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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第4章【アメイジング・ウォーズ編】

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第52話①~昨日の敵は明日の親友~

人はそれをただ、『執念』と呼んでしまうのか!?


ゲームに挑み、戦う者のみが知る現実とゲームの非日常なコントラスト!!

だからこそ『悔しさ』が、『喜び』が、『快感』が、1000倍輝く閃光の日々!!!


己の魂の形を、希望への光に変えて……、さぁ戦えぇぇぇぇぇぇッッ!!!!!


第52話、アメイジング・ウォーズEX・FINALSTAGEへ! オープン・ザ・ゲート!!!!

 

 ――シャッフル・オールスターズVS立海遊戯戦団(たつみゆうぎせんだん)

 二つのチームを巻き込みゲームワールドオンラインに隠された秘宝・G-パーツを賭けた戦争『アメイジング・ウォーズ』。


 2つのチームのリーダー同士の戦いの末、オールスターズのリーダー桐山剣(きりやま つるぎ)の勝利でG-パーツ奪還かと思われたが……


 この戦争を引き起こした元凶、大森賢士朗(おおもり けんしろう)の娘、大森穂香(ほのか)の出現で再び激戦の幕が上がろうとしていた!


 ◇◇◇


 ――紅蓮城バスター・キャッスル、指令本部。

 ここにその激戦の様子を伺う者達がいた。


 桐山剣の親友、河合(かわい)みのりである。


「そんな……、穂香ちゃんとまた戦うことになるなんて……」


 彼女の気持ちはとてつもなく複雑であった。


 ――というのも数十分前……


『やったぁぁぁぁあああああああ!!!!!! 剣くん勝った勝った勝ったーーーッッ!!』


 ……と、さっきまで好敵手・銃司との勝利で我を忘れて大騒ぎしていたみのりがその直後に同じく友人である穂香との対峙になった為、心の底から喜ぶべきか否か混乱していたのだ。


 そんな困惑しているみのりに対し、横で同じく見守っていた立海の参謀長、大門史也(だいもん ふみや)が指摘する。


「……何も予想外な話では無いだろう。いずれは彼女と桐山剣とでまた戦うことは覚悟しているんだろう?」


「は、はい……でもよりにもよってこんな時に……」


 確かに互いに全身全霊で戦ってきた銃司戦の直後に強豪相手は酷すぎる。

 しかしこれを越えなければ、G-パーツも取り戻せないだけでなく、穂香も救うことが出来ない。


「……でもでも! 戦わないで説得とか出来ないのかしら!!」

「いやアカンと思うで。自分の意志を押し切ってG-パーツを強奪したんや、今さら後戻りは出来ん覚悟で来とるわ穂香は」


(レミちゃん、豪樹さんいつの間に……)


 みのりはいつの間にか後ろで観戦していたレミと豪樹に少し驚き、困惑した。剣の激闘を直で見たくなったのか、或いは空気になるのが嫌になったのか。――すると突然。


 ――ビシュンッ!!


「うわぁッ!! 今度は何!??」


 突如みのりの真横に()()()()したのを見て、跳ねるようにぶっ飛んだみのり達。



「失礼します、史也様。紅蓮城の空間復旧メンテナンスが完了致しました」

「うむ、ご苦労だった桜」


(桜……?)


 みのりは瞬間移動で報告に現れた時実桜(ときざね さくら)に既視感があった。


 彼女がみのりとコンタクトをしたのは、G-1グランプリにてセキュリティ解除に出陣した銃司の護衛に居たとき以来である。※第25話参照。



 この時みのりが桜に感じた印象は『冬のように凍てついた視線』。

 しかし今の桜にはそのような印象は消え、春のような暖かいものをみのりは感じた。



「……桜、今さっき銃司と桐山剣との対戦が終わった。結果は、銃司の敗北だ。だが今回の戦争で立海遊戯戦団の名がこの電脳世界で刻まれた、我々の目的は達成したんだ。だから銃司の事はあまり責めてくれるな」


「――――承知しました」


 この時の桜の表情から察するに、それは恨みも負の感情もない潔い肯定の返事だった。


「意外だな。お前があっさり認めるとは…………それに、憑き物が落ち着いている。桐山剣とのゲームで何かあったのか?」


「…………いいえ、史也様の気のせいでは無いでしょうか?」

「……ならそういう事にしておこう」


 読者の皆さんは……分かってますよね? 私と読者だけの秘密ですよ。


「……あ、あの、貴方が桜ちゃん? G-1グランプリで私と会ってた事知ってるのかな……? なんて……」


 みのりは思いきって桜に話し掛けた。その動機は純粋に、彼女の事を知りたいと思ったからであった。

 そんなみのりに桜は警戒も距離も取らずに深々と一礼した。


「……えぇ、覚えていますわ。河合みのりさん、ですよね?――改めてはじめまして。立海遊戯戦団の侍女の時実桜です。以後お見知りおきを」


「…………うん! 宜しく桜ちゃん!!」


 みのりも嬉々とした笑顔で桜に両手でガッチリと握手した。それに対し桜も少しだけ柔らかな笑みを返す。


(何処が気のせいなものか、人間嫌いだったメイドが……)


 口には出さないが、変わっていった桜に史也も心なしか嬉しそうな顔をしていた。


「…………桜、仲良しな場面の途中で悪いが、次の仕事に取り掛かって貰いたい」

「構いませんが……何の仕事ですか?」


 史也の指令に桜も瞬時に切り替えて冷静モードになった。


「G-パーツを保管しているエネルギー増強装置の設備を頼む」

「…………大森博士の対策ですか」


 桜は苦い顔をしながら勘づいた。


「あのクレイジーパパは必ず何か仕掛けてくる。その為の警戒も兼ねてな」


「でも()()……いえ、切り札騎士が勝ったとはいえ、この戦争が正式に終結を確認されない限りは、まだ銃司様に所有権があるというルールなんですよ?」


「確かに。プレイヤーはルールを覆せないし、一度交わしたルールは反故(ほご)しないのが立海のしきたり。だが……あの狂親がそのルールを守ると思うか?」


「……いえ、思いません」


 これに関してはみのりやレミ、豪樹だけでなく、私も読者の皆さんも100%無いと思ってる。


「サイドも同意件のようだな。だからこそ用心して万全の体制を整えるんだ。良いな? 桜」


「……はい、仰る通りに」

 桜は深く礼をして承諾した。



「…………あの、史也さん!」


 史也の名を呼び掛けたのはみのりだった。


「何だ?」


「私達にもその役目、手伝えませんか……?」


 みのり、レミ、豪樹は既にゲームでの疲労は回復している。そして戦争での両チームの激突が終わった今、最早彼女らにとって敵は立海遊戯戦団では無くなっていた。


「……どうも君達のチームはお人好しというか何と言うか……全員考えてることは一緒らしい」

「え?」


「モニターを見てみろ、()()()()はもう既に動き始めている」


「……!!」


 監視カメラで捉えたモニター映像には、立海のメイドプレイヤーと共同作業をしている倭刀と槍一郎(そういちろう)の姿があった!



 共通の敵の出所を探るため、少しずつ、少しずつ……、二つのチームが一つになろうとしていた!!


次回の更新は5月10日(日)を予定しています!

お楽しみに!!


そしてゲームの続きが気になる皆さん!『早く続きを読みた~い!!』って方は是非ともブックマーク、感想、評価等も宜しくお願いします!!

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