第47話⑥~初陣!烈火の騎士竜・降臨!!~
【アメイジング・現在状況】
・桐山剣 HP1000:手札5枚 EG⑥
ユニット:【太陽の騎士】【ブレードタイガー】
カスタム・ツール:【ファイティングブレード】
マテリアル:【ボンドストーン】
・時実桜 HP1300:手札5枚 EG③
ユニット:【タイムライダー】
カスタム・ツール【シルバーナイフ】
※【時空の使者―クロノス―】タイムリミットカウント残り170秒
フィールド:『トリックディメンジョン』
※AP/DPステータス逆転中
ルールにより、事前にカスタム・ツールカード(武器)は装備されている。
『ユニットカード、【ワイバーンナイト】【シールドガードナー】【ファイアーアーチャー】!!』
「――ユニット3体同時召喚!!!」
◎――――――――――――――――――◎
◎ユニットカード◎
【ワイバーンナイト】EG:②
AP:150 DP:150 AS:10
属性 青 ユニット/ナイト
・能力:[フライヤー]
◎ユニットカード◎
【シールドガードナー】EG:②
AP:100 DP:300 AS:15
属性 黄 ユニット/ナイト
・能力:コストとしてEG②を払う事で
このユニットの1回のダメージを100減少出来る。
◎ユニットカード◎
【ファイアーアーチャー】EG:②
AP:200 DP:50 AS:10
属性 赤 ユニット/ヒューマン
・能力:このユニットはブロックされない。
◎――――――――――――――――――◎
剣の先制カードスキャンにより、3体同時にユニットをフィールドに出す。因みにフィールドカード≪トリックディメンジョン≫の効果で、AP/DPは逆転されている。
これで剣のユニットの合計は5体、圧倒的にアドバンテージをリードした。
「―――では≪時空の使者―クロノス―≫の効果を発動致します。貴方がカードを3枚発動した事で、タイムリミットカウンターを30秒短縮させます」
クロノスの効果により制限時間の焦りに拍車を賭けるようにタイムリミットの時が進んだ。まだ120秒、残り2分とはいえ油断は出来ない。
「良いぜ、そしたら俺は≪太陽の騎士≫と≪ブレードタイガー≫でそのままダイレクト!!」
「通します」
虎と騎士のダイレクトアタック! フィールドカードで弱小化しているが、それでも桜に250ダメージを与えられる。
〔桜 HP1300→1050〕
(桜のフィールドにユニットもいるのにブロックをしなかった。それと控えてるEGも……)
またしても構える桜に、剣の警戒肌は脳内に鋭く反応していた。
更に20秒経過、各自カードを1枚ドローした状態で丁度召喚した剣の3体のユニットの攻撃準備は整った。
「そのまま一斉攻撃だ!!」
3体一斉攻撃、これが通れば大ダメージ確実。しかしそうは問屋が卸さない。
「おいでなさいましたね、貴族に楯突くネズミ達!!」
ブレスのボタンを作動し、桜のカウンター・レスポンス! 使うカードは2枚!!
『アクションカード、【ブレードレイン】二重発動!!』
◎――――――――――――――――――◎
◎アクションカード◎
【ブレードレイン】
属性:黄 EG:①
・効果:相手フィールドのユニット及びツール
全てに100ダメージを与える。
◎――――――――――――――――――◎
コストも軽く全体にダメージが行き渡る全範囲ダメージカード。それが2枚同時ということは……?
「貴方のユニット合計5体、全てに200ダメージです!!」
フィールドカードで攻守逆転されたユニット達、あべこべの空間の空から鋭利な刃の雨が突き刺さる!
