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5話 失敗と成功

今朝、ミナさんが僕らのパーティへ加入して、3人パーティとしての初めての依頼を受けた。


ヒッポグリフの素材採取


一見、キメラのような見た目だが、素早いものを捉える目に

それを追うのに特化した体を持つ


「どうする!レン

避けれはするが、俺もミナも早すぎて攻撃が当たらない」

僕らは苦戦していた。


「僕が砲弾を作って、一撃で仕留める

ゴウ、ミナ、二人は誘導を頼む!」


「了解!」

二人はヒッポグリフの誘導に専念した。


土で砲台を作り、土弾で生成する。

それを地面に設置し、

風の魔力で土弾を押し出して仕留める。


「二人とも!こっちだ!」

僕は砲台の影から声を張り上げた。


ヒッポグリフがこちらに向かった瞬間に

魔力を込めて土弾を発射した。


ヒュン!と音を立て、土弾はヒッポグリフに向かうが、

ヒッポグリフはこちらに向かいながら体を逸らし、何事もないように避け、

僕の方へ突撃してくる


「レン!危ない!」

ゴウの声で、咄嗟に体を捻り、

なんとかヒッポグリフの突進を避けた。


「レン、大丈夫か?」

「レン、無事か!」

二人が僕の無事を確認する。


「あーごめん、失敗した。

もう一度やってみても良いかい?」

僕にはミナみたいな幻獣魔法も

ゴウみたいに混合魔法を使うことはできない


どうやって当てる。

あの二人に置いていかれない為には、

どうすればいい。


そう考えていると、横からミナが砲台を持って飛び出した。

「レン、砲台の照準は私が合わせる!

だから、お前は魔力を込めるのに集中しろ!

お前が倒せ!」


「わかったよ、ミナ

僕に任せて、」

ミナの持つ砲台にふたたび魔力を込める


ヒッポグリフが加速してこちらに突撃している。

「レン、今だ!

撃て!」


「うん!」

その瞬間、ミナも持つ砲台から弾がとてつもない速度で発射された。


弾はヒッポグリフの胴体を貫き、あたりに轟音が響いた。

ヒッポグリフは声もあげず、そのまま地面に叩きつけられ、動かなくなった。


「レン、お前

あの短時間でそんなに魔力を込められるなんて、凄いな。」


「すげーよレン!

あの威力!流石だな!」


「そんなことないよ、

ミナさんが照準を合わせてくれたから

僕は魔力を込めることに集中出来たんだ。」


「そうか、なら俺たち3人の勝利だな!」



ーその日の夜


日が沈み、これ以上進むのは危険だと判断し、

僕らは野営をすることにした。

池で魚を釣り、夜食を食べる。


「レン、ゴウ

お前らの分も釣れたぞ。」


「さすが、野営民族

魚取るのが上手だな!」

そうゴウがミナに言うと


「まぁな、私の村ではこれくらいは

普通だからな」


そんな話をしながら魚を焼き、食べていると、

「う、は、腹が」

ゴウは腹を抱え、地面に倒れ込んだ。


「あーゴウお前、寄生型魔蟲に当たったか?

私も昔はよく当たって、腹を抱えたものだ。」


「え、ここら辺そんなのも出るの?」

レンは食事を中断し、ミナに聞いた。


「なんだ?お前らの村にはいなかったのか?

まぁ、運が悪かったら当たる程度だが」


「うん、話には聞いていたけど、

こんな普通に池にもいるんだな」


そんな話をしているとゴウが腹を押さえながら言った。


「レ、レン

頼む、ポーションをくれ‥」

そう、今にも死にそうな顔で頼んできた。


「ゴウ、ごめん

ポーションは再生力を急速に上げる薬だ。

だから今飲むと魔蟲まで回復してしまう。

悪いけど、消化が済むまで耐えてくれ‥」

そう言いながら、魚を口へ運ぶ。


「そ、そんなぁ‥」

ゴウは涙目になり、

腹を抑えたまま、地面に転がった。

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