2話 初めての冒険(ドラゴンはまだ無理みたいです。)
ーーあれから数ヶ月
僕らはドラゴンどころか、
スライムすら倒せていなかった。
ギルドに着くと
「お、ポンコツスレイヤーが来たぞー!」
ハハハ!
今ではすっかり笑い物だ。
「なぁゴウ、
今はしっかり地力をつけない?」
「まぁ最初からドラゴンは目標高すぎたからな」
「スライムについてなんだけど、
スライムは核を中心に内臓とそれを覆うように粘性の消化液で出来ているらしいんだ
でも、今の僕ら核をピンポイントで突くほどの技術はない」
「だからまずは、出来る事を整理しようよ。
僕は風魔法と土魔法が使えるでしょ。
そしてゴウは炎魔法と水魔法が使える。まずは魔法を使いこなすところから始めようよ。」
「そして、僕らは風魔法を、
ゴウは炎魔法をまともに使えるようになってきた」
村の周辺にいるスライムを練習台にして、
「剣に火の魔法を纏わせてっと
くらえ!ファイヤーソード!」
スライムは切られた瞬間内側から燃え広がり
あたりに粘液が散った。
「お、お、おー!
やったー!初めての魔獣討伐だー!!」
2人が見つめ合い抱き合って喜んだ
僕らはそれから、普段の剣の修練や魔獣の勉強と並行して、魔法の修行に力を入れた。
害意はないが、逃げ足の早いうさぎ型魔獣
ステップヘア
「逃げ足が早いから、僕の土魔法で誘導して
目標地点についた瞬間に!
よし!上手くいったぞ!」
土の籠で捕まえて、依頼を達成した。
突進や噛みつき後の撤退が異様に早い。
ラッシュウルフ
「剣先に水と炎を纏わせて、今だ!」
ラッシュウルフの突撃に合わせてゴウが剣を振り下ろし、水と炎の混合魔法蒸圧破を使用した。
すると内部から
水蒸気爆発を起こし、
周辺に赤黒いものが飛び散った。
「なぁ、レン
この魔法使っちゃダメなやつだ‥」
「うん、そうだね」
と、返り血でびしゃびしゃになりながら思った。
そんなこんなで僕らは18歳になって、
今、この村から旅立つ。
「お前ら‥達者でな!くぅ」
瞼に涙を浮かべながら、大柄の冒険者は言った
「ありがとう、おじさん
それじゃ、みんな行ってきます。」
「お前ら!俺たちが伝説になるところ、しっかり
見てくれよな!」
そう言いながら僕らは村のみんなとお別れし、
旅立った。