〔《ブレードタイガー》《ファイアーアーチャー》《シールドガードナー》《ワイバーンナイト》破壊!!〕
ユニットの複数に破壊される発破音が木霊するなか、たった一人生き残ったユニットは≪太陽の騎士≫のみだ。
「うっそだろオイ……、攻守入れ替わってるせいで騎士以外全滅かよ!?」
幸いにもまだ攻撃を仕掛ける前でのレスポンスをしたことで戦況が巻き戻り、もう一度攻撃宣言をする前にまた戻った。
「ダメだ、一旦攻撃は止めとくぜ」
大事なユニットは温存する体制に入ったか剣、≪太陽の騎士≫の攻撃は躊躇させた。
「立ち止まって騎士の攻撃は避けたようですが………油断が過ぎますわ異邦の騎士。奇襲抜きで正々堂々戦うような性格の良い女に見えましたか?」
「うるせぇ! お前が始めから性悪なのは承知の上だ!!」
啖呵を切る剣。そろそろタイムリミット召喚の時間が迫るなかで、ある果断にも迫られた。
(HPは互いに1000前後。それに手札が多い分、EGが貯まる前に仕留めてたい所だが、下手にカードを展開すると時空野郎が飛んで出てくるから尚更キツイ……)
だからといってモタモタはしてられないのがアメイジングの性。しかし剣はある1枚のカードの出方を伺っていた。
「でもまずは、こいつから!!」
現在剣のEGは④、その間に剣は咄嗟のカードスキャン!!
『アクションカード、【オーバーチャージ】!!』
≪オーバーチャージ≫は自分のEGを5秒間③追加する。
(本当は5体のユニットが出てるうちに出したかったが……今は理想を説いてる場合じゃねぇ!
―――頼んだぜ騎士竜! 俺に力を貸してくれッッ!!!)
――――剣のEGはカード効果で加速して⑥!
お待たせしました。剣の新切り札ユニット、初御披露目だ!!
「見せてやるぜ、俺の騎士魂を象徴する烈火の騎士竜!! ≪ヴァルキリー・フレア・ドラゴン≫召喚ッッ!!!」
――――カードスキャン!!!
灼熱の赤にたぎる身体に、銀に輝く鎧を身に纏った伝説の竜がフィールドに舞い降りた!!
「グォォォォオオオオオオッッ!!!!」
威風堂々とした竜の咆哮が木霊した。
◎――――――――――――――――――◎
◎ユニットカード◎
【ヴァルキリー・フレア・ドラゴン】EG:⑥
AP:500 DP:500 AS:10
属性 赤 ユニット/ドラゴン
・能力:[フライヤー]
①このカードがフィールドに出たとき、
自分フィールドのユニットと自分の武器の
APを300アップさせる。
◎――――――――――――――――――◎
(あの竜は、まさか……!?)
桜は騎士竜に既視感を覚えていた。
それもその筈、バスター・キャッスルの周辺広野エリア『サバイバー・ウィルダネス』で噂になっていた気性の荒い竜として、立海の間でも有名になっていたのだ。
「あの野蛮な竜が自らカードになって、異邦の騎士の味方をしているですって――? なんて忌々しい……!!」
桜は騎士竜に嫌悪感を剥き出しにしながら唇を噛み締めた。
「へへっ、カッコいいやろ? 激戦交えて手に入れた俺の切り札の1つよ!!
――言っとくがこいつは強いぜ、フィールドにいる俺のユニットと俺の装備している武器をAP300アップさせるんだ!!」
〔《ファイティングブレード》AP100→400 《太陽の騎士》A250→550〕
騎士竜の効果で、現在自分フィールドにいるユニット≪太陽の騎士≫と、剣が騎士竜を召喚する前に装備していた≪ファイティングブレード≫のAPを増加させた!!
「……良いでしょう。その前に私もカードを2枚発動させた事で、クロノスのタイムリミットを20秒カウント減少させて頂きます」
タイムリミットカウント減少、発動残り時間は1分を切った!!
「このまま突っ切ってやる! ≪太陽の騎士≫でダイレクトアタック!!」
騎士竜でAP550にパワーアップした≪太陽の騎士≫の攻撃、通せるか!?
