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捨て子からの異世界転生  作者: ほっかいろ
9/12

精霊

 大切なシーンがあります。重要人物が出てきます。

 ~これまでのあらすじ~

 主人公は、異世界の五歳の女の子の{ユイ}体に入った主人公、最初は、暗い森のなかにいたが、{バンカさん}という名前のおばさんに拾われた。バンカさんは、領主の、{カミラさん}の母親で、夏になると、領主宅で住んでいた。バンカさんとカミラさんは中級貴族なのだが、バンカさんが好きなので、バンカさんは、冬には森で住んでいる。バンカさんにより、自分は捨て子だったことを知る。領主宅では、バンカさんとカミラさんがピアノの話をしていたので、ピアノがが得意な主人公は、良くわからなかったけど、音属性と偽った。しかし、調子に乗って、英雄ポロネーズを弾いてしまったので、五歳児が作曲だなんてありえない、と、嘘にきずかれ、結局、二つの属性をもつ、双属性、ということになった。ちなみに、火属性と音属性だ。また、異世界人には、一人ひとり精霊が憑いて、その精霊から力をもらい魔法が使える。また、精霊を呼び寄せるために、音属性ならピアノを弾いて、上手ければ上手いほど、良い魔法が使える精霊が憑く。というシステムがあり、下の位の精霊が憑いている人、、例えば、下級精霊が憑いているひとには、上級精霊が憑いている人の、上級せいれいが見えない、という仕組みもある。ユイは、異世界にはない曲を弾いたので、もちろん憑いているはずだった。しかし、誰にも精霊が見えなかったのだ。皆、上級精霊が憑いているのかた、喜々していたが、ユイは、そうではなかった。ユイには、精霊が見える魔法が使えなかったのだ。でも、作曲ができる言い訳として、精霊が見える、ということが分かる話し方をしてしまったので言い出せなかった。なので、ぶっ倒れて、その拍子に精霊が見えなくなった、ということにしておいた。

 そのこともあって、お城の、座学や魔法を教えてくれる教室に入ったユイは、最初は魔法が使えるのかと考えていたが、魔力が足りなくて、精霊すら見えないことを体感した。チートじゃない転生に嘆いたユイは、神様に文句を言った。翌日、子供教室にいくと、文字もよめないし、地理や歴史も成績が悪かったので、めっちゃ苦手のタイプの先生に個人レッスンされることになって、、、、、というのがいまです。

 それ以外には、

 {メイドさん}

 ユイに仕えているメイドさん。ドレスを着てほしがっている。

 {執事さん}

 ちょっと感情を押し込めるのが苦手、、、、、、すぐに暴走するので、ユイに心の中でいろいろ悪口いわれている。また登場する予定は、、、ない。(入れるかも、しれない)


 「ま、まさかここまでとは思うませんでしたわ、、、」

 すいませんでしたね。青いキャベツとか、紫のキノコとか、ちょっと歪なものを見せられたんだけど、全部名前が分からず、このありさまだ。今は頑張って覚えている。

 「時間がないわね。じゃあ、この木札は宿題です。次は、歴史をやります。」

 




 「う、、、、、、、、、」

 「では、失礼しますね。」

 机の上には、木札がどっさり置いてあった。紙は高価なのか、、、、とか感心している暇もなく、木札を抱えられなくて困っていると、

 「あの子かわいそうですわね。」

 「そうですわね、宿題はいつもとても多いものね。あの方。」

 「それに、お説教モードに入ると怖いわよね。別室につれていかれますものね。」

 「みんな顔が青くなってましたけど、何があるんでしょうね?」

 「あらやだ、お昼の時間よ。」

 「今日は特製のアップルパイを焼いてきましたの。」

 「あら、楽しみだわ。」

 今、聞き捨てならないことをきいたような気がするんだけど。気を付けよう。

 つ、つぎは、お弁当たべながら魔法だったよね。あ、魔法か、、、憂鬱だな。

 えーっと、どこの教室行くのかな?

 「ユイさんかしら、、、、、あらまあ。」

 教室にはいって歩いてきた綺麗な黄色いドレスを着た女の人が、話しかけてきた。木札をみて顔を引きつらせているけど。

 「ええっとー、どちら様ですか?」

 「あら、ごめんなさいね。魔法の授業に来るのが遅いから、迎えに来たのよ。木札は、私が持つのを手伝いますから、行きましょう。」

 魔法の先生は、身長が高くて、私が座っていることもあり、顔が良く見えなかった。でも、金持ちっぽい。着ているドレスが、他の人の物より、ちょっと豪華だ。

 「はい。」

 木札を抱えて、教室を出る。

 黄色いドレスの人は、チラッとこっちをみて、話しかけてきた。

 「ユイさんは、魔力量はどのくらい?」

 「魔力量ですか?わかりません。あ、でも、まだ精霊が見れないんですよ。」

 「あら、そうだったの。でも、この年で敬語が上手いのでしたら、座学に力を入れてらっしゃるの?」

 「いえ、あの、算術以外は苦手で、、、」

 あー、恥ずかしい!

 「着きましたよ。、、、木札はここに置いておいて、お弁当だけ持ってきてください。」

 「はい。」

 お弁当は、バンカさんが作ってくれた、サンドイッチと、クッキーだ。

 「じゃあ、ここに座ってくださいね。」

 「あれ?」

 教室の中には、一人も人がいなかった。

 「ああ、みんな魔法ができるようになる、下級精霊が憑いていない人とか、簡単な下級魔法マスターしちゃった人とかで、もう、だれもいないのよ。」

 「じゃあ、なんでこんなにただっぴろい教室使うんですか?」

 「えーっとね、あれよ、私達教師の、土地みたいなものだから、できるだけ使っていないと、取り上げられたりして、そうしたら、ねえ、お友達の皆さんに恥をかくでしょ?」

 あー、貴族って大変だよね。なるほどね。

 「うん、はい、じゃあ、まず魔力量から計りましょう。」

 「この水晶に手を置いて。」

 水晶はひんやりとしていて、気持ち良かった。

 「え~っと、あらまぁ!凄いわ。」

 え?なに?

 「凄いわ!魔力量が、普通の成人の二倍。しかも、音属性は全小属性に適性がああるわ!」

 あ、心当たりがあるような気がする、、、、、。か、神様?

 「魔力量っていうのはね、歳と共に増えるのよ。あ、子供から大人になったらっていうことで、大人になったら、増えなくなるんだけどね。で、子供のころの魔力量は、大人になったら、倍、二倍、三倍近くになるの!あー、羨ましいわ!」

 私は眉をしかめた。怖いよ。後で代償とか言われたらどうしよう。

 って、え?パッと一瞬真っ暗になった。

 「え?」

 何?これ?あれ?これって、、、、。

 「これが、精霊なの?」

 「ど、どうしたの?」

 「先生、なんか、あそこにフワフワなんか浮いてます。それから、先生の横にも、女の人がいるし、、、、、、」

 『やっと見えるようになったんですか?』

 「うわ!」

 ロボットの様に首を動かして後ろを見る。

 そこには、透き通る水色の目と、ピンクっぽい金髪で、真っ赤な唇を持ち、他の精霊たちの何倍も美しいドレスを着ている、精霊がいた。


 あらすじで書き忘れているところとか、読みにくいところとかあったら、感想で教えてください。

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