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人魚姫のパロ

#私の絵柄で見てみたい童話の登場人物っていますか


というタグからPさんより「女レイ(人魚)、セルダ(魔女)、アルバート(王子)、アラン(側近) 」のお題をいただきました。


原作から離れすぎているので、人魚ってところだけ見てくださいw

あとレイは男から女になったわけじゃないため、別物として読んでください。


挿絵(By みてみん)



 深い深い海の底。

 そこは海の王国がありました。

 統治するのは人魚です。

 上半身は人間と同じ姿をしておりますが、下半身は魚と同じヒレを持っています。


『また海の上に行っていたのか?』

『うん。私ね、凄い船を見たんだ。すっごい大きな船!』


 王様の妹は自由気ままに海の生活を楽しんでいます。


『レイ、海の上は危険だ。人間に見つかったら何をされるかわからないからな。遊ぶなら海の中だけにしなさい』

『大丈夫だよ。月明かりのない日にしか行かないし。月が出てないと星が沢山見えて凄く綺麗なんだ。兄さんも今度一緒に見に行こうよ!』


 瞳を輝かせるレイは気に留める様子はありません。


『そうだとしても――』

『でも今日は嵐か。あの船大丈夫かな? あー、私、ちょっと見に行ってくる!』

『あっ、レイ! こら、待ちなさい!』


 レイは王様の話も聞かず、飛び出すように泳いで行ってしまいました。





 海の上は大嵐。

 とある国の王子が乗っていた船は大波に揺られ、前へ後ろへと大きく傾きます。


「王子! ここは危険です。中へお入りください!」


 船室から出てきたアルバート王子に向かって、側近であるアランが叫びました。


「アラン! 中も海の水が入ってきてる! この船、耐えられるのか?」

「耐えてもらわないと困りますが万が一に備えましょう! 王子はこの浮き具をお持ち下さい。ああっ!! 危ないっ!! 王子----!!!」


 更に大きな波が頭の上から覆い被さり、船ごと海の中へ引きずり込まれます。

 体は渦の中に飲まれ、身動きを取ることも出来ず、必死に息を止めながら落ち着くのを待つしかありませんでした。

 アランは持っていた浮き具をしっかり持ち、必死に耐えました。




 いつの間にか嵐は落ち着きを取り戻し、アランは浮き具に捕まったまま意識を取り戻しました。


「ここは……」


 辺りを見渡すと船のかけらが散らばり、人の影はありません。

 どこを見ても水平線が広がるばかり。


「王子!! 王子ーーーーーー!!」


 アランが必死に王子を呼びます。

 しかし返事がありません。


「くそっ……」


 大陸がある方向もわからない。

 距離もかなりある。

 そして大切な王子を守ることも出来なかった。


 絶望的な状況にアランは目を閉じ、空を仰いだ。




 静かな海の上。

 しかし、どこからか声を潜めて話すような声が聞こえた気がした。


『ダメですよ、そんな危険なこと!』

『だって困っているみたいだし、助けてあげるのが海を治める私たちの仕事じゃないの?』

『だって人間ですよ? レイ様に何かあったら! 陛下も心配しておられましたし!』

