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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第4章【アメイジング・ウォーズ編】

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第47話⑦~時間よ止まれ!!~

【アメイジング・現在状況】


・桐山剣 HP600:手札2枚 EG②

フォロワー:【ヴァルキリー・フレア・ドラゴン】

マテリアル:【ボンドストーン】


・時実桜 HP550:手札4枚 EG⑤

フォロワー:ユニット【時空の使者―クロノス―】


フィールド:『トリックディメンジョン』

※AP/DPステータス逆転中

 抜けば輝くカード1枚、互いにデッキから引き出したカードは切り札か、それとも……?


 現在フィールドには相対する切り札のユニット。


 剣の≪ヴァルキリー・フレア・ドラゴン≫。


 桜の≪時空の使者―クロノス―≫。


 そして残り少ない二人のHP、片手に持つ武器とカード。


 アメイジングを制するのは――ユニットとカードの力を信じるプレイヤーのみ!!



「……一応確認しとくぜ、俺に()()()()()()()()()でな。

 ――今の時点でユニットは出せるか?」


 剣の勝ち誇るような問いに、桜の不愉快な感情が高まる。


「……………出しませんが、勝ち誇るには少し短気な質問じゃないですか?」


「短気じゃねぇ、()()調()()だ。お前が何かやらかす前に終わらせてやる!!

≪ヴァルキリー・フレア・ドラゴン≫でアタック!!!」


 剣の左腕のカードスキャンブレスに、ドラゴンへの攻撃指令をコマンドする!!


(……何をするつもり?単体で攻撃してもHPは残るのに―――!!?)



 だがその刹那、剣が≪ファイティングブレード≫を前屈み姿勢で構えるのを桜は察した。


「止めに使うのはカードじゃねぇ……()()()があるのを忘れたか!!」


 カスタマイズ・クロスで装備した武器には【必殺技】コマンドが存在する。EGを払ったりすることで通常の攻撃とは違った技を繰り出すことが出来る。


 剣が装備している≪ファイティングブレード≫の必殺技は……


 ☆必殺技:【ソニックブレード】

(プレイヤーまたはユニット1体にAP150の遠方斬撃を繰り出す/EG①/接近型)


 ドラゴンの攻撃+必殺技による攻撃が当たれば650ダメージ。つまり……!!


(致死ダメージ……いけない!!)


「必殺技発動!!――――≪ソニックブレード≫!!!」


 ファイティングブレードの切っ先に満ちたエネルギーが、ソニックブームの衝撃波となって斬撃の光弾となりて飛び散った!!


 更にその衝撃波と共に、ドラゴンの火炎放射『ヴァルキリー・フレムバーン』がその周囲を纏う!!!


「今頃気づいても遅いぜ!!今更『カウンター・レスポンス』をしても間に合いっこ無い!!

 ――――これで終わ………」




「――――『時間停止(タイム・ストップ)』」


 ――――ボォォォォォォォォン!!!


 桜が静かに呟いたその瞬間、時空間の風景が4Kカラーからモノクロスクリーンに遡るように。


 ()()()()()()()()()()……


「…………え……な、何!?身体が動かねぇ……ッッ!!?」


 斬撃も、光弾も、そして剣も。


 皆オーディオの停止ボタンを押されたかのように、その動きも停止された。


 ………()()()()()()


 桜は停止された時空間の中で足音も立てず、斬撃+光弾の攻撃を容易く避けて、剣のフィールドに近づいてくる……!



「貴方の時空、奪い取って差し上げますわ――!!」


 右手にシルバーナイフを持ち、その手に水色のPAS『オールドクロック』が宿る。


 そして桜の眼に宿る殺意は……()()()()()のようだ――!!


「これが……お前のPASの力かッッ!?」


 剣は縛られた時空間で身動きが出来ない中で話す。金縛りにあったかのような束縛感に喋るのもやっとだ。


「……そう、私の時間停止能力はアメイジングにも適応する。

 攻撃もカウンター・レスポンスの間をも越えて貴方の時間、行動をも止める。

 ――継続は30秒のみ、たった1回のチャンスよ」


 ジリジリと桜は歩み寄り、剣に近づいていく。忌みも笑いもせず、桜は無表情で剣の顔へゼロ距離に近寄った。


「オイ……何だよ、何する気だお前!!!?」


 近寄る桜に激しく動揺する剣、その表情には恐怖心も芽生えてくる。


 そんな剣に、桜はその冷たい手でやさしく首を撫でる。


「減らず口の騎士様も動かないと少しは可愛いですわね………フフッ!

