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3600年後の奇跡

*この作品で登場するシュナイアは私のTwitterで書いている小説のキャラクターと同じ名前ですが、まったく違うキャラクターですのでご注意ください。

第1話 始まりの序章






同じ時間が過ぎる退屈な日常が毎日続くんだと思っていた。そうこの日までは…。


辺りが真っ白になった。 目が覚めると見たことのない世界が広がっていた。


次の瞬間いきなり目の前で爆発が起き、爆風で体が吹き飛ばされた。


何が起きたかわからない。


気づくと体から大量の血液が外に流れていた。


さっきの爆風で折れた木が心臓に突き刺さったのだ。 致命傷だ。心臓の音は微弱となり始めた。意識が遠のくなか、白い髪をした少年が近づいてくるのが見えた。


少年の目は赤く光ってる。まるで、吸血鬼のようだ。少年の目から一粒の涙が落ちると、いきなり雨が降り始めた。少年は悲しそうにこちらを見て、質問をした。


“ 生きたいか?生きたいなら……”


鈴のような音により少年の質問の最後が聞こえなかった。



気づくとベッドの上だった。あれは夢だった。鈴の音は目覚ましが鳴っている音だった。いつもだと二度寝するのだがその気にはなれなかった。


「一体何だったんだろうあの夢は?」


いつもより早い時間に家を出た。


通学、通勤により駅は混んでいた。この国アルシアンは、魔法によって成り立つ魔法の国である。

産業のすべてはこの魔法技術によって発展してきたのだ。教育にも魔法の科目があり、一般魔法から高度の魔法まで様々な魔法を学ぶ。


電車が停止魔法によって止まった。扉が開き人々が一斉に乗り込んだ。


「よう ソーマ!!今日はやけに早いじゃないか」


「アレンか。いや実はな変な夢見てしまってさ。それより今日転校生が来るんだよな」


話しているうちにソーマ達が通っているウィンセント学園に着いた。ウィンセント学園はアレンの家ウィンセント家か運営している学園だ。 この学園は国内の優秀な魔法師しか入れない超エリート校である。


学年は予科三学年、本科三学年の計六学年あり、クラスはa~fクラスある。しかし、ある条件をクリアすればその上Sクラスに編入できる。


ソーマとアレンはa組に在籍している。先生が入ってきてホームルームがスタートした。


「今日は転校生を紹介する。どうぞ。」


一人の小学1年生位の身長の男の子が入ってきた。髪の色は白く、目は赤色で顔立ちもいい。


「今日から転校してきました、シュナイアです。これでも皆さんと同じ年です。シュナと呼んでください。よろしくお願いします。」


ホームルームが終わり、先生が教室を出ると一斉にシュナイアの周りに集まった。


「シュナ君て前の学校はどこに行っていたの?」


「肌キレイだよね。女の子みたい。その髪って地毛?」


女の子達に質問攻めされたシュナイアは戸惑いながらも、しっかりと質問に答えた。


「僕は前まで学校には行ってなかったんだ。体が弱かったから家での勉強だったんだ。でも今は大丈夫だから学校に通うことになったんだ。」


「この髪は両親の遺伝で、代々僕の家系の人たちは、皆髪の毛が白いんだよ。」


シュナイアのところにクラスの人が集まっているなか、ソーマは自分の席からじっとシュナイアを見つめていた。


「ソーマどうしたんだ。あの転校生がどうかしたのか?」


「いや、夢の中で見た男の子と似ているなと思ったんだが気のせいだよな。」


そうあの夢も今日のような暑さだった。





















皆様、はじめまして。齋藤 涼です。


この度、こちらに投稿することになりました、『俺の国の第二皇子が高校に通い始めてから退屈な日常は終わりを告げた。』(以降『俺日』)は、私が夢で見た物を小説として描きました。


さて、私事ですが、今年私の家で飼っているトイプードルの上の子が7歳になりました(祝)。犬は1年で約7歳も年をとるので、人間の年齢で約49歳になりました。つい最近来たような感覚で、月日が流れるのが早いなと染々と感じました。


今後の『俺日』では、二人の過去の出来事とソーマが見た夢の正体を重点的に描こうと思います。おもしろく描こうと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。



今読んでいただいている読者に感謝をし、2話以降もお届けできるように頑張りますので、よろしくお願い致します。

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