『ギル、大丈夫だよ。海の上では私たちの方が強いし、それにこのままじゃ死んじゃうよ』


 アランは声をする方を目を細めて見ます。


「誰だ!? 助かった者が他にもいるのか? 私はアランだ! 王子を、王子を見なかったか!?」


 声をかけるとパシャリと水の音が聞こえた。

 しばらく何も声も音もしなかったが突如目の前に女性が水の中から現れた。

 レイである。


「っ!!?」

『えっと……初めまして……私の言葉、わかる? 私、レイって言うの。よろしくね』


 レイの言葉はアランにはわかりませんが、何か一生懸命伝えようとしていることだけは分かりました。


「すまない、君が何を言っているのかわからない。それより、君は何も身に着けていないのか? こんな冷たい水の中では凍えてしまうだろう」

『うーん。何言ってるのかわからないや。まぁ、助けが必要なことには変わりないよね。私が陸まで運んであげるよ』


 浮き具についている紐を引き、アランを連れて行こうと泳ぎだしました。


「なんだ? あっちに何かあるのか? それなら自分で泳ぐから大丈夫だ。それより君がこの浮き具を使うといい」


 アランが持っている浮き具を渡そうとすると、レイは首を傾げてから何かに気が付いたかのように笑った。


『あはは。大丈夫だよ。私は人魚。泳ぎは得意だから。ほら見て?』


 アランから少し離れるとレイが自分の尾びれを見せました。


「ま、まさか人魚? 人魚が本当に実在するなんて……!! そうか、君は俺を助けようとしてくれているんだな……。ありがとう。もし、言葉が通じるのであれば、王子を見つけて助けてもらいたいのだが……」

『あれ? 意外と冷静な態度なんだね。ほら、やっぱり人間は危険じゃないじゃん。ギルー! 大丈夫だよ。一緒にこの人間運ぼうよ~!』


 レイが何かを叫ぶと海の中から男が現れた。


『そういう問題じゃないですよ。海の中でも危険なものもあればそうでないものもあるように、人間だって同じなんですよ』

『じゃあ、この人間は大丈夫ってことね。でも、顔を見せたってことは手伝ってくれるのでしょう?』

『そうじゃないとレイ様は帰る気なさそうですので。仕方がないですね……』


 ギルはアランの前まですーっと泳ぐと笑みを作ります。


「はじめまして。ギルといいます。かのじょはレイといいます。わたしたちがあなたをたすけます」

『ちょっとギル! 人間の言葉話せるの!? そんなの聞いてない!!』

『はい。セルダさんに教えてもらいました』

『えー、いいなー』

「初めましてギル。レイ。私の名前はアランといいます。言葉がわかる方がいて助かりました。私は王子を探し、助けたいと思っています。勝手な願いで申し訳ありませんが、協力していただけないでしょうか?」


 アランの言葉をギルがレイに伝えます。


「アラン!」


 レイがアランの名前を呼び、大きく頷きました。

 その笑顔は太陽のように明るいものでした。


 ギルに何か指示をするとギルが海の中に消えました。


『アラン、ギルに他の友達と一緒に探すようにお願いしたよ。でも、アランはこのままずっとここにいては死んでしまう。早く陸に上がらないといけないから私たちは先に進むよ』