 ――――死ねッッ!!!!!」


 ――ドスッ!!!!


「グッッッ!!!!?」


 剣の腹部に刺された感覚、そして激痛が迸る。しかしゲームである為、痛みは感じても血は流れていない。


 剣を刺した桜のシルバーナイフの必殺技が発動していた!!


 ☆必殺技:【アサシンスティング】

(プレイヤーまたはユニット1体に、200ダメージまたは致死ダメージのいずれかをランダムで与える)


「……()()()()()。悪運の強い……」



 剣のHPは400になったまま、つまり急所を外したのだ。

 桜は時間を見計り、自分のフィールドに後退した。


 ――――ボォォォォォォォォン!!!


 そして、()()()()()


「ッッハァ!!!――――ハァハァ……」


 金縛りのような感覚は消え、剣は九死に一生、反撃から免れた…………訳ではなかった。



「≪時空の使者―クロノス―≫で異邦の騎士にダイレクトアタック!!!」


 休む間も無く、攻撃コマンドをクロノスに繰り出した桜。


「うぁやべッッ!!!」


 急いで剣はカウンター・レスポンスを発動し、カードをスキャンした。


『アクションカード、【ライフリカバリー】!!』


 ◎アクションカード◎

【ライフリカバリー】属性:無 エネルギーコスト②

 ・効果…自分のHPを300回復させる。


 これで致死ダメージジャストを逃れようとした剣。だが………!!


『カウンター・レスポンス発動。――アクションカード、【カード・ネゲーション】!』


 ◎アクションカード◎

【カード・ネゲーション】属性:青 エネルギーコスト②

 ・効果…直前に出したカードの発動を打ち消す。


 桜のカウンターカードで、その繋いだ首の皮を容赦なく引き裂こうとする!


「マジかよ……これじゃ穂香と同じ結末………」


 だがそのコンマ数秒の狭間にドロータイムの時、剣に救いの1枚が届いた!!


「―――にはならずに済んだようだな!!!」


『カウンター・レスポンス発動!』


 間に合った!!その間を挟むように剣のカードスキャン!!


『アクションカード、【ホーリーバリア】!』


 ◎アクションカード◎

【ホーリーバリア】属性:黄 エネルギーコスト①

 ・効果…10秒間プレイヤーへのダメージを0にさせるバリアを張る。



 剣の周囲に白い光のバリアが張り巡らす!!


「な、何てしぶとさなの!?」


 間一髪、クロノスの攻撃を防いだ剣!!


「オラ、お返しだ!!!」

 そして近寄った隙にパワーアップしたファイティングブレードでクロノスを叩き斬った!!


「よし、後はドラゴンで……」


「させませんッッ!!!!」

 おっとここで桜が追撃のカードスキャンだ!!


『カスタムツールカード、【バインドチェーン】!!』


 ◎カスタムツールカード◎

【バインドチェーン】属性:黄 エネルギーコスト②

 ・効果…フィールド上のユニットに装備させる。装備されたユニットは攻撃もブロックも出来ない。


 白銀の鎖に身体中縛られたドラゴンは何も出来ずに立ち尽くすのみ、苦しい呻き声をあげている。



 ――フィールドに静けさが戻った。桜の切り札は敗れ、剣の切り札は行動を縛られている。


 また戦況は僅かのHPを残して振り出しに戻っていった。



「危なかった……!それにしても何だあの能力はよ!あと一歩の所でチート能力使いやがって――!!」


 剣の手元も汗で滲み、生きた心地がしない心境であった。


「私こそ残念でなりませんわ。確実に貴方を仕留めたと思いましたのに――!」


 桜の一撃を食らった剣は今でも桜を見るたびに背筋が凍るような身震いを感じていた。


「それにしちゃ()()()()()()()掛かった目付きだったぜお前……!!」


「えぇその通りですわ。貴方のような礼儀も知らないプレイヤー等、いつでも殺して差し上げてよ」


「てめぇ………!!!」


 剣は歯軋りを立てて睨み返す。互いの煽りから更に敵意へのボルテージ上げてゲームは続く。



 しかし……君達には聞こえるだろうか?


 このゲームの決着と共に、()()()()()()()が迫っている時計の針の音が――!!



 アメイジングバトル・3rd STAGE(サードステージ)、桐山剣VS時実桜。後半戦へつづく!!!

次回、第48話!剣VS桜、後半戦突入!!

破れるか!?時空タクティクス!!


剣の激しい魂の炎が、凍てついた桜の心を動かせるのか!?

勝利への運命を掴むのは君だ!!!


『お前が時間と空間を司るなら、俺はその上を………!!』

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