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【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲームウォーリアー  作者: Kazu―慶―
第4章【アメイジング・ウォーズ編】

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第44話②~立海流・長城の構え~

聖なる夜クリスマスイヴに、貴方とゲームが何時までも共にあらんことを祈る――!!


クリスマスの夜に『ゲーム・ウォーリアー』!!

ゲート・オープン!!!

 

 ――巨大な門と2つの門柱双璧からなるファーストゲーム、『トライゲート・アタック』に挑むみのり、レミ、豪樹。ここから先は3つのゲームを同時進行として進めていこう。


 ♢♢♢


 門から見て左側、【頭脳の壁】に挑んでいるのはレミ。


 ☆レベル1『テトリス』にてT-spinを達成させよ!!


「そんなの簡単じゃない!お茶の子さいさい~♪」


 剣たちと出会う時からマスターしてきましたもんね。まるで流れ作業をするかの如くテトリミノを積み上げて真ん中にT型の空白を故意に作った。そして……T型のテトリミノが来た!


「すーっと……ハイッ!」

 T字の空白にすっぽりテトリミノを回転させてT-spin達成!


LEVEL(レベル)1、OK!!』


 直ぐ様頭脳の壁は()()()2()に移行してゲームを続行させた。


 ・レベル2『ぷよぷよ』にて四連鎖を達成させよ!


「これはね、ただ積むだけじゃダメなの。同じ色のぷよを3つ程重ねたらまた次に3つ重ねて……これを続けることで連鎖が出来るの!!」


 パズルプレイヤーからの必勝法という名の独り言、ありがとうございます。


『アイスス◯ーム!!』

 ぷよプレイヤーなら耳にタコが出来る程聞いたであろう、四連鎖の証である必殺技を叫んで……


『LEVEL2、OK!!』


 ――とまぁこんな感じで()()()1()0()0()まで進む感じだ。まぁレミならほっといても大丈夫だから他の所へ進もう。


「どういう意味!!?」


 ♢♢♢


 さて続いてはみのりが挑戦している【知識の壁】。


 ・レベル1『トランプの総枚数はジョーカー2枚含めて52枚である○か×か?』


 ゲームの常識を問う知識の壁、まずは○×問題でご機嫌を伺う。


「確か、トランプは全部で52枚のはず……いや違う! ()()()()()()()()だから……」


 みのりはタッチパッドで『×』と答えを書く。正解は……


『LEVEL1、OK!!』


 正解は『54枚』、みのりもホッと胸を撫で下ろしてレベル2へ。


 ・レベル2『チェスでルール上動かせる駒がなく、チェックもされていないときの事を引き分けの意味で何と呼ぶ?』


「ええと、『チェックメイト』じゃなくて……」


 タッチパッドに書いたのは、『ステイルメイト』!


『LEVEL2、OK!!』

 みのりも順調に正解しているようだ。ちょっと様子を見ながら見守ろう。


「ちょっとちょっと、何よその待遇の差は!?」


 レミさん、うるさいですよ。

 そして最後の【戦略の壁】、豪樹と瑠璃とのVR格闘バトル。……の筈だが――?


 ◇◇◇


「…………動かないな、豪樹さん達」


 豪樹は右腕を前に向けて構えている。

 そして瑠璃は左腕を右腰に添えて、右腕は頭上で構えるという独特のスタイルで微動だにしない。


「――瑠璃姉さんはこの城の()()として職務を全うしてるけど、これはゲームでも同じ。自ら無駄に動かずに相手の出方を見て動く、『壁』としてのファイティングスタイルなんすよ」


 倭刀の解説は立海のプレイヤー攻略に大いに役立つ。

 更に豪樹も熟練したキャリアから相手の出方を構えながら読み解いていた。


(忍耐強いというか、セコいというか……あの姉ちゃん一向に動きゃせんな……! 明らかにあの構えはカウンターとして身構えてるのは確かだが、そう何時までも待ってられへん! 制限時間30分の間で一ミリでも攻撃を与えんと!!)


 3人で背負った連帯の責任が豪樹の心中に刻一刻と追い詰められていく。

 そしてとうとう……痺れが切らされた。


「――こうなりゃヤケや!!!」


 豪樹が一気に瑠璃に迫り、正拳突きを繰り出した瞬間――!


 ガシッ!!


「!?」


 瑠璃はその拳を両手でグリップするように掴み、動きを止めた! そこから不意討ちにズドンと腹に食らわすニードロップ!!


「ガハ……ッッ!!!!」


 豪樹が悶絶した所でまた瑠璃が体を掴みあげて空中に大きく振り上げて巴投げ! 豪樹は城のガーデンの奥まで飛ばされていった。


「やりやがったなワレェ!!」


 豪樹もやや半ギレになりながら瑠璃に突進してきた。今度は間合いを取りながらテコンドーの要領でリーチの長い蹴りを連続で繰り出す豪樹。

 しかし瑠璃はその連撃にただガードを固めるのみ、そして豪樹の攻撃の一瞬の隙を見極めて負けじと瑠璃も連脚で弾き返す。


 豪樹の蹴りを瑠璃の綺麗な美脚で振り払い、豪樹をスッ転ばせた! 直ぐ様、瑠璃は豪樹の腕を掴みあげて……


 ――ゴキッ!!!!


「グゥゥゥゥッッッ!!!!!」


 瑠璃の関節技(サブミッション)炸裂。パワー自慢の豪樹が華奢な女性格闘プレイヤーに指一本触れられない、目を疑いたくなる光景だ。


「嘘やろ……あの豪樹さんが手も足も出ないなんて……?!」

「まさか、彼女も()()()の皆伝者なのか――!?」


 剣と槍一郎が疑問に思うなか、瑠璃がそれに答えた。


「いいえ、私は天翔道でも何処の武術にも属しておりません。これは自分で作り上げた武術、つまり()()()です!!」


「え、待てよ? じゃあんたは自分であのファイティングスタイルを作ったってのか!? あのバイーンダンスみたいな構えも!」


 DA◯UMP!? まぁ似てるけど。

 剣の冗談にも受け流しながら瑠璃は真摯に説明をしてくれた。


「私の武術は4000年以上の歴史を持つ中国武術のDNAと、()()()()()()()()()で作り上げたもの!

 ――立海流の鉄壁の奥義、【長城の構え】!!生半可な気持ちでこの武術を越えられるものですか!!!!」




(中国拳法と自我流の融合か! こいつは、舐めたらアカン。普段の武術流で挑んでも……あの姉ちゃんに勝てへん!! ()()()()()()()()()()()!!!!!)


 へし曲げられた腕の関節を自分で直しながら豪樹が倒れた体を立ち上がらせる。

 残り時間は25分、数限りない時間の中で壁への勝機を導けるか!?


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