 自分の名前だけは聞き取れたが、あとは何を言っているのか分かりませんでした。

 しかし指し示す方に進もうと言っているようだったため、アランは頷きます。


「わかった。ありがとう」

『「ありがとう」これはきっと感謝の言葉だね。そんな気がする。「ありがとう」。うん、覚えた。さ、行こう』


 レイはアランの持つ浮き具を引っ張りながら、歌を歌います。

 それは優しく美しい歌で、とても心地よいものでした。


「君の歌声はとても素晴らしいですね」

「きみ……うたご……すば……んー?」

「ああ、そうか。レイ、うた、すき」


 片手で動きを交えながら伝えると、レイが笑顔で頷いた。


『私の歌が良かったってことかな? うふふ「アラン、ありがとう」。あ、「アラン、うた?」』

「え? 俺も歌えって? いや、うたえない。へた」

「へた? あはは。へた? あうあうあうあああ~」


 レイはわざと下手な歌を歌ってみせた。


「そうそう。そんな感じ。ははは」

『あ、笑った。「アラン」笑顔「すき」』

「いや……ありがとう。……そうだな、俺もレイ『笑顔』すき」

『わー! 私の言葉も覚えてくれたの? 嬉しい! どうしよう、なんか胸の中がきゅってなった!」


 そんな風にお互いの言葉を少しずつ覚えながら暫く泳いでいると、アランがガチガチと震えだしました。

 冷たい水の中では体力が限界でした。


『アラン? 大丈夫? 顔が青い……苦しいの?』

「すまない……もう限界かもしれない……」


 アランのうつろだった目が閉じます。


『え? 待って待って! なんでもっと早く言ってくれないの!? ちょっと顔かして!』


 レイが声を張り上げていたが、瞳を開けることができませんでした。

 意識が遠のいた時です。

 急に体中がポカポカと温まり、体が軽くなりました。

 目を開けると目の前には目を閉じたレイがいます。


「!?」


 アランの唇にレイの唇が重なっていました。


『どう? 元気になった? 乙女の人魚のキスは治癒の力があるんですって? あれ? アランの顔、すごく赤い。治ってない? じゃあ、もう一回』

「え? いや、大丈夫! ありがとう!」


 もう一度キスをしようとするレイを慌ててアランが止めます。


『んー、『だいじょうぶ』は大丈夫ってことかな? ならいいんだけど。また辛くなったら言ってね』


 キスをしたことに対して何も気にしていない様子のレイ。

 人魚とは価値観が違うのだなとアランは思いました。

 しかし、本当はレイもドキドキしていました。




 夜明け前、大陸が見え、日が昇る前にはアランの足が地につきました。

 水面がアランの胸元で揺れる高さで向かい合います。


「『ありがとう』ここは我が国の領地だ。おかげで命が救われた」

『どういたしまして。凄く「たのしい」かったよ……。もう会えないのかな……?』

「……俺も楽しかった」


 朝日がゆっくりと昇り、レイの姿がキラキラと映し出されます。

 水に濡れていたはずなのにふわふわと柔らかそうな長い髪に、美しい海のような青い瞳。頬は仄かに色づいています。

 アランはその可愛らしさに息を飲みました。


『レイ様ーーー!! お待たせしましたーーーー!!』

『あっ、ギル!! 良かった、ここだよーーーー!!』


 遠く海の向こうから声が聞こえ、アランの意識が声のする方に向きました。

 海には黒い点がいくつも見えます。

 それがイルカと人であることがわかりました。


「王子!!」


 その中に王子がいることも確認できました。


「なんにんかいきている……しかし、いきていないにんげんもいます」

「いや、ありがとう。弔ってあげることも出来ますから……。まさか全員見つけて来てくれるなんて……」

「いきているにんげん、レイ様のキスでかいふくする」

『え? 私が何?』

『レイ様、心臓が動いている人間にキスを』

『ええ? どうして!? 好きな人としかしたくないんだけど!!』

『何を言ってるんですか。人間を助けたいって言ってたじゃないですか? それにイルカや魚とするのと同じですよね? 種族が違うんですから』

『でもでも、上半身は人魚と同じだよ』

『じゃあ、全員見殺しにするんですね?』

『うう……ギルの意地悪』

『手を貸したのなら最後までしっかりやり遂げてください』


 揉めているレイとギルの様子をアランはただ見守るしかありません。

 ただ、キスという言葉に複雑な気持ちが芽生えていました。


『わかったよ! じゃ、順番にしていけばいいんでしょ!』


 文句を言いながらもレイは次々とキスをしていきます。

 レイの様子はアランにキスをしたときより嫌そうでしたが、アランはその姿を見ようとしなかったので気が付きませんでした。


