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最強魔術師の英雄譚  作者: みゅ
第一章 師匠との思い出
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プロローグ

小説を今書き始めた初心者です。どこか間違て誤字をしていたりすることがありますが、ご了承ください。

「せいっ!」


俺の放った魔術の矢が敵である狼型の小さい魔物に無数に刺さる。この魔術の属性は土。クラスは初級。名前があるらしいが、魔術名を詠唱することでこの世界は発動できる。


しかし、俺にはその詠唱は()()()()


なぜかって?それは、俺がこの世界で最強の魔術師だからである……。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


とある、昼時のことだった。立派な……とは言いきれないが、多少稼げている普通のサラリーマンとして仕事をし、昼休みとして昼食を買うべく近くのコンビニへ向かった時のことだった。


コンビニ行く途中の四つの信号のうち、最後の一つを渡ればすぐに着く距離。その最後の一つを渡りきろうとしたその時、赤なのに横から勢いよく止まれずに突っ込んできた大型の外車にぶつかり、俺はそこで死に至った。


死に至り、俺こと、石上悠人(いしがみゆうと)は天国か地獄に行くはずだと思っていた。だが、死んだことにより着いたところは、日本とは全く別の()()()()()()


「こんな、なにもない砂漠にボッチでいるなんて……。俺って、死んだんだよな?てか、体がすげぇちっちゃくなった気がするんだが」


と、一人でブツブツ言っている。体が小さくなったと言うのは、俺の死ぬ前の身長はおよそ180cmぐらいの高身長。年齢は28。イケメンでもなければブサイクでもない普通の顔立ち。


しかし、今の俺は下を見ただけでわかる。身長はだいたい5歳児程度。腕の大きさも頼りないぐらい小さい。なんで、こんなところでこの()少年はボッチだったのか。その理由がすぐに理解できた。


目の前に、魔物がいる。その姿は緑色に染まり、まるで小鬼のような存在。つまり、よく知られているゴブリンだ。こんな砂漠地帯にゴブリンは生息するものなのかと、俺は少々見ている光景を疑った。


「あれは、間違いなくゴブリンだ。ってことは、ほんとに異世界へ転生してしまったということか……。体型も喋り方も変わってるから転生もので間違いないな。ゴブリンつっても、俺の知ってる限りでは弱小魔物。だが、目の前にいるのは一体ではなく、測り知れないほどいる」


おそらく生存競争かなにかで元の生息地から逃げてきて、俺の住んでいたこの砂漠にあるはずの街を滅ぼし、自分たちの住処にしたのか。ったく、俺だけ生きてたなんて……。つくづく、ついてないな。いや、これはついていたと言う方がいいのかな。


「はぁ……」


大きくため息をついたその時、無数のゴブリンのうち一体が俺の存在を認識し、ジーッと見つめてくる。


「あ、見つかった」


ポカンと口を開けたまま、俺はゴブリンに殺られるのかなと子供にしては考えられない妄想をしていた。そして、その見つめていたゴブリンはこっちへ恐る恐る向かってきて、俺に敵意が無いと判断するやいなや、一気に走ってきて手持ちのこんぼうを振り下ろしてきた。危なかった。間一髪だった。


「大丈夫かい?坊主」


目の前になにが起こっているのか理解出来なかった。前には平均的な身長で綺麗な青色のマントを着て、右手には武器かなにかの杖を持ち、顔立ちはさすが異世界と言えざるを得ないイケメンさを備えた美男子がいた。


「だい……じょうぶです」


俺は素直に答える。前にいる美男子の足元には、なにかに焼かれたような焦げた死体にいつの間にかなっていたゴブリンがあった。


「ああ、こいつかい?僕が君を襲おうとしていたから、殺しておいたよ。僕はこんな体型でも、一応冒険者という職業をしているからね」


俺が恐怖に満ち溢れている目でゴブリンを見ていた事がバレバレでそう言ったのだろう。


「あ、名前言っておくよ。僕の名前は、ヘル・マーキュリー。ヘルって呼んでね。こう見えて、()()()の一人なんだ」


俺も名前を言わなければと反射的に思い、俺も名前を言う。


「ぼ、僕の名前は石上悠人。よ、よろしくお願いします」


小学生低学年レベルの口調で話す。やはり、体は別人だ。


この出会いが、俺の運命を大きく覆すことになる。



読んでいただきありがとうございます。読者の期待に添えるよう頑張っていこうと思います。

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