「くっ……≪タイムライダー≫でブロック!!」
流石に高いダメージは通せないと見たか、桜のユニットでブロック宣言。
「させるかよ! ≪ファイティングブレード≫!!」
◎――――――――――――――――――◎
◎カスタム・ツールカード◎
【ファイティングブレード】EG:③
AP(攻撃力):100 PP(使用回数):15
属性:赤 装備:プレイヤー
≪必殺技≫
『ソニックブレード』EG:③ AP:150
・弧状のソニックブームに似た赤属性の斬撃を撃ち飛ばす。
◎――――――――――――――――――◎
カスタム・ツールカード≪ファイティングブレード≫を片手に剣が咄嗟にフィールドを駆け走り、相手フィールド手前にいる≪タイムライダー≫まで急接近した!
AP400に強化されたブレードなら≪タイムライダー≫を圧倒する。そして……
――――斬ッッ!!!!
ブロック確定前に≪タイムライダー≫をぶった斬り、活路を切り開くように≪太陽の騎士≫が相手フィールドに突っ走る!!
これで通れば大ダメージだ!!!
「――――小癪な!!!!」
桜は太もものガーターベルトに隠しておいたカスタムカード武器『シルバーナイフ』(AP50)を取り出し、3マス前に突っ込んでくる≪太陽の騎士≫目掛けてナイフを突き刺した!
あと一歩届かず! ≪太陽の騎士≫撃破!!
「あいつ、カスタムツールのナイフまで隠してやがったか!!」
「――悔しがっている場合かしら?」
桜に指摘され、ハッとする剣。
まさかユニットのタイムリミットが過ぎたのか!?と思った矢先。
「あれ、まだ時間あるじゃねぇか?」
まだカウントは30秒残っていた。しかし目に付く所は其処ではない!
「貴方に与えるチャンスの時間は、もうありません事よ――!!!」
「!!?」
桜が手にかけた1枚のカード、スキャン!
『アクションカード、【タイムトリップ】!!』
《タイムトリップ》とは青属性、EG②のアクションカード。効果は桜に説明してもらおう。
「このカードは除外フィールドに位置する[タイムリミット]能力を持ったカードを対象に、そのカウントを30秒追加、もしくは減少させます」
「30秒間カウントを増やしたり、減少…………まさか!!?」
「察した様ですね。既に30秒以内経過している≪時空の使者―クロノス―≫のカウントを減少させます。――よってタイムアップ!! 時空を越えて、今ここにタイムリミット召喚!!!」
除外フィールドより満を持して現れた。時空の使者・クロノス!!
その実態は青々とした強靭なるボディにバイザーマスクに隠された端正な美青年。
まるでスチームパンクに出てきそうなハイブリッドヒーローを思わせるフューチャーな使者だ!!
「やっぱり出やがったか……! だがパワーは俺の騎士竜が上とは言えども、攻撃を通し続けたらこっちがやられる!!
――フィールドは互いの切り札のみ、こっからがガチンコ勝負だぜ……!!!」
紅き騎士竜と蒼き使者。
2体のエースユニットが相対するフィールドに2つのコールが鳴り響いた!
「≪時空の使者―クロノス―≫で異邦の騎士にダイレクトアタック!!」
「≪ヴァルキリー・フレア・ドラゴン≫で常冬メイドにダイレクトアタック!!」
2体のユニットのクロスアタック炸裂!!
クロノスはブロックされず、騎士竜はフライヤー効果で相手のユニットをすれ違い様に通りすぎていく。そのまま二人とも直撃した!!
「きゃっ………!!」
〔桜 HP1050→550〕
「ぐわッ!!!」
〔剣 HP1000→600〕
このまま攻撃を続ければどちらかがダウンするのは必須!
それを翻すのは、カードの力しかない!!
開始から4分経過、カードドロー!!
(これは……!)
(………………へッ!)
託されたカード1枚、そこに込められた心情が二人の顔に表れてくる。
「――やっぱり俺って、切り札に愛されてるな!!」
勝ち誇った顔で名乗りを上げたのは剣!
まさか決めの1枚、切り札を手にしたのか!?
――――アメイジングウォーズ 3rdSTAGE・剣VS桜、早くも決着か!!?
次回の更新は2月29日(土)を予定しています!
お楽しみに!!
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