「そのうちめをさまします。そのまえにわたしたちはいきます。にんぎょのことはだれにもいわないで」

「多くの命を救ってくれたお礼がしたい」


 アランの申し出にギルは首を振るだけです。


『レイ様、終わりましたね? 皆さんが起きる前に戻りますよ。これ以上は危険です。日も高くなってきましたし、全員が良い人間とは限りませんので』

『わかってる。だけど……「アラン」……』

「レイ……」


 何故ギルが誰にも言わないでと言ったのかアランは理解していました。

 だからレイに何を言っていいかわからず、黙ってしまいます。


『隙を見て会いに行くから待っててね……』

「レイ!!」


 ぱしゃんと水音を立てて、レイとギルは水の中に潜るとそのままいなくなってしまいました。




 ◇


 アランは約束を守り、誰にも言いませんでした。

 そのため、助けたのは海の女神である。ということになりました。

 アルバート王子は海の女神に感謝し、打ち上げられた場所に女神の像を建てました。


 その像はどこかレイに似ています。


「夢であの女神とキスをしていた。そうしたら魂が体の中に入っていくような感じがしたんだよなぁ~。あれは絶対に本物の女神だった。まじで、めっちゃめちゃ可愛かったんだって! また会いたいな~。似たような顔の娘でもいいからその子と結婚したい」


 アルバートがアランにいつもそう零していました。


「そんな理由で結婚を決めないでください」


 アランだって会えるものなら会いたかった。

 結婚できるものなら……。


 アランが大きなため息を吐きます。


 あれから数か月が経ち、アランは毎日海に行っていましたがレイに会うことはありませんでした。

 しかし新月のある日……。


「アラン!!」


 懐かしい声が海の方から聞こえてきました。


「レイ!!」


 アランは濡れるのも構わず海の中に入っていきます。

 真冬の海は針で刺すように体が痛みました。

 しかしそんなことは気にしません。


「アラン、だめ、うみ、つめたい、しんじゃう」

「言葉、覚えたのか? 凄いな」


 ガチガチ震えながらも笑顔を見せるアラン。


「ばか……」


 レイはアランに飛びつきキスをします。

 体中が温かくなり、冷たさを感じなくなりました。


「すまん……。ありがとう」

「だめ、ゆるさない」


 照れるアランにレイがもう一度キスをしました。

 アランは驚きつつもそれに応えるように腰に手を回し、深く口づけます。


「ははは。ふしぎ」


 唇を離したレイが呟きます。


「不思議って何が?」

「んー。わからない。あってないとき、むねがいたい。いまもむねがきゅっとなる」

「俺もだ……」

「いっしょ。うれしい。……あのね、きょうは、ためしたいこと、ある」

「試したいこと?」




 ◇


 今から数時間前のことです。


『えーーーー!! そんなこと知らなかった!!』

『そりゃそうよ。誰も陸に上がろうだなんて思わないもの。でも、私はちょっと試したくなったのよね』


 レイは仲良しの魔女セルダの住処に来ていました。

 見た目は男の人魚である。


『それでそれで? どうやるの?』

『海の外でも息が出来るんなら、体が渇いても平気なんじゃないかしらって思って、ずっと岩の上でぼうっとしていたのよ。そしたらじわじわ~っともぞもぞ~~っとしだして』

『うんうん』

『二本に分かれたのよ!! ぱっかーん!! って。あれは人間の足だったわ。ってか知らないものもついていてビックリしたわよ!!』

『えええええ!! それでどうしたの?』

『人間のように立とうとしたら、上手く立てなくて、そのまま海に落ちちゃったのよ。そしたらすぐにいつものヒレになってたわけ。乾いたら足になり、濡れたらヒレになるのよ。凄い発見じゃない? 試そうと思う人魚なんていないけどね』


 話を聞いたレイは、瞳を輝かせました。


『すごーーい。私、ちょっと試してくる!!』

『あ、ちょっと!! 気を付けなさいよ!!』

『わかってるー!!』




 ◇


 アランの部屋には今、ベッドの上に上半身裸の人魚が座っている。

 シーツで隠してもらったが、アランは落ち着かなかった。


「あー、なんか、もぞもぞしてきた……」

「乾いてきたか? あ、タオルで拭いた方が早いかもな。今持ってくる」


 アランがタオルを持ってくると、両足を持ち上げ、じっくり見ているレイがいた。


「ぶっ!! ちょっ、バカ!! そんな恰好はっ!!」


 タオルをレイに投げ、後ろを向く。


『え? なんかおかしかった? 人間と違う? ねえ、ここってアレに似てるね? あー、すごーい。こんな風になってるんだ~。見て見て!! あれ? なんでずっとそこにいるの? こっちに……あっ!! わあああ!!』


