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最強魔術師の英雄譚  作者: みゅ
第一章 師匠との思い出
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冒険者ランク

「はい。これで受付は終了になります。受付を終えたので、冒険者についての基本を教えようと思いますが。大丈夫でしょうか?」


「えっと……時間なら、大丈夫です」


受付カウンターの窓口が俺の背より少し高い位置にあるために少し背伸びをしなきゃならないのが辛い。転生じゃなくて召喚ものがよかったとつくづく思いはじめてしまっている。


「かしこまりました。では、まずは冒険者のランクについてです」


ここの冒険者組合施設の受付嬢で、俺に説明してくれているこの人は誰とでも明るく笑顔で対応している印象が強い。髪型はこの世界ではあまりみないツインテールの緑色。耳が人より一回り大きいことからエルフの者だと予想する。


「冒険者のランクにはE、D、C、B、A、Sの計六段階あります。EからSになるにつれてどんどん強くなっていくイメージで大丈夫です。それと、冒険者ランクに応じて受けられるクエストも限られてくるのでお気を付けてくださいね」


彼女はとても明るく、胸はだいたいCぐらいで身長は163。しかもエルフの中でもとびっきりの美人という、俺がどストライクなタイプだった。


「あの……聞いてますか?」


彼女の容姿に魅了されていて上手く内容が入ってこなかったけどなんとなく理解できてはいる。


「あ、聞いてます。問題なく続けてください」


彼女はなにか分厚い本なのかファイルなのかよくわからない冊子を取り出してそれの説明するとこのページを開いて、今話しているところを指を指して丁寧かつ細かく教えてくれている。


「今更だけど。君ってまだ5歳児だよね?なのによく色んな言葉知ってるね。まるで私よりも大人みたいな……」


急に俺のことを言われてあたふたしてしまったけどきをとりなおして応じる。


「まあ、親がそこそこ偉い人だったので。勉強しろしろうるさかったんですよ」


「ああ〜そゆことでしたか。あ、脱線してしまいましたね。えっと、例えばEランクの冒険者は採取系や運搬ぐらいしか受けれなくてみたいな感じです。それと、魔物を討伐したさいにはほんとに討伐したかたしかめる認証部位というのを手に入れる必要があります。まあ、ざっとこんな感じなのが冒険者です」


「丁寧に説明していただいてありがとうございます。僕の冒険者カード?でしたっけ?灰色ってことはEランク。ってことですよね?」


ここにいる冒険者たちの体に肩身離さず付けている冒険者カードを見てるとオレンジや銀などがあった。


「あ、すみません!言い忘れました!私としたことが……。えっとですね、はいその通りです。カードの色によって冒険者ランクの見分けがつけられるんです。業績をこなしていくことで冒険者ランクはあがり、カードの色や質も変わります。これでほんとにいじょうになります」


これで説明はようやく終わりだそうだ。他に困ったことがあればいつでも聞いてくださいと言われたが、俺には師匠がいるからそれについては問題ないだろう。


俺は冒険者組合の施設を出てドアの前で大きく息を吸って両腕を空にあげて……。


「ここから……ほんとの冒険がはじまるんだ!わくわくするぜ」


ここから、また新たな冒険がはじまる。





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