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4話 獣人娘に会いました。

あれから僕らは街に着き、ギルドへランク登録に向かった。


ギルド内は活気づいていた。

冒険者の装備や依頼の量、村とは全然違っていた。


「受付の人!

ランク登録をしたいんだが、」


ゴウが受付嬢を呼び止めた。


「かしこまりました。

冒険者登録は既にしてありますので、

活動報告書などはございますか?」


「はい、あります」

そう言いながら、レンは鞄から書類を取り出した。


「お預かりします。

拝見した所、村での活動実績がございますので、Cランクでの登録が可能です」


「わかりました、それでお願いします。」

ギルドでランク登録を終え、宿を探しながら、

ゴウがレンへ質問した。


「ところでレン、ランクってどこまであるんだ?」


「それはね、DからSまであるんだよ」


「へぇ、俺たちは?」


「ここら辺にいる魔物はBランク相当までの魔獣しかいないから無理しなきゃ大丈夫」



「なるほどなぁ

これからは竜を狩るためにSランクを目指して行かないとな!」


ーあれから数ヶ月


僕らはBランクになった

今回の依頼はブレイクホークの討伐


大型の鳥魔獣で上空から音速で突撃して、

対象を破壊し、その肉を食う


だが、僕とゴウならいつも通りにやれば、

倒せるだろう

そう、油断していた。


「レン!どうやってあいつの動きを止める!」


「ゴウ、水魔法で突撃した時に衝撃を吸収して欲しい!

僕が風魔法でトドメを刺す!」


話し合っていると、ブレイクホークが僕に突撃してきた。

避けきれない、死ぬ

そう理解した瞬間、体が動かなくなった。


――次の瞬間、

衝撃が来なかった。


目の前には浅布をかぶり、”獣の腕”を身に纏った少女が、

横からブレイクホークの腹を引き裂いた。


それは力任せじゃなかった‥

生き物の急所を的確に狙ってる動きだった。


「大丈夫?」

そう、腰の抜けた僕に語りかける


「う、うん」

‥今のは、血統魔法?


目があった瞬間、彼女は顔を隠した。


「レン、大丈夫か!」


「うん、大丈夫

あの人のおかげで、」

駆け寄るゴウに目をやり、前を向くと少女は居なくなっていた。


ーギルドにて


「こちら依頼の報酬です」


「ありがとうございます

すみません、獣の腕を持っている女の子を

知りませんか?依頼中に助けて貰ったんです。

お礼がしたくて」


「ミナさん‥ですね

彼女は珍しい血統魔法の使い手なのですが、

魔法の性質のせいで街からはキメラと

そう言われているんです。」

そう、気まずそうに受付嬢は説明してくれた


「魔法って4種類じゃないのか?」

ゴウが僕に聞いてきた。


「魔法は基本4系統の他に、

特定の地域に住む者だけが会得する血統魔法があるんだ」


「さすが、レンさんお詳しい

ミナさんならよくギルドに近い宿屋にいますよ」


「ありがとうございます

行ってみます」


そう言い、僕らはギルドを後にした。


宿屋に着くと、テーブルにあの時の浅布を被った少女がいた。


「初めまして、ミナさん

今日は助けていただきありがとうございます。」


「いや、別に

偶然通りかかっただけだから、気にする必要はないよ

ようがないなら帰ってくれない

私と居ても気持ち悪いだけでしょ」


彼女は僕らを突き放すように言った。


「そんなことはないよ

君の魔法は強く、美しかった

キメラなんかと違って、君のは魔法に歴史を感じたんだ

許されるならもっと君の魔法を見てみたい」


そういうと、彼女の目には涙が浮かんでいた


「ごめん、泣いているの?」


「うっさい!泣いてない!バカ!」

彼女は顔を逸らして言った。


「そうだぞ

レンを助けた時のお前は最高にかっこよかったぜ!

今日はありがとうな、俺の相棒を助けてくれて

またな!」


ー次の日の朝

僕らは依頼を受けるためにギルドにいると

「2人とも!」


後ろから聞き覚えのある声に振り返るとそこにはミナがいた。


「レン、ゴウ

私を‥パーティに入れてください!」

少し視線を彷徨わせ、意を決したように言った。


「ミナさんですか、良いですよ

戦力アップはこちらとしても嬉しいですから」


「レンに異論がないなら、俺も良いぜ

これからよろしくな!ミナ

俺たちの足を引っ張るなよ!」


「お前の方が私を足を引っ張らないように頑張ることね!」


こうして、僕たち3人はパーティになった。

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