 歩くことが難しかったレイは勢いよく前へ倒れかかり、アランの背中に飛びつきました。

 シャツの上から感じるレイの温かさに顔が熱くなります。


「……」

「ごめ……うごけない……。えっと……さっきのところ、いきたい……アラン?」


 アランは覚悟を決め、後ろを振り返り、全裸のレイを抱きかかえました。

 極力見ないようにしながらベッドの上におろし、座らせます。


「なぜ、そういうかお、してる?」

「人間は普段裸で過ごしていない。特に男女であればお互い好き同士ではない限り見せない」


 アランは隣に座り、レイにシーツを羽織らせました。


「わたし、アラン、すき。だからだいじょうぶ。アラン、すき、ちがう?」

「いや……好きではあるけど……そうじゃなくて……」

「どういういみ? おしえて」

「そうだな……人魚には恋人とか結婚の概念はあるのだろうか? 例えば子供を作るための行為の相手はどうやって決めている?」

「こども? すきなひととつくる。それ、アランとさっきした」


 レイがにこにこと笑顔で頬を赤く染めました。


「え? してない!」

「ううん。これ、からめた」


 レイは恥ずかしそうに口を大きく開けて舌を少しだけ出しました。


「いやっ、えっ、ああ……そうか……人魚はそこが……。すまない……」

「どうして、すまない? わたし、アランのこ、うむ」

「いや、多分、それでは出来ないと思う。それは人魚同士だったら出来るのかもしれないが、人間は違う」

「ちがう? ならどうやる? それしたい」

「なっ……えっ……? ええ?」




 ◇


 そんなこんなで朝を迎えました。


「おい、アラン!! なんで今日は朝の連絡しにこねーんだよ!!」


 勢いよくドアを開けたのはアルバート王子である。

 ずかずかと部屋の中に入り、アルバートがアランの布団を引きはがします。


「なっ!! お前……!! 自分だけ女とイチャイチャしてたんか!!」


 剥がした布団をもう一度投げるように戻すと頭を小突く。


「いたっ……すみません、王子。寝坊してしまいました……。ですが、布団を剥がすのはどうかと。プライバシーの侵害です」

「うるせー。王子だからいいんだよ! ってか、聞いてねえぞ。お前にそういう女がいたなんて!」

『ううう、どうしたの? なんでこの人はこんなに怒ってるの?』


 レイは目をこすりながら体を起こしました。


「ああああ!!! 俺の女神!!! はっ、なんで!? ええ? アラン、どういうことか説明しろ!!」

「んー、かお、こわい」

「がーーん!!」

「ははは。この国の王子ですよ。こう見えて」

「おい、アラン! てめぇ!」

「すみません、王子。女神は俺のなんで諦めてください」

「くっ……お前がそういう奴だったとは……!! ちくしょー!! 俺の分も幸せになりやがれ!!」


 アルバート王子は怒りながら部屋を出て行きました。


「だいじょうぶ?」

「大丈夫。王子は優しいお方だから」

「そう。おうじ、すき?」

「あぁ……まぁ、違う意味で好き、だな」

「なら、わたしも、すき、がんばる」

「ありがとうな。じゃ、そろそろ支度しないと。レイは海に帰るのか? 王様に挨拶とかいるよな……?」


 アランが立ち上がろうとすると、レイがそれを止めます。


「アラン……」

「どうした?」

「もういっかい、したい。きのうのやつ」

「え?」

「もういっかい。いっぱい。する。ね?」


 無邪気な笑顔を見せるレイにアランは嵐の海に飲み込まれるように、レイの激しい波に飲まれていきましたとさ。





おしまい。

アランはレイみたいにガンガン行くタイプの方が上手くいくような気がしました。

気を使って一歩引くとなかなか進まないんだろうなぁ~。

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