーション】ッッ!!!!!」」


 凄まじい二人のボタン連射が、五角形に設置されたプログラムを作動させ、巨大なファイアウォールと化した!!


 五色の彩るファイアウォールが、ゲートの縮小を抑え込んで固いバリケードとなっていく……ところが。



『……ふん、めんどくせぇ……!!』


 それを賢士朗が黙ってみている筈が無かった!


 超次元空間のコンピューターを作動させて、ゲートの縮小ペースを早めてファイアウォールを破壊しようとしている!


「……史也様押されています!!」

「ちっ……、やはりファイアウォールを破壊させるプログラム対策は備わっているか――!」


『身の程を弁えろ! お前らは何でもかんでもゲームで収まるとでも思ったのか? 上級者用のハードモード程度で世の中まかり通ると思ったら大間違いなんだよ!!!』


 それは何のゲームのハードモードですか? 読者の皆さんも人生をどのゲームのハードモードに例えるべきであろうか? それは人それぞれである。



「……そうか、魔○村の裏面程度の考えじゃ攻略するのは酷か。しかしそのゲームは、――()()()()()()も可能だろう?」


 マルチプレイ……まさか!


「準備は良いな、シャッフル・オールスターズの諸君?」


「いつでもOKです! 史也さん!!」


 おぉ……みのりさん! それにレミさんに、豪樹(ごうき)さんに、槍一郎(そういちろう)さんも!!

 皆手元にボタンを添えて、加勢の構えを取っている!!!


「僕もこのままやられっぱなしじゃ癪だからね!! 残りのPAS全部使い果たして加勢するぞ!!!」


 そう言うと槍一郎は青色のPASを、レミは黄色のPAS、そして豪樹は紫色のPASをそれぞれの利き手、第一関節の指に集中させた。


 そしてまだPASを覚醒していないみのりは……


「ちゃんととっておきを用意してあるもんね!! みのり印の『良くしなる物差し』~☆」


 ……いや確かにタイプによっては連射で物差し使う人も居ますが、どっから持ってきたんですかね!!?



「「「「シャッフル・四重奏(カルテット)遊奥義!! 【ソニックビート・アラカルト】!!!」」」」


 シャッフル・オールスターズによる四人の大連射でプログラムの第二波(セカンドウェーブ)到来!!



 ――レミのボタンを上下擦りつける指擦り連打!


 ――みのりの物差しのしなる振動を利用した物差し連打!!


 ――槍一郎の全身痙攣(けいれん)による人間携帯マナーモード連打!!!


 ――豪樹の隕石のような鈍く重い親指連打!!!! ボタン壊さないでね。


 これらのボタン連打アラカルトが、再び超次元ゲートをこじ開けた!!!


「凄い……っ! みのりも、槍ちゃんも皆も頑張ってる!!」


 そして仲間の頑張りが、ゲートを様子を穂香と共に見守る剣たちの希望となっていった。



『…………ガキの連れに、WGCの犬も共同戦線を組んでいたのか。しゃらくせぇんだよクソガキ共が!!!!!』


 ……まただ! また賢士朗がプログラムを再び畳み掛けるように、意地でもゲートを閉めようと躍起になっている!!


 6人の力でも収まりきらない……!!!


「ちょ、マジ!? まだこじ開けられないのッッ!!?」とレミ。

「アカンってこんなん、腕の血管浮き出まくっとるわ!!!」と豪樹。


「これでも、足りないのか……!!」


 そして槍一郎も苦虫を噛みながらも必死で連打をしていく。



『愚かな……ガキが何人集まろうとも勝てる筈がねぇんだよ、いい加減解れよバーカ!!

 ――神が小童(こわっぱ)ごときに勝てるわけがねぇだろぅぅぅがぁぁぁぁぁ!!!!!!』



 私も参加したいッッ、だが語り部は物語にしゃしゃり出る事は出来ないのだ。畜生、畜生め!! こうしている間にもゲートがどんどん縮小して、消え去るのも時間の問題となっていく!!!


「ダメだ……ッ、押し切られる……!!」

「史也兄!! どうしたしっかりしろ!!!」


 剣も銃司も、ゲートの状態に仲間達を鼓舞して行くが、最早史也やみのり達に応える余裕すらない。皆全神経を集中させて、必死に連打を続けている……!!


「ここまで、なのか……!?」


「………………いや――! まだ終わってないぜ銃司!!」


 銃司も諦めかけるなか、剣だけは何か確信したものがあった。それは……



『ま、良くやったって一応褒めておくよ。これで皆ゲームオーバーだ。アッヒャヒャヒャ――――』




『…………あー、あー、ハロー、テストワンツー? 俺の美声オッケーマイクちゃん……っと』



 ……ぬぬっ!? 超次元空間から何処からともかく無線のような声が……!



『……よぅ、賢士朗おじちゃんもといクソ親父! 久しぶりやなぁ!』


「ん? お前は……」


 ◇◇◇


 ――バスター・キャッスル資料室にて、ただ一人、プレイギアで遠方通信を行っているプレイヤーが……



「何や、還暦行ってねぇのにもう認知症か? 癪だろうが俺からちょっと医者行くことをお勧めするぜ。ただしバカに付ける薬はねぇだろうがな!!


 ――ゲーム・ウォーリアーはもう一人居るんだぜ!!!」



 ……そう、ゲームはまだ終わっていない!


 ゲート解放への最後の切り札は、シャッフル・オールスターズ池谷倭刀(いけたに やまと)に託された!!


ゲームの続きが気になる皆さん!『早く続きを読みた~い!!』って方は是非ともブックマーク、感想、評価等も宜しくお願いします!!


またTwitterからの読了ツイートも大きな励みとなります!是非読み終わった後のツイートも宜しくお願い致